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【転職】20代が面接でしがちな間違い3選と対処法【元商社の採用担当が解説】

 

転職を検討している20代

「転職を考えてるけど、転職には自信があるな!でも、念のためどういったことに気を付けた方がいいのか知っておきたいな。まだ20代だから履歴書や職務経歴書はそれほど書くことが多いわけじゃないし、、、きっと面接がポイントだな。面接で大切なことを教えて欲しいな。」

こんな疑問にお答えします。

✓この記事の想定読者

・20代で転職を検討している人

・転職が初めてorそれほど転職したことがない人

・転職の面接でどういったところがポイントか知りたい人

 

こんにちは、税理士で元5大総合商社・大手金融で働いていた、まぐすです。

この記事では、「20代が面接でしがちな間違い3選と対処法」というテーマで解説していきたいと思います。

✓この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、4大税理士法人から5大総合商社・大手金融を経て、現在ではまったり海外生活をしています。

また、それぞれの企業で採用担当者をしていました。応募者は20代~30代が中心だったので、面接官側の感情もよくわかっています。

事前にしっかりとした準備をすれば、超大手企業にだって転職可能です。

 

この記事を読めば、転職を検討している20代の人でも、「面接にどのようにのぞめばいいか」「事前にどのように準備すればいいか」が分かります。

 

この記事を読んで、実行してみて、ぜひ転職を成功させてくださいね。

 

20代が面接でしがちな間違い

 

まずは、20代が面接でしがちな間違いについて紹介します。

これは、実際に僕が面接官をしていた際に、面接官の中で特に議論になっていたポイントなので、必ず覚えてくださいね。

 

間違い①:プライドが高い

 

20代に多いのが、プライドが高いことです。

高学歴だからなのか、学生気分が抜けていないからなのか、なぜか「俺、出来ます!」アピールをしがちです。

 

出来るアピールは即戦力採用の時だけ

 

もちろん、「出来るアピール」のすべてが悪いとは思いません。

特に、即戦力として転職者を採用しようと思っている企業にとっては、そのくらい前向きな姿勢はむしろ歓迎します。

 

でも、20代の転職者となると、基本的にはポテンシャル採用。

「これから一緒に仕事していきたいと思う人かな」「長くうちの会社で頑張ってくれそうかな」そんな目線で見ています。

 

そのため、基本的には「出来るアピール」よりも、前向きさ・やる気・社交性などをアピールした方が、採用されやすいです。

 

なにも実績を残してませんよ。

 

もしかしたら、「前の会社で評価が高かった」「同期で売上が1番でした」ということで、自信満々にプライド高くなってしまっている人もいます。

ですが、その点はよく考えた方がいいです。

 

前の会社での実績やすごさは、他の会社には分かりませんよ。

例えば、「同期の中で売上1位」と言ったら、「頑張ってるんだな」とは思います。でも、それが「すごいね!」とは心の底からは思ってません。

だって、その理由が「トレーニーの先輩がすごいのかな」「たまたま優秀なチームに配属されたのかな」など、色んな可能性が考えられるからです。

 

間違い②:知ったかぶり

 

もしかしたら、落とされやすい1番の理由かもしれません。

何か質問をしたときに、知らないのにまるで知ってるように話している人、多いです。

 

でも、これはかなりの逆効果です。

 

知ったかぶりはバレてますよ

 

面接官は、これから挑戦しようとしている業界・会社の先輩またはプロです。

知ったかぶりしたところで、それは面接官にバレていると思った方がいいです。

 

「え、でも反応よかったし、、、」と思う人もいるかもしれませんが、それは単に面接官が「流しただけ」。

せっかくいい印象だったとしても、それ1つで評価が変わってしまうかもしれませんよ。

 

知らなくても悪くない

 

もちろん、その会社のことや業界のことなど、当然に知っているべきことは、事前に調べておくべきです。

でも、海外のニュースや専門知識などは、知らないことがあっても仕方がありません。

 

『難しい質問には、分からなければ素直に答えよう』

分からない質問があれば、素直に分からないと答えてオッケーです。

そしたらきっと、何か補足情報がもらえるかもしれません。

 

そこで何か意見を持てるかもしれませんよ。

 

『一緒に働いて楽しそうなやつ』を目指そう

 

採用者側としては、20代なら『これからドンドン伸びていってもらいたい・伸ばしてあげたい』と思っているはず。

なので、自分の部下・後輩として一緒に頑張れるかどうかで見てることが多いです。

・これ教えてください!

・一緒に頑張らせてください!

こんな感じでOK。前向きな姿勢を見せるのがおすすめ。

 

過去の実績は最初に紹介したり、職務経歴書に書いたりすることは大切です。

でも、面接全体を通しては、そうした『姿勢』が1番評価されますよ。実績よりも姿勢です。

 

間違い③:人の成果を話す

 

面接で、人の成功話をしてくる人が多くいます。

「え、そんな人いるの?笑」と笑っている人もいるかもしれませんが、むしろほとんどの人がそうです。

「〇〇案件において、××を達成しました。」といった話です。例えば、以下のような例です。

新製品の販売で、僕はデザイン担当をまかされました。

スケジュールもタイトで大変でしたが、チーム一丸となって、見事に売上目標を達成することができました。

 

一見、良さそうなエピソードですよね。

でも、このエピソードって「チームとしての成功話」ですよね?

 

この話では、実際に話している本人がどういった人なのか、どこが大変だったのか、どういったスキルを持っているのか等が全く分かりません。

 

事実を笑顔で話してくれればOK

 

もちろん、上記のエピソードだって本人の頑張りがあってのこと。それは面接官だってわかっているはずです。

でも、知りたいのは目の前の転職希望者のことだけ。チームのことではありません。

 

そのため、無理に大きく見せようとか、する必要ありません。20代で大きな成果を上げている人なんて世の中ほぼいないので、事実を笑顔で話してくれればOKです。

 

対処法を紹介

 

それでは、上記のようなポイントを防ぐために、僕がおすすめの対処法を紹介します。

 

一度は第三者と面接練習しよう

 

転職初心者の人は特にですが、一度は面接の練習をしてみましょう。

「え、でも話すのには自信ありますよ!」

こんな人も、一度やってみることをおすすめします。

 

というのも、普段の生活で「相手から査定・評価される」という場面は珍しいからです。こういった特殊なシチュエーションにおいて、相手の気持ちを一度理解しておいた方がいいと思います。

例えば、以下のような点がポイントです。

・相手がどういう目的でその質問をしているのか

・自分の返答を聞いて相手はどう思うか

・相手はどういった点を重視しているのか

 

転職はバイトの面接とはまた違います。

こういったことを早めに気づけるかどうかで、履歴書や職務経歴書の書き方にも影響してくるので、人と話すことに自信がある人も必ず一度はやるべきです。

 

練習相手は第三者がベスト

 

練習相手は、出来るだけ第三者にしましょう。

 

会社の同期や先輩、友達だと余計な感情が入っちゃう

 

転職を考えたとき、相談しやすいのが会社の同期や先輩、友達などだと思います。

でも、面接の練習はこれらの人以外とするようにしましょう。

 

理由は以下の通りです。

普段の人柄やキャラクターなど、仕事に直接関係ない感情を捨てきれない、忖度されてしまう。

 

会社の同期や先輩、友達など、お互いをよく知っている間柄だと、客観的かつ正確なコメントは難しいと考えた方がいいと思います。

もちろん、「相談するな!」というわけではありません。面接の練習という意味では、最適な人材ではないということです。

 

出来るだけ客観的に、忖度することなくコメントをくれる人と練習しましょう。

 

一番いいのは第三者

 

そのため、僕がおすすめする練習相手は、以下のような人です。

・感情を介入させない人

・忖度せずコメントしてくれる人

・転職・面接に慣れている人

上記を満たす人が、練習相手として最適です。

 

例えば、以下のような人がおすすめ。

・知り合いの知り合いで、イメージするキャリアを歩んでいる人

・面接練習までしてくれる転職エージェント

 

おすすめは「面接練習してくれる転職エージェント」

 

とはいえ、「知り合いの知り合いで、イメージするキャリアを歩んでいる人」を探すのは大変。

さらに、その人がどこまで履歴書や職務経歴書なども吟味した上で練習に付き合ってくれるか分かりません。

 

おすすめは「面接練習してくれる転職エージェント」

 

そのため、おすすめは「面接練習してくれる転職エージェント」です。

特に、転職初心者は必ず転職エージェントと練習した方がいいです。

僕が初めて転職したときは、最初に3社のエージェントと練習しました。

その後は、最終的に信頼できると判断したエージェントと、適宜練習またはシミュレーションしてみるといった感じでした。

 

さらに、おすすめ理由は他にもあります。

面接慣れしているエージェントなら、過去の質問リストを持っているかも。

 

転職に慣れているエージェントなら、過去の実績をリスト化した「質問リスト」を持っているかも。

実際、僕が転職したときもいくつもの転職エージェントが質問リストを無料でくれました。それに基づいて練習していたため、かなり自信につながりました。

 

「でも、転職エージェントなんて必要ないでしょ!」という人は、ぜひこちらの記事も併せて確認してみてください。面接の練習以外でも、転職エージェントを利用するメリットはかなりたくさんあります。

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転職エージェントを利用した方が、成功確率または好待遇での転職確率は、各段に上がると思いますよ。

 

おすすめ転職エージェント

 

上記を踏まえて、僕が20代の転職者におすすめする転職エージェントは、こちらです。いずれも無料なので、一旦登録してみるのがおすすめ。

これらの転職エージェントなら、面接までしっかりサポートしてくれます。

リクルートエージェント:  支援実績と求人数が圧倒的に多い。上の2つと提携していない企業の求人を取りこぼさないように、念のため登録した方がいい。

転職なら【DODA】: トップクラスの求人数と実績・評判を誇る最大手転職のひとつが『DODA』

パソナキャリア: 『2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント』第1位にも輝いている大手エージェント

※リンクをクリックすると公式ホームページへアクセスします。

 

また、転職の目的や業界ごとに区分したおすすめ転職エージェントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。必ず併せて確認してみてくださいね。

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今回は以上です。

ありがとうございました。

 

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