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【税理士試験】受からない人の傾向と合格に必要なこと3つ【明日からできる】

税理士試験になかなか合格できない人

『ちゃんと資格の学校にも通ってるのに、なかなか試験に受からない。何が悪いんだろう…
勉強すればいいことはわかってるんだけど、それ以外に何か対策はないのかな。』

こんな疑問にお答えします。

こんにちは、税理士のまぐすです。

この記事を書いている僕は、勉強期間約2年半で税理士試験を終えました。

ですが、新卒で入社したBig 4税理士法人では、多くの仲間たちが税理士試験に合格できず苦しんでいました。

Big 4税理士法人は、業界の中でもかなり忙しい環境。そんな中でも合格していく仲間たちもいました。

今回は、そういった自分と周りの税理士試験合格者を見て、『受からない人の傾向と合格に必要なこと』について説明していきます。

✔この記事から学べること

・ 合格しにくい人の悪習慣

・ 合格のために必要な習慣

・ モチベーションを維持する方法

少し厳しい表現もありますが、税理士試験は最難関の国家資格の1つに数えられるほど難しい試験。甘い事は言ってられませんよね。

 

必要なこと①:孤独に慣れろ

孤独

資格試験の予備校に通っていると、こんな人を見かけるはず。

・ 喫煙所にいつもたまっている

・ 合格してないのに後輩に税理士試験を語っている

・ フリースペースでみんなと長時間勉強してる

正直に言います。これらに該当する人は必ず税理士試験に苦労します

僕の知る限り、これをやってる人で順調に合格していった人を見たことがありません。

反対に、順調に合格した人でこういった人も見たことがありません。

誤解のないようお伝えすると、情報交換をやめるべきといってるわけではありません。

有益な情報交換なら、むしろやるべきです。

ですが、寂しさを紛らわせるためや、『勉強した気』になるために、他の人と無駄に話している人は、見直した方がいいと思いますよ。

必要なこと②:間違いノートは必須

合格のために、間違いノートは必須です。

税理士試験は、一定の点数以上を取れば合格という試験ではありません。

上位だいたい10%が合格するという試験です。

そのため、例えば事業税法は酒税法の試験では、多くの人が9割以上正解なのにも関わらず、合格できないということもあるんです。

つまり、ここから言えることは以下のことです。

①  みんなが解ける問題は必ず正解する

②  誰も分からない問題に無理に手を出さない

では、どうやって『みんなが解ける問題』かどうかを判断出来るかというと、こちらです。

『あなたが見たことがある問題かどうか』

資格の学校のテキストやテスト、問題集で見たことがあるかどうかで判断すればオッケーです。

税理士試験に挑戦している人のほとんどが、次の学校のいずれかに通っています。

・ 資格の大原

・ 資格の学校TAC

・ 資格の総合スクール – LEC東京リーガルマインド

そのため、これらの学校に通う生徒は、学校で出された問題は必ず見たことがあるため、多くの人が正解できるはずなのです。

ただ実際には、見たことがあるにも関わらず多くの人が間違えてしまう問題もあります

そのため、『間違いノート』が必ず必要なのです。

もうお分かりだと思いますが、間違いノートを作る目的は『一度見た問題をすべて出来る様にするため』です

これさえやっておけば、合格はかなり近付きますよ。

必要なこと③:モチベーション維持に徹する【方法も紹介】

コツは1つ。とにかく未来につながることを考えよう。

以下では、僕がおすすめするモチベーション維持の方法をお伝えしますね。

方法①:ライバルを見つける

孤独に耐える力は必要ですが、身近に目標となる人を置くことも大切。

『この人には絶対に負けたくない』もしくは『この人と頑張るんだ』と思える人がいると、サボりたくなったときに考え直すきっかけになりますよ。

ちなみに僕は、信頼できる仲間とテストの点数を発表し合うことで、刺激し合っていましたよ。

方法②:実務の本を読む

勉強に飽きたり、疲れてしまったら、先生に相談した上で、実務に関する簡単な本を読んでみましょう。

おすすめなのが『事例集』です。

事例集は、具体的な取引や事象を元に、条文や通達を使って結論まで解説してくれています。

これは実は、2つのメリットがあります。

✔ 実務の本を読むメリット

・ 将来の仕事のイメージができる

・ 理論問題の勉強になる

具体的な事例を知ることで、将来自分がどんな仕事をしているかイメージすることができます。

合格後の未来をイメージできれば、『早く合格しなきゃ』『早く実務やりたいな』という気になりすよね。

また、事例集を読むことで、理論問題の勉強もできるのです

✔ 事例集が理論問題の勉強に生かせるポイント

・どうしたら簡潔に説明できるか
・どういった構成がわかりやすいか
・どういったアプローチで考えるか

こういった知識があると、理論問題で点数を稼ぎやすくなります。

従って、勉強に飽きたら、先生に相談の上で実務の本(優しめでオッケー)に目を通してみてくださいね。

方法③:転職サイトで求人を探してみる

モチベーションが上がらなかったら、転職サイトに登録して求人情報を見てみるのがおすすめ。

実際ぼくもそうしてました。

モチベーションが下がるときって、今の自分の頑張りが将来にどう生きてくるのかが分からないときだったりします。

そんなときは、転職サイトに登録してみましょう

もちろん、今はまだ試験に合格していないので思った求人はないかもしれません。

でも、『合格したらこんなところに就職できるんだ』『合格したらこんなに年収上がるんだ』といった発見があるはず。

出来るだけ具体的に将来をイメージすることで、きっとやる気が復活しますよ。

もし、まだ転職サイトに登録していない人がいたら、こちらにおすすめの転職サイトをまとめていますので、登録してみてくださいね。

登録は無料だし、早ければ5分くらいで終わります。

登録後、求人情報を見ることが出来るので、眺めているだけでもやる気がUPすると思いますよ。

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さいごに

税理士試験は、本当に辛い試験です。

実力通りに合格するとも限らないし、合格までかなりの期間が必要です。

でもきっと、少しずつでも何かを変えていけば合格できるはずです。

この記事が、次回の試験でのあなたの合格に少しでも貢献できたらと思います。

THE END

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