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おすすめクラウド会計ソフト3選を比較解説【現役税理士が解説】

クラウド会計ソフトに興味がある人

『確定申告や銀行からの融資の話もあるからそろそろ帳簿を作りたいけど、税理士に頼むほどじゃないな。クラウドの会計ソフトが流行ってるみたいだけど、実際自分はどれを使えばいいのか分からない。おすすめのソフトが知りたいな。』

こんな悩みにお答えします。

 

✓この記事の想定読者

・フリーランスや副業で稼いでいる人、小規模の会社を経営している人

・会計知識に自信がない人

・会計や簿記の知識がないけど、安く・手軽に記帳したい人

 

こんにちは、税理士のまぐすです。

今回は、上記のような人に向けて、税理士である僕がおすすめするクラウド会計ソフトを3つ、比較形式で解説します。

 

厳選した3つのソフトにも違いがあります。

そのため、おすすめする人も異なってきます。

 

✓本記事の概要

・おすすめする3つのクラウド会計ソフトの概要

・それぞれのソフトの特徴

・それぞれどんな人におススメか

 

この記事を書いている僕は、税理士としてBig 4税理士法人でM&Aや組織再編のアドバイザーとして活動していました。

現在は会計税務アドバイザーとして、富裕層やフリーランス向けに、確定申告や節税スキームなどのアドバイス業務を提供しています。

 

✓本記事の信頼性

税理士として多くの個人や富裕層、小規模法人の会計ソフトのサポートをしていただけでなく、クラウド会計ソフト導入のサービスなども行ってきました。

 

まず結論ですが、僕がおすすめするのは以下の3つのソフトです。

 

おすすめ①:【会計ソフトfreee(フリー)】【←経理に自信がない人向け】

おすすめ②:クラウド会計ソフト「マネーフォワード」【←取引数が少ない人向け】

おすすめ③:弥生会計オンライン(やよいの青色申告オンライン)【←事業拡大を目指している人向け】

 

それぞれ、無料期間や割引キャンペーンもあるので、最後まで読んで、ぜひ自分の環境や個性にあったものにチャレンジしてみてくださいね。

 

おすすめ①:会計freee【経理に自信がない人向け】

 

まずおすすめするのは、今や業界最大手「【会計ソフトfreee(フリー)】」です。

誰もが一度は聞いたことがある名前じゃないかと思います。

業界でも多くの賞を受賞するほど、クライド会計ではパイオニア的存在です。

 

主な受賞例:

例えば、以下のような賞を受賞されています。

・みずほ銀行が、有望なイノベーション企業を表彰する「Mizuho Innovation Award」

・アイティクラウド株式会社が運営するITreview Grid Award 2019 Summerの「会計ソフト」「経費精算」「請求書作成・見積書作成」「給与計算」4部門で最高位の「Leader」を受賞

・総務省、東京商工会議所などが後援する「第11回 ASPIC IoT・クラウドアワード2017」で、ASP・SaaS部門の「基幹業務系分野グランプリ」を受賞

など

Source:公式ホームページ「受賞歴

 

その実績に伴ってか、ここ数年で、大幅に利用者数が増えています。

こちらのホームページによれば、2018年4月時点、「クラウド会計ソフトfreee」を実際に利用した事業所数は100万事業所とのことです。

 

基本情報

 

利用者数 約100万の事業者(Source: 公式ホームページより)
基本機能 銀行連携、確定申告書作成、各種レポート、請求書・経費・給与・マイナンバー管理、スマホアプリなど
銀行データ等との連携 可能(約3600社以上)
スマホアプリでの操作 可能
お得キャンペーン 30日間お試し

 

料金

 

料金は以下のとおりです。

 

法人と個人という区分だけでなく、月額払いか年払いかによっても値段が異なってきます。

区分 月額 年払い
月額利用料(税抜) 個人 980~1,980円 9,800~19,800円
法人 2,380~4,780円 23,760~47,760円

 

月額ベースでみれば、今回紹介する3社の中で最安値となります。

※【2020/9/12 追記】無料で始められるプランもあり。まずはこちらから無料で始めてみるのもありですね。

》》無料でfreeeを試してみるなら登録はこちら

 

機能面での特徴

 

freeeの仕訳の最大の特徴は、なんといっても自動登録です。

 

freeeの自動登録は、今後同じ取引が発生した時には、自動でその取引を登録までしてくれる機能です。

 

そのため、たとえば水道光熱費や家賃など、いつも同じ内容の仕訳であれば、自動で処理してくれるので手間が省けます。

 

口コミ

 

以下ページによれば、2015年の調査によると、2015年確定申告期はユーザー満足度が86%と大幅に上昇し、96%が来年も引き続き利用予定という結果になりました。

 

96%が来年もfreeeで確定申告を希望。クラウド会計ソフト freee が2015年確定申告期のアンケート調査結果を発表。 〜 クラウド会計の利用が急速に進み freee 登録事業所数は3月末で30万到達見込み 〜

Source:公式ホームページ「プレスリリース

 

特に、freeeの導入を決めた理由の64%が「簡単でわかりやすい会計ソフトを探していた」という理由です。

 

この結果からも、freeeは「わかりやすく」「でも満足がいくソフト」ということがわかりますね。

 

また、半分以上がモバイルアプリを利用していることが分かります。

この点も、他のクラウド会計ソフトに比べたときのfreeeの特徴と言えます。

 

こんな人におすすめ

 

「特にこんな人におすすめ!」を紹介します。

 

おすすめな人①:会計知識に自信がない人

 

freeeは以下のような会計ソフトを目指しています。

 

「アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム」

Source:公式ホームページ「ミッションとビジョン

 

したがって、会計知識がわからなくても使いやすいソフトです。

確定申告まで、このfreeeがあれば簡潔できるので、設立して間もない会社さんなど会計知識に自信がない人にはこちらをおすすめしています。

 

▼とはいえ意識も大事。こちらのスマホで学べるサービスがおすすめ!!

スタディング|難関資格・国家資格を目指す方のためのオンライン資格講座

ジャスネットキャリア【アカウンタンツライブラリー】|税務知識や日商簿記3,2級など経理に役立つ100講座が学べる動画サイト

月額定額サービス【ウケホーダイ】|様々な資格学習が980円でウケホーダイ

※リンクをクリックすると、公式サイトへ飛びます。

 

おすすめな人②:できるだけ自動化したい人

 

会計freeeは、今回紹介するほかのソフトよりも自動化に力を入れています。

その一つが、上記で紹介した「自動登録機能」です。

 

「安く」「自動化したい」という人にはおすすめです。

 

無料で始められる会計ソフトfreeeの登録はこちら

 

おすすめ②:マネーフォワード クラウド会計【取引数が少ない人向け】

 

次におすすめするのがクラウド会計ソフト「マネーフォワード」です。

 

特に、全国の会計事務所や社会保険労務士事務所との提携強化に努めていることは、他の2つにはない特徴です。

 

マネーフォワード クラウドは、サービス開始以来たくさんの士業さまのご支援をいただき、成長してまいりました。

マネーフォワード クラウドをもっと便利にご利用いただきテクノロジーによる業務生産性向上と成長発展を支援させていただきたくマネーフォワード クラウド公認メンバー制度をご用意いたしました。

より一層、士業さまとの連携を強め中小企業のみなさまが、生き生きと働ける世界を目指してまいります。

Source:公式ホームページ

 

基本情報

 

利用者数 2017年10月現在で50万強の事業者(Source: 公式ホームページより
基本機能 銀行連携、スマホアプリ、確定申告書作成、各種レポートなど
銀行データ等との連携 可能(約3600社以上)
スマホアプリでの操作 ×
お得キャンペーン 無料会員(期限なし)

 

料金

 

料金は以下のとおりです。

会計freeeと同じく、法人と個人という区分だけでなく、月額払いか年払いかによっても値段が異なってきます。

 

区分 月額 年払い
月額利用料(税抜) 個人 1,280円~2,480円 11,760円~35,760円
法人 3,980円~5,980円 35,760円~59,760円

 

月払いは採用されているものの、会計freeeよりは少しだけお高めに設定されています。

※【2020/9/12 追記】無料で始められるプランもあり。まずはこちらから無料で始めてみるのもありですね。

》》まずは無料でマネーフォワードクラウド会計を試すなら登録はこちら

 

機能面での特徴

 

最大の特徴は、なんといっても一括登録です。

仕訳登録を一度に最大で50個まで登録できるので、毎回ではないものの、定期的に同じ取引が発生するような人には適したものです。

 

ただし、マイナス面としてスマホアプリでの経理処理ができないところがネックです。

 

マネーフォワードクラウドのアプリでは、銀行残高や損益のグラフの確認などはできますが、仕訳などの経理業務はできません。

こちらの記事で想定している読者の方々は、フリーランスや副業で稼いでいる人、小規模の会社を経営している人です。

 

できるかぎりスマホなどを使って手軽に済ませたいですよね。

 

口コミ

 

こちらの調査によれば、9割の利用者が『MFクラウド会計・確定申告』を引き続き使いたいと思うと回答しているとのことです。

 

『MFクラウド会計』を引き続き使いたいかという質問に対し、「とても思う」「ややそう思う」と回答したのは合わせて91%で、『MFクラウド会計』の満足度に関しては、「満足している」「やや満足している」と回答したのは合わせて82%でした。

また、『MFクラウド会計』を利用してみて経営改善を実感したかという質問に対し、「そう思う」「ややそう思う」と回答したのは合わせて65%という結果になりました。

Source:公式ホームページ

 

2017年の調査なので、信ぴょう性は会計freeeよりも上かもしれませんね。

 

こんな人におすすめ

 

おすすめな人①:仕訳数が少ない人

 

なんといっても、マネーフォワード クラウド会計の最大の特徴である一括登録機能を最大限に活用できる人、つまり「仕訳数がまだ少ないよ」という人におすすめです。

件数が少なければ、一括登録してできるだけ手間が省けます。

 

おすすめな人②:少し会計知識がある人

 

『取引件数は少ないけど、振替伝票など手入力もできるソフトがいい』

そんな人におすすめです。

 

会計freeeは、会計知識がない人向けに簡単な設定のみ(又は自動処理)としているため、少し難しい処理に対応していないこともあります。

 

そのため、少し会計知識があるのであれば、『半自動処理』であるこちらのマネーフォワードクラウド会計の方がおすすめです。

 

おすすめな人③:ブロガーやアフィリエイター

 

実は、マネーフォワードクラウド会計はブロガーやアフィリエイターのための企業と連携しているんです。

 

例えば、

・ランサーズやクラウドワークス

・ASPのA8.netやもしもアフィリエイト

との連携可能です。

 

したがって、ブロガーやアフィリエイター等にもおすすめです。

 

マネーフォワードクラウド会計の無料登録はこちら

 

おすすめ③:弥生会計オンライン【事業拡大を目指している人向け】

 

最後におすすめするのが、弥生会計オンライン(やよいの青色申告オンライン)です。

 


2015年7月にリリースされたばかりですが、「弥生」製品全体の登録ユーザー数は2019年9月現在で190万を超えています。

 

弥生株式会社は中小企業・個人事業主・起業家向けに「弥生会計」や「やよいの青色申告」をはじめとする業務ソフトウェアを提供しています。

現在は登録ユーザー数が190万を超え、お陰さまで20年連続シェアNo.1を達成しました。

Source:公式ホームページ

 

基本情報

 

利用者数 「弥生」製品全体の登録ユーザー数は、2019年9月現在で190万
基本機能 銀行連携、スマホアプリ、確定申告書作成、損益・現預金レポートなど
銀行データ等との連携 可能
スマホアプリでの操作 ×
お得キャンペーン 初年度無料または半額プラン

 

料金

 

料金は、ほかの2つと違って年払いのみとなっています。

 

区分 年払い
月額利用料(税抜) 個人 無料~12,000円
法人 26,000~3万円

 

年払いでみれば、今回紹介する3つの中で最安値となっています。

※【2020/9/12 追記】今なら、初年度無料キャンペーンもあり。まずはこちらから無料で始めてみるのもありですね。



 

機能面での特徴

 

なにより、クラウド会計ソフトである「弥生会計オンライン」に限らず、「弥生会計」としてパッケージソフトで高いシェアをもっていることが特徴です。

登録ユーザー190万※5を突破

弥生シリーズの登録ユーザーは延べ190万を超えました。

多くのお客さまがいるからこそ、その声を製品開発やサービスに活かせるのです。

Source:公式ホームページ

 

これほどまでのシェアを誇っているのだから、「間違えたくない!」という人には向いているソフトと言えます。

 

口コミ

 

サービスそのものの調査はありませんでしたが、こちらにカスタマーセンターに対するお客様満足度調査の結果が公表されていました。

2019年12月の調査によれば、94%利用者が満足していると答えたとのことです。

 

分からないことがあった際のサポートが期待できますね。

 

こんな人におすすめ

 

おすすめの人①:取引が多く、会計にそれなりに自信がある人

 

「弥生」製品のそれぞれが、各分野に特化したソフトとなっています。

それぞれの機能は税理士法人や会計事務所の多くが利用しているほどなので、多機能を使いこなすためにはそれなりに会計に自信がある人が望ましいと言えます。

 

実際に働いていたから分かることですが、実はBig 4税理士法人でも導入していますよ。

 

使いこなせれば、今後事業が大きくなっても弥生会計オンラインで十分に対応可能です。

 

おすすめの人②:コスパ重視な人

 

年額費用で比較しても最安値ですが、初年度無料キャンペーンもあり、コスパは最強です。

これは個人的な見解ですが、将来的に会計だけでなく他の製品にもパッケージで売れる可能性があるからの自信なのかもしれません。

 

ですが、もし利用しやすいのであれば安い方がいいですね。

 



さいごに

 

さいごに、今回紹介した3つのソフトを簡単に振り返ります。

 

おすすめ①:【会計ソフトfreee(フリー)】【←経理に自信がない人向け】

おすすめ②:クラウド会計ソフト「マネーフォワード」【←取引数が少ない人向け】

おすすめ③:弥生会計オンライン(やよいの青色申告オンライン)【←事業拡大を目指している人向け】

 

とはいえ、それぞれの会計ソフトは、デザインや操作方法などでも工夫を凝らしています。

そのため、特にこだわりがない人や、すぐさま変更しなきゃいけないという人でなければ、一度無料で使ってみることがおススメです。

 

その人にあったものがあるはずですよ。

 

また、クラウド会計ソフトだけでも十分ですが、以下のような人もいるはず。

 

・ しっかりと節税がしたい

・ 間違っていないか心配

・ 今後ビジネスを拡大していくつもり

 

こういった人は、必ず税理士を付けておくことをおすすめします。

 

なぜなら、ある程度自分で処理をしてから税理士にお願いすると、まずは過去の帳簿が正しいかどうかのチェックから始まるため、過去の取引についてたくさん質問されたりといったことがあるからです。

 

こちらのサイトからは、あなたにあった税理士を見つけることができます。

登録は無料なので、ぜひ自分にあった税理士を探してみることをおすすめしますよ。

 

▼こちらの「税理士ドットコム」では、無料であなたにあった税理士を探してくれますよ。まずは問い合わせてみてください。

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今回は以上です。

ありがとうございました。

 

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