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【テンプレート付】転職で成功する人の履歴書・職務経歴書の共通点5選【元商社の採用担当が解説】

 

転職しようと思っている人

『転職しようと思ってるんだけど、履歴書とかってどういうことに気を付けたらいいのかな?実際に転職で成功している人は、どんな感じで書いているのかな?転職で成功するための書類のコツとかあったら教えて欲しいな。』

こんな疑問にお答えします。

✓この記事の想定読者

・転職のためにこれから履歴書や職務経歴書を作ろうとしてる人

・転職で成功する人の共通点を知りたい人

・転職の書類審査で失敗したくない人

こんにちは、元大手企業で採用担当をしていた、まぐすです。

この記事では、転職で成功する人の履歴書・職務経歴書にどんな共通点があるのか、5つ厳選して紹介します。

なお、最後には「おっ!!」と思われる職務経歴書を書くためのテンプレートも紹介しますよ。

この記事を読めば、履歴書や職務経歴書がスラスラ書けるようになるだけでなく、書類選考にも通りやすくなると思いますよ。

✓本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、4大税理士法人・5大総合商社・大手金融機関で採用担当をしていました。

また、現在も国内と海外で採用担当をしていて、月に5名くらいの書類選考・面談をしています。

それでは早速、紹介していきますね。

 

共通点①:得意なことが明確

成功する人の共通点の1つ目は、「得意なことが明確に書いてあること」です。

得意なことを伝えるメリット

履歴書でも職務経歴書でも、自分が得意とすることや、得意とする分野は必ず記載するようにしましょう。

 

得意なことを伝える1番のメリットは、次のとおりです。

自分がその企業で活躍する姿を、勝手に相手にイメージさせること

採用担当者は、自分たちが必要としている担当分野や、任せたい仕事をイメージしながら面接に臨んでいます。

得意なことを知ると、、、

「こんなことができるんだ」「あ、こんな分野でも活躍してくれそう」

そんなことを勝手にイメージするので、より採用されやすくなりますよ。

 

時間をかけて棚卸ししよう

得意なことを伝える上では、実績と合わせて具体的に説明することが大切。

そのためには、しっかりと自分の実績を棚卸ししておこう。

 

「実績」といっても、そんな大それたことじゃなくてOKです。

会社員でそこまで大きな実績を残した人なんか、ほとんどいませんからね。

なので、大切なのは「小さくてもいいから実績をかき集めてくること」です。

そのとき、僕がおすすめする方法はこちらです。

・過去のメールを見返す

・同期と思い出話をする

・誰かに自分の実績を話してみる

こうすることで、小さな実績かもしれないけど、少しずつ「あの時頑張ったな」と思うことが蘇ってきますよ。

 

共通点②:希望・やりたいことも書いてある

採用担当は、転職者が入社してくれたら長く働いてくれることを期待しています。

なぜなら、転職エージェントへの紹介料や広告費用、社内での承認の手間など、コストも手間もかかっているから、まさに『一生の買い物』と思ってます。

 

そのため、候補者の入社後のキャリアを真剣に考えています。

採用担当者のためにも、『将来的にどんなことがやってみたいか』など、あなたのキャリアの希望もしっかり伝えましょう。

真剣度合いも伝わりますし、採用担当もあなたのキャリアをイメージしやすくなりますよ。

1番よくないのは、入社してから何をしたいのかが分からないこと。

『うちの会社に合うのか分からないなぁ』となってしまうと、すぐに辞められちゃうかもと思って不安になり、結果として採用してもらえません。

 

共通点③:抽象的な表現はしない

個人的に思う一番の残念ポイントは、「抽象的な表現を使っている人が多い」ことです。

抽象的な表現はマイナス

先日、こういったツイートをしました。

「抽象的な表現を避け」本当ですね。

採用担当をしてて気づくこと
抽象的な表現が多い

・適切に~
・迅速に~
・正確に~
・多くの~

こちらが知りたいのは『どのように』

・〇〇をすることで適切に
・〇〇を構築し迅速に
など

具体性を付けることを意識すればいい職務経歴書になると思いますよ。

履歴書や職務経歴書で目立つのが、「抽象的な表現」。

・適切に~
・迅速に~
・正確に~
・多くの~

という表現が目立ちます。

ですが、採用担当者として聞きたいのは、「それをどのように実現したの?」ということ。

あまり具体的な表現ばかりしていると、「実はたいしたことできなかったんじゃないか」と思われてしまいますよ。

その点、成功する人は、何とか具体例などを挙げつつ説明しています。

具体性を付けること、これは常に意識してもらいたいです。

 

 「どのように」を意識しよう

じゃあ、どうすれば「具体性を付けることができるか」ですが、例えば以下の表現を使おうとしている人は、少し注意して考えた方がいいです。

✓具体例(どのように)が必要な表現

・広い視野

・客観的な

・迅速に

・これまでの経験を生かせると思い

・良い関係構築

こういう場合、以下のことを意識してみるのがおすすめ。

具体性の例:

・使用していた分析ツールは?

・担当していた企業名(大手だったら)は?

・担当していた顧客の規模や業界は?

・数字(売上、顧客数など)は何かある?

実際にそのシーンを思い出してみて、画で考えてみましょう。

その周りにあったもの・自分が使っていたもの・どんな人がいたか、などを考えて、少しずつ肉付けしていけば、実はそれほど難しくありませんよ。

控えめな表現も避けるべき

多くの日本人が、「控えめな」表現を使います。

例えば次のとおりです。

〜少し

〜多少は

~と思います

「自分は主担当ではなかったから、そこまで言い切るのはなぁ、、、」という人もいるかもしれません。

ですが、採用担当からすれば、主担当じゃなかったからといって、その経験を否定することはありません。

むしろ、控えめな表現をされてしまうと「実はこの人、チームにはいたけど何もしてなかったのかな?」と思ってしまいます。

「ちゃんと仕事したんだ!」と思うのであれば、控えめな表現で遠慮する必要は全くありませんよ。

 

共通点④:その企業を知る努力をしてる

当然のことのはずですが、想像以上に影響は大きいですよ。

辞退しそうな候補者に使ってる時間はない

好きな人が出来たら、その人のことを知ろうとしますよね?

やりたいことが見つかったら、どんなものか調べますよね?

転職もそれと同じ。

好きな企業や興味があるポジションがあれば、しっかり調べてくるはず。

 

反対に、『この人、うちの会社のこと何にも調べてないな』と感じたら、『この人はうちの会社に興味ないから、内定だしても入社しないな』と思ってしまいます

興味なさそう、つまり辞退しそうな人に使ってる時間はありません。

すぐにお断りしちゃいますよ。

リサーチしてる=信頼感

自分の会社をしっかりとリサーチしてる人は、信頼できます。

転職は人生で大きな決断のはず。

なのに、しっかりリサーチもしてなかったら、今後仕事を任せるのも不安になります。

出来るだけリサーチして、信頼を勝ち得てください。

 

共通点⑤:履歴書はビッシリ埋める

 

履歴書は第一印象を決める

履歴書はその人の第一印象を決めます

確かに、履歴書は決まったフォーマットに、決められたことを書き込んでいくだけ。味気ないものになりがちです。

ですが、だからこそ転職で成功する人はそこで違いを見せてくれます。

採用される人の共通点は『ビッシリ埋めてくること』

これは、履歴書の右半分のことです。つまり、趣味や特技などの欄。

『詳しいことは職務経歴書に書いてあるからいいでしょ⁉︎』

そんなことを言う人もいますが、実は職務経歴書をしっかり読まれる人というのは、『履歴書で興味を持たれた人だけ』

職務経歴書は長いですからね。先に見るのは必ず履歴書です。

履歴書で興味を持ってもらえるように、成功者たちはビッシリと書いてますよ。

趣味や特技も書こう(話のきっかけに)

趣味や特技も書こう。

その理由は、あまり知られていませんが以下です。

企業側は、書類審査の段階では顔写真や住所などの個人情報が見れない

実は、企業のホームページなどから直接応募された場合を除き、転職のときは書類選考の段階では企業側に配られる履歴書の写真や個人情報は、すべて隠されています。

そのため履歴書などから「人間性」を感じることが難しいんです。

趣味や特技をきっかけに「人間性」を感じると、(特に共通の趣味を見つけると)「なんかいい人そうなので、会ってみましょうか!」となります。

少しでも書類選考をパスするためには、趣味や特技についてもしっかりアピールしましょう。

なお、参考になる記事はほかにも用意してます。気になるものがあったら併せて確認してみてくださいね。

・転職の失敗例を知って、自分が当てはまってないか確認したい人|転職の失敗例7つ!現役採用担当者が悩みを解説【こうならないように注意】

・志望動機に悩んでいる人|現役面接官が答える!転職での志望動機に悩んだ時の6つの対処法

・面接で成功するための攻略法・ポイントが知りたい人|転職で合格・成功するための面接の攻略法・ポイント3選【不安解消】

 

おすすめするテンプレート

さいごに、職務経歴書におけるテンプレートを紹介します。

こちらのテンプレートに従って文章を組み立てていけば、おのずと伝わりやすい表現になりますよ。

 

早速ですが、伝わりやすい文章のテンプレートはこちらのとおりです。

1、実績を述べる(「~を〇〇するという案件を担当しました」

2、事実を述べる(チームの人数、自分のポジション、規模など)

3、困難だったことを述べる(「達成するためには~ということを解決する必要がありました」など)

4、解決するために採った策を、理由と共に述べる(「~が問題だったので、〇〇という対策を取りました」

5、達成したことによって得られたこと・感じたことを述べる(「この業務を通じて~」)

こういった文章を取ることで、単純に「○○を達成した」というだけじゃなく、その中であなたが発揮した力や身に付けたことなども伝えることができますよ。

どの実績・どのエピソードを話すときにも、ぜひ意識してみてください

 

さいごに

履歴書と職務経歴書は本当に大切

書類瀬能だけでなく、そのあとの面接のときや、採用者側の社内承認のときも、これらの資料が基礎になります。

上記で紹介したポイントは、転職成功者は必ず守っています。

転職は人生の大きな決断です。妥協せずにしっかりと自分の書類を見直してみてくださいね。

 

また、既に書類を準備したにもかかわらず「なんか納得できないなぁ」「全然うまくかけない」という人は、もしかしたらアウトプットが足りないのかも

履歴書や職務経歴書を一度作ったら、とにかくアウトプットしよう。

どうしても相手がいなければ一人でもいいです。とにかく「話す」「書きなおす」そして「フィードバックをもらう(一人なら、見返してみる)」を繰り返すこと。

ただし、上手くいかない人は、僕のおすすめは第三者からアドバイスもらうこと。

もしかしたら、いま利用しているエージェントが合わない可能性もあります。

例えば、こちらのエージェントは、履歴書や職務経歴書の添削もしてくれます。

リクルートエージェント:  支援実績と求人数が圧倒的に多い。上の2つと提携していない企業の求人を取りこぼさないように、念のため登録した方がいい。

転職なら【DODA】: トップクラスの求人数と実績・評判を誇る最大手転職のひとつが『DODA』

パソナキャリア: 『2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント』第1位にも輝いている大手エージェント

※リンクをクリックすると公式ホームページへアクセスします。

登録や面談するだけで履歴書や職務経歴書の添削を受けることができます。

「書類審査でうまくいかない」「書類に自信がないな」という人は、必ず登録してみてください。

しっかりとプロに添削してもらい、改善してください。

 

転職は一生に影響します。妥協しないようにしてくださいね。

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