こんな悩みを解決します。
本記事では、転職のための必要情報の効果的な収集方法のポイントを3つご紹介します。
また最後に、参考としてより情報収集する際の注意点の解説します。
✓本記事の信頼性
実際に、Big 4(四大)税理士法人、総合商社そして大手金融機関で採用担当したことのある僕が解説します。
面接官が転職希望者に、どういった情報を学習してきていることを期待しているかや、どういった目線で面接に臨んでいるかがわかります。
先に結論を述べておくと、必要な情報の効果的な集め方のポイントは、以下の3つです。
✓結論:効果的な情報収集のポイント
ポイント①:とにかくエージェントを使い倒す(転職エージェントは無料です)
ポイント②:ニュースリリースや有価証券報告書は宝の山
ポイント③:募集している理由を探そう
以下では、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。
この記事を読み終えると、転職活動の最初の一歩である情報収集の仕方がわかるので、気軽に転職活動を開始できます。
📓もくじ
ポイント①:とにかくエージェントを使い倒す
転職エージェントは無料で利用できるってご存知でしょうか?実は、とにかくその道のプロである転職エージェントを使い倒すことが第一歩なのです。その理由を紹介していきますね。
エージェントは内定者を出さなければ儲からない
日本の転職エージェントの基本的な収益構造、つまり「どうやって儲けているか」。
それは、紹介した人が無事に入社したらその企業から紹介手数料をもらう、つまり成果報酬型です。
その紹介手数料の額は、基本的には転職者の年収の30%~35%程度と言われています。
従って、転職エージェントとしては登録してくれた人になんとしても好条件で内定を勝ち取ってもらいたいというモチベーションが働くのです。
そのために彼らは、日夜企業の情報収集を行い、親身になって登録者の力になろうとするのです。
ボランティアではないので、逆に信頼できますよね。
企業の内部情報を知っている
企業側で「人材が欲しい」となった場合、まずは過去に実績のあるエージェントに連絡して、人材を募集していることを伝えます。
そして転職エージェントは、その企業の担当者のところへ出向き、いつ頃に、どのくらいの年齢・キャリアで、どういったスキルを持った人材を探しているか等のリサーチをします。
つまり、企業側としては代理でいい人材を探してくれる転職エージェントにできるだけ具体的な情報を伝え、転職エージェントとしては最適な人材を紹介することで出来るだけ高い紹介手数料を得ようとするのです。
そのため、過去に実績のあるエージェントは、その企業の担当者・内部事情などを細かく知っているので、志望者はそんなエージェントを見つけ出すことが大切。
さらに、もっと重要な情報、直接影響のある情報を持っている場合もあります。
それは、入社試験の過去問や、面接での質問内容をまとめていること。
企業によっては、志望者の基礎知識を図るために入社試験を用意しているところもあります。
そういった場合、企業との付き合いの長い転職エージェントは、過去問を取り貯めていてくれるケースもあるのです。
全く同じ内容は出ないまでも、事前に対策が打てて安心ですよね。
より多くの内部情報を獲得し、入念に対策を練っておくのがポイント。
もちろん、経験の浅いエージェントは、未だその企業とのコネクションを持っておらず、重要な社内情報を知ってはいないでしょう。
そのため、無理のない範囲で多くのエージェントと交流し、そのエージェントがどのくらいその企業へのコネクションを持っているか見定める必要があります。
ポイント②:ニュースリリースや有価証券報告書は宝の山
次に、主に上場企業に限りますが、企業が出している情報のうち特に大切な情報について説明していきます。
先日、こういったツイートをしました。
【#転職の事前準備】
株の経験がある人を除けば、有価証券報告書を見たことある人はほとんどいない。ですが、必要情報はほぼ全て載ってます。
転職で、企業理念や財務状況等を聞かれる事は少ないと思いますが、外部・内部環境は把握していることが前提ですし、あなたのコメントに説得力が増します。
— Mags まぐす|税理士×海外×ブログ (@Mags_career) September 29, 2019
就職・転職活動をしている人からアドバイスを求められ聞いてみると、その企業のニュースリリースや有価証券報告書、アニュアルレポートなどを見ていないという人が少なくない。。。
というのも、多くの人が商品紹介や採用ページ、先輩方のインタビューページくらいしか見ていないというのです。
ニュースリリースや有価証券報告書の重要性
そこで、その企業を知るうえで最も重要なニュースリリースや有価証券報告書が、なぜ大切なのかについて説明します。
情報の宝の山
まず結論としては、これらには事業内容や営業状況、財務状況などすべての情報が載っているからです。
有価証券報告書とは、上場企業などの一定の企業が法律(証券取引法)で開示が義務付けられているもので、記載する項目が概ね決まっているのです。
それは、一言でいえば会社のすべてです。
それもそのはず。有価証券報告書は、主に投資家に投資判断をするための情報を与えるものなので、事業内容や営業状況、財務状況などすべての情報が載っています。
その企業がいま調子がいいのか悪いのか、どういった問題を抱えているのか、どういった国や地域にビジネスを展開しているのかなど、細かく記載されています。
従って、志望者がその企業を知る上では必ず見ておかなければならない情報になります。
「知っておかなきゃいけない情報」も!
また、ニュースリリースにはその企業における最新のビックニュースが掲載されています。
例えば、どこかの企業を買収したとか、新たな商品をリリースしたとかです。
これらの情報は、企業の「IR情報」や「投資家情報」といったページに必ず掲載されているので、一番最新のものだけ見ておけばOKです。
ただし、これらの情報は膨大な量になります。有価証券報告書であれば100ページ以上になることも多いです。
そのため把握しておくべきことは、沿革や事業の内容、従業員数や財務状況(売上や利益/損失の状況)など、あなたが知りたいと思うことを大まかに把握しておけばOKだと思います。
あとは、面接が進むにつれて情報の細かさを調整すれば大丈夫です。
ポイント③:募集している理由を探そう
そう思う人も少なくないかもしれません。
そこで最後に、収集すべき情報についてお伝えします。
それは、募集している理由を探すということです。
当然かもしれませんが、志望者のなかには面接でとにかくその企業を誉めまくる人がいます。
そういった人は、往々にしてその企業のいい部分だけを見ています。
もちろん、批判したりするよりはマシなのですが、過度に誉めてもマイナスとなるケースもあります。話に信憑性や本気度合いが感じられなくなってしまうからです。
それよりも大切なのは、その企業がなぜいま人材を募集しているのかを推測することです。
すべてが順風満帆の企業というのは少ないと思います。
転職サイトや掲示板にマイナスなことが書いてあることもあるかもしれません。面接官はそういったマイナスポイントも自ら把握した上で面接に臨んでいます。
従って、上っ面だけを誉めたところで意味がありません。それよりも、なぜいま人材を募集しているのかを考えてみてください。
企業側が人材を募集しているということは、何か事情があるのです。
例えば、ある商品の売上が下がってきているため営業に力を入れようとしているとか、新規事業の立ち上げがあるため早急に人材を確保しなければならないとかです。
なぜなら面接官は、その人がそういった事情に当てはまるのか、活躍できる人材なのかという目線で見ているのです。
従って、決していい面だけ見るのではなく、業績悪化など悪い情報もしっかりと収集し、その企業が求めているであろう人物像に当てはまるんだということをアピールしてください。
まとめ
以上のように、転職にあたって効果的な情報収集のポイントを3つご紹介してきました。
こういった特徴を把握しておくと、面接もとても気持ちが楽になるのではないかと思います。
この記事を読み終えたら、ひとまず転職エージェントに登録しておきましょう。企業情報がメールで届いたり、無料で転職の相談ができます。いずれも5分ほどで登録できますよ。
上記のとおり、①無料で使える、②転職エージェントも本気、③情報量が多いことから、利用するメリットがたくさんです。
僕がおすすめする転職サイト・エージェントは以下の通りです。
・リクルートエージェント: 支援実績と求人数が圧倒的に多い。上の2つと提携していない企業の求人を取りこぼさないように、念のため登録した方がいい。
・転職なら【DODA】
・パソナキャリア: 『2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント』第1位にも輝いている大手エージェント
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こちらの記事でも、強みや特徴別にもっと詳しくおすすめエージェントを紹介しているので、ぜひご覧くださいね。
今回は以上です。ありがとうございました。