資格試験に挑戦しようとしている人
『資格にチャレンジしようと思ってるけど、なかなか点数が伸びない、、、どう勉強したらいいのかな?できる人は間違いノートを作ってるって言うけど、どう作ればいいのか知りたいな』
こんな疑問にお答えします。
✔この記事の想定読者
・資格試験にチャレンジしようとしてる人
・短期間で成果を上げたい人
・点数が伸びずに悩んでいる人
こんにちは、独学でTOEIC 900点を達成した、税理士のまぐすです。
この記事では、資格にチャレンジしようとしてる人に向けて『間違いノートの重要性とその具体的な作成方法』を紹介します。
✔この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、税理士試験の簿記論・財務諸表論に約4ヶ月で合格し、TOEICも独学で900点を達成しました。
超高学歴と言うわけではない僕が上記を達成できた理由は、間違いなく『間違いノート』のおかげです。
TOEICや税理士試験の資格試験。出題範囲が決まってるわけじゃないし、ただなんとなく勉強してても点数が伸びないですよね。
この記事を読めば、効率的に点数UPさせるための間違いノートの作り方が分かりますよ。『初めて間違いノート作ってみます!』という人はもちろん、既に作ってる人でも、1つくらいは新しい発見があると思います。
ぜひ最後までご覧くださいね。
それでは、解説していきます。
📓もくじ
間違いノートがなぜ大事?
間違いノートがなぜ重要か。
一言で言えば、『間違いノートは最終的に、最強の武器になるから』です。
具体的には、以下のとおりです。
✔間違いノートの重要性
・一度解いた問題は、すべてできるようになる。
・やりがちなイージーミスに気がつく
・本試験直前、やることが定まるので心に余裕ができる
・本試験で、解くべき問題と無視していい問題がわかる
世界に1つだけ、自分だけの最強のテキスト。これをやれば、明らかに点数アップする問題集ですからね。
本番直前は、これをマスターすればいいだけ。
過去の問題集全てをひっくり返す必要もありません。
個人的には、TOEICも税理士試験も、面倒くさがらずに間違いノートをしっかり作っていたからだと思っています。
以下で紹介する作り方と注意点から、1つでも役立つ情報を見つけてくださいね。
間違いノートの作り方と注意点
それでは、具体的な作り方を、注意点とともに解説します。
ステップ①からステップ⑦の、計7つに分けて解説しますね。
ステップ①:ノートは2種類に分ける
ノートは必ず、2種類に分けて作ってください。
『個別問題』と『総合問題』に分ける
ノートの分け方は、『個別問題』と『総合問題』です。
試験は個別問題の集合体。個別問題と総合問題で、復習の目的やポイントが違います。
試験は、個別問題の集合体です。
そのため、個別問題で知識を問われることはもちろん、総合問題では別のスキル・知識が求められます。
個別と総合で復習すべきことは違う
個別と総合、それぞれを復習することで、振り返るべきポイントや、チェックすべき項目が違います。
例えば、個別問題でチェックすべきポイントは以下の通りです。
✔個別問題の場合
・そもそもの基礎知識
・苦手分野や得意分野
・具体的な解き方や考え方
それに対し、総合問題でチェックすべきポイントは、例えば以下の通りです。
✔総合問題の場合
・時間配分や解く順番
・文章などからの必要情報の収集力
・ミスしやすいポイント
・本試験のための戦略
『本試験の戦略』とは、例えばTOEICなら、こちらの記事で紹介している『試験問題を折って見やすくする』などです。
本試験になると、『問題を飛ばしちゃった、、、』『回答欄をまちがえた、、、』って経験、一度くらいある人も少なくないと思います。
個別問題で知識を向上させるだけでなく、総合問題もしっかり見直して、ミスの傾向や具体的戦略を探るのも大事です。
ステップ②:間違った問題をそのままコピー
ここからは、間違いノートの『具体的な書き方』について紹介します。
まず、問題は『手書き』ではなく『コピー』がおすすめ。
問題は手書きじゃなくてコピー
間違いノートにチャレンジしたけど、途中で作らなくなったり、挫折したことがある人も少なくないと思います。
問題を手書きするメリットはほぼなし。コピーでストレスを減らそう。
イメージとしては、こんな感じ。
『手書きすれば、問題も覚えられるじゃん、、、』と思う人もいるかもしれません。
ですが、後半で詳しく紹介しますが、そもそも間違いノートは『何度も解き直して価値があるもの』です。
問題までも手書きすると、時間もかかるしストレスも大きいため、継続の壁になります。
そのため、問題自体はコピペでオッケーです。
イージーミスも無視しない
問題をコピーする際、イージーミスや単純な見落としも、必ず間違いノートを作るのがおすすめ。
本試験は、イージーミスだからと言って点数はもらえません。イージーミスや単純な見落としも、必ず対策が必要です。
最初のうちは、単純な見落としまでも間違いノートを作ると、結構大変かもです。
ですが、本試験が近づいてくると、しっかり勉強していた人ほど、これが効果絶大です。
特に『勉強はしてるけど、点数が伸びない、、、』と言う人は、必ずやってみてくださいね。
ステップ③:解答を自分で作る
問題とは逆に、回答は丸写しじゃダメです。
回答は、自分自身で、自分の言葉で作ろう
回答は自分の言葉で作る
以下のような経験、一度くらいはあるんじゃないかと思います。
・解説見ても、何言ってるかわからない、、、
・なんとなく分かった気がする、、、
解答や解説を見ても、それだけでは知識として定着させるのは困難。
ちゃんとリサーチし、自分なりの解釈や覚え方などをメモすることで、初めて価値があります。
間違った問題は、模範回答や解説を見ながら、自分の言葉で・将来の自分に向けて解説してくださいね。
ノートに余白は残す
じゃあ一度ちゃんと調べたからと言って、完璧ってわけじゃないです。
間違いノートは、何度も解き直して価値があるもの。
ただし、解き直す時期やタイミングによって、考え方や覚え方にも違いが出てくるかも。
他の項目の勉強も進めてると、色んな発見があります。覚え方が変わったり、『当時の自分の解釈が間違ってた』なんてことも。
そのため、必ず『追記するための余白』を残しておくべき。
自分を過信せず、将来の成長した自分にもう一度レビュー・添削してもらうのがおすすめですよ。
ステップ④:回答したときの感情をメモ
そして、後で振り返ったときに、効果絶大なのが、『回答したときの感情をメモしておくこと』です。
感情をメモしておくと、以下のようなメリットがあります。
✔感情をメモするメリット
・苦手意識のある項目がすぐわかる
・イージーミスしやすいポイントがわかる
苦手意識のある項目がすぐわかる
問題を解いていると、「あーこの項目苦手だな」「後でこの分野はしっかり復習しなきゃ」と思うこと、よくあると思います。
ですが、忙しかったり、やることが多いと、ついつい忘れがち。
後で復習しても、どこから手をつければいいのかわからない、なんてこともあると思います。
そのため、その時の素直な感情をメモしておけば、自分の苦手分野苦手意識のある項目に、すぐ気がつけるので、復習もしやすくなりますよ。
イージーミスが多い項目に気がつく
イージーミスは、「知識」よりも「感情」が原因で起こることが多い。
例えば、以下のような気持ちでいる時、ミスしやすいなって人、少なくないと思います。
・時間がなくて焦っている
・簡単な問題で油断している
・寝不足で集中できていない
イージーミスしやすい項目や、その時の心境や状態。
それは、人それぞれ。
だからこそ、自分だけの最強の教科書である間違いノートには、感情も必ずメモしておくのがおすすめですよ。
ステップ⑤:難易度や重要性を付ける
解説まで作ったら、それぞれの問題に難易度や重要性を、自分なりにつけておいてください。
自分なりに難易度や重要性をつける
難易度や重要性をそれぞれの問題につけるメリットは、以下の通り。
後で見返したときに、どの問題から復習すべきかすぐにわかる。
数ヶ月~1年間、間違いノートを作っていくと、それなりの分量になるはずです。
本試験直前や、時間がない時に、どれから復習すべきか一目でわかるためには、重要性や難易度をつけておくのがお勧めです。
さらに、その重要性や難易度は、自分なりOKです。
難易度は人によって違うし、重要度だってそれぞれ判断が分かれる。
間違いノートはあくまで自分用なので、自分が復習しやすいようにしておけばOKですよ。
イメージは、こんな感じです。
上記の場合、「★★」で重要度を表現してます。
ステップ⑥:何度も解き直す
間違いノートが最強の理由は、定期的にそこまでの総復習ができること
テスト前や本試験前の復習で、1番無駄なのが『既にできる問題に時間をかけること』。
今さらやっても、自己満なだけで点数UPには繋がりませんからね。
間違った問題(=点数UPに繋がる問題)が集約されている問題集。
それこそが『間違いノート』です。
定期的に何度も解き直す
間違いノートは、定期的に何度も解き直すことで、その価値がさらに上がります。
理由は、以下の通りです。
・わからない問題や分野が厳選されていく
・長期記憶として暗記されていく
間違いノートは、世界で1つだけ、自分だけの最強の問題集です。
これさえ解けるようになれば、点数UPは間違いなしです。
ただし、本試験で解けて初めて意味があります。
解いた直後や、間違いノートを作った直後は、誰だって解けます。
真剣にノートを作ったからこそ、当然です。
時間をあけて、何度も解くから意味があります。
あくまで大切なのは本試験。本試験で出ることを想定して、勉強のスケジュールを考えてみましょうね。
ステップ⑦:傾向を分析する
何度か間違いノートを解き直したら、傾向を分析してみるのがおすすめ。
分析すべき傾向とは、以下の通りです。
✔分析すべき傾向
ポイント①:苦手意識のある分野
ポイント②:間違えやすい出題傾向
ポイント③:イージーミスしやすいときの心理状態
ポイント①:苦手意識のある分野
ポイント①は、わかりやすいですよね。
苦手意識のある分野は、できるだけつぶしておくのがおすすめ。
「少しくらい、点数落としちゃっても大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
でも、『苦手意識のある分野がある』というだけで、結構ハードです。
というのも、苦手な分野が出題された時、ネガティブな感情がわき上がるから
「うわっ、ここ出ちゃった」「えぇーまじかよ、、、」
こんな感情がわき上がると、その後の問題にも影響しがち。
試験が終わる最後まで平常心を維持するためには、苦手意識のある分野は、仮に点数が取れないとしても、克服しておくべきですよ。
ポイント②:間違えやすい出題傾向
『特に苦手意識がある分野・項目は無いのに、点数が取れない』
こんな人は、出題傾向に注目してみるのがオススメ。
同じ知識を問われていても、『図や表の形式になると弱い』『特定分野は大丈夫だけど、総合問題になると弱い』など、ウィークポイントは人それぞれ。
ノートを見返して、自分のウィークポイントを見つけてみると、対処しやすくなりますよ。
ポイント③イージーミスしやすいときの心理状態
総合問題の練習や、予備校での定期テスト。
採点してみて「あぁここミスしなければ…」「本当はここできたはずだし」と言ってスルーしちゃう人、いると思います。
イージーミスには、必ず傾向があります。
本試験は、あくまで『正解かどうか』。
間違いの原因は関係ありません。
イージーミスしやすいポイントや出題傾向が分かっていれば、実際に出題されたときに『あっ!ここだ!』と気付くことができるので、注意することができます。
イージーミスだと思って自分を誤魔化さず、しっかり対策するとすぐに点数UPに繋がりますよ。
まとめ
さいごに、この記事のまとめです。
間違いノートの作り方は、以下の通りです。
ステップ①:ノートは2種類に分ける
ステップ②:間違った問題をそのままコピー
ステップ③:解答を自分で作る
ステップ④:回答したときの感情をメモ
ステップ⑤:難易度や重要性を付ける
ステップ⑥:何度も解き直す
ステップ⑦:傾向を分析する
上記で紹介した作り方のうち、1つでも生かせる方法を見つけてもらえたら嬉しいです。
間違いノート、つまり「自分が分からない問題」をできるようになれば、効率的に点数UPできます。
TOEICでも税理士試験でも、資格試験にぜひ応用してみてくださいね。
今回は以上です。また次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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