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税理士法人への就職・転職で失敗しないために確認すべき働き方のポイント【採用担当が紹介】

 

税理士業界で転職するか悩んでいる人

『税理士業界での転職を検討しているんだけど、転職で失敗したくないな、、、、避けるべき税理士法人や会計事務所の特徴とかあったら教えてほしいな。あと、選ぶポイントとかあれば知りたいな。』

こんな疑問にお答えします。

 

✓この記事の想定読者

・税理士業界に挑戦しようと思っている人

・いまの会計事務所から転職しようと思っている人

・どんな会計事務所があるか知りたい人

 

こんにちは、税理士のまぐすです。

この記事では、税理士業界での転職を悩んでいる人に向けて、「避けるべき会計事務所・税理士法人の特徴」を、「働き方」に関する特徴に絞って紹介します。

 

✓この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、元4大税理士税理士法人で働いていました。

また、採用担当マネージャーも担当していたため、様々な税理士業界の事務所の働き方や労働環境についてリサーチしていました。

 

もちろん、会計事務所によって環境も状況も個性も違うので、全てが当てはまるというわけではないかもしれません。

ですが、ここでは「その特徴の裏にある背景・理由」まで紹介するので、この記事を読めば「税理士法人選びで確認すべきポイント」「なぜそれを確認する必要があるのか」が分かってもらえると思います。

 

そのため、項目だけみて「あ~それね!」とならずに、ぜひ最後までご覧くださいね。少しでも参考になったとしたら嬉しいです。

 

それでは、紹介していきます。

 

特徴①:繁忙期以外も帰りにくい

 

税理士業界は、所得税や法人税の申告期限が重なる1月あたりから3月あたりまで繁忙期である一方で、税理士試験のある7月から9月頃は比較的閑散期となります。

 

この時期は、多くの人が長期休暇を取得しています。

 

このように、忙しさばかりが目立ってしまう税理士業界であっても、年間を通してみれば、忙しい時と忙しくない時期があって、ちょうどバランスが取れていると考えられています。

にもかかわらず、繁忙期以外の時期にも休みが取れないと言うのは、理由として考えられるのは以下の2つです。

 

そもそも人的リソースが足りてない

 

休暇が取れない理由として、

単純に人が足りていないかもしれません。

繁忙期以外の時期でも休めないということは、繁忙期はそれ以上に忙しくなると思います。

 

ちゃんと繁忙期以外には長期休暇を取らせてくれる事務所は、いくらでもありますよ。

 

事務所の文化・慣習

 

「休暇を取らないことが美徳」「休暇を取れないのが当たり前」という風習の事務所なのかもしれません。

最近の税理士業界の動向としては、働く側にも配慮して、残業を減らす努力や、休暇を取りやすい制度にしたりと、事務所ごとに努力をしています。

 

繁忙期も帰りにくいというのは、そうした風習が根強く残っているのかもしれないので、しっかりと見極めた方がいいかもしれませんね。

 

特徴②:試験休暇をくれない

 

多くの税理士法人や会計事務所では、閑散期である7月ごろから、有給休暇と試験休暇を組み合わせて、試験に向けての長期休暇を取得させてくれるところが多くあります。

 

それらの税理士法人や会計事務所としては、早く試験に合格してもらって活躍してもらいたい!年間通じて業務に集中してもらいたい!と言う思いがあるからです。

 

また、ちゃんと従業員の将来のことまで考えてくれているといえると思います。

そのため、試験休暇をちゃんとくれないということは、その逆なのかもしれません、、、

というのも、一般的には、従業員が税理士試験に合格すると、以下のような変化があるからです。

 

理由①:給料が上がってしまう

 

個人や中堅規模の会計事務所では、税理士に合格していない人は、いわば『勉強中の身』。

最初のころは少し給料が低く、だけど税理士資格に合格して初めて給料が上がると言うことも多くあります。

 

ただし、もちろん試験に合格したからといって、スキルが一気に爆上げするわけではありませんよね。

 

そのため、合格を素直に応援してくれる事務所かどうかは、しっかり見極めたいポイントです。

 

理由②:転職されてしまう

 

転職市場においても同じです。

当然のことではありますが、資格を持っていないより持っている方が需要が高まります。

 

そのため、会計事務所としては、合格されてしまうと転職されてしまうリスクが上がるとも言い換えることができます。

 

【余談】転職しても大事なつながりは続く

 

転職をためらっている方の中には『事務所には不満があるけど、尊敬すべき上司や先輩がいるから止めにくい』と言う人がいます。

ですが、信頼関係が築けていれば、必ず関係性は続くでしょう。

 

仮に、頻繁に会う機会がなくなったとしても、税理士業界は非常に狭い業界です。

例えば租税研究会のセミナーや同業他社との飲み会などで会うケースはかなり多いと思います。

 

したがって、それを理由に転職をためらっていると、とても時間を無駄にしてしまいますよ。

 

特徴③:休暇を取得しにくい

 

休暇を取得しにくいというのは、実は大問題です。

 

休暇をくれないと言うのは、会社の文化または所長の考えに他なりません。

 

上記でも説明しましたが、税理士業界には基本的には繁忙期と閑散期があります。 1年通してこれらのバランスが取れて初めて、企業として成り立つのです。

 

さらに、現在では税理士業界は圧倒的に売り手市場であるため、Big 4税理士法人を始めとする大半の事務所は、従業員の働き方の改善に力を入れています。

つまり、閑散期にもかかわらず、休暇を取りにくい又は実質的に取れないと言うのは、世間の傾向と逆行しているだけでなく、悪しき文化・伝統とも言えるかもしれませんよ。

 

そのような文化・慣習は基本的には所長の考えに基づくものである可能性が高いですし、文化や慣習は、簡単には変わりません。

 

または、その主張があなたの考えを尊重していない、または気にも留めていないかもしれません。

そうなると、あなたはどんどん時間を無駄にしてしまって、転職市場での価値すらも下がってしまうかもしれません。

 

さいごに

 

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紹介したポイント3つのおさらいです。

 

特徴①:繁忙期以外も帰りにくい

特徴②:試験休暇をくれない

特徴③:休暇を取得しにくい

 

今回は「働き方」をテーマに取り上げてみました。でも、これは良い環境で働く上では、本当に大切なポイントです。

 

これらポイントの見分け方

 

ただ、正直なところこれらポイントを事前に見極めることはかなり大変です、、、

 

僕の場合は、税理士業界の転職に強い転職エージェントを利用しました。

 

正直、これらポイントはその事務所の実態をよく知っている人しか分かりません。

こちらの記事で詳しく紹介していますが、転職を成功させるためには、税理士業界の転職に強い転職エージェントを利用するのが一番です。

 

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こちらの記事で、税理士業界の転職に強いおすすめの転職サイト・エージェントを詳しく紹介しているので、ぜひ自分にあったところに登録して、最適な事務所を探してみてくださいね。

 

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今回は以上です。ありがとうございました。

 

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