海外赴任に憧れてる人
『海外赴任って、給料がいいとか面白いとか聞くけど、本当のところはどうなんだろう。
海外で働くことに憧れてるから、海外赴任の可能性のある企業への転職も考えてるけど、海外赴任の実際のところが知りたいな』
こういった疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・海外で働いてみたい人
・海外赴任に憧れてる人
・海外で働く方法を知りたい人
こんにちは、国際税理士のまぐすです。
結論、一時期の日本企業の海外進出ラッシュ時に比べると、楽なことばかりではありません。
そこで、この記事では、上記のような人に向けて海外赴任の大変さなどを解説します。
✓本記事の内容
・海外赴任・駐在の大変なところやデメリット
・どうして海外駐在が大変になったのか
・海外で働くためにはどうするのがおすすめか
この記事を書いている僕は、これまでのキャリアの中で何度も海外赴任のチャンスがあり、実際少しだけ駐在しました。
✓本記事の信頼性
僕は、これまで4大税理士法人・5大総合商社・大手金融で何度も海外駐在のチャンスがありました。
でも、少しだけ駐在してその後は駐在を選びませんでした。
そして現在、税理士として海外を中心に働いているため、多くの企業の海外駐在者と接点があります。
こんな僕が、海外駐在に憧れている人があまり知らない「海外駐在のデメリット」を中心に解説します。
📓もくじ
海外駐在のデメリット
デメリットは、以下の通りです。
デメリット①:忙しい、でも成長できない
海外赴任は、華やかなイメージがある人が多いかもしれません。
長身の白人と、スタバ片手に談笑するようなイメージです。
でも実際のところ、僕が知る限りはこんな意見が多いと思います。
✔駐在員の実情【例】
・ 駐在員は毎日夜中まで残業
・ やってることは社内調整
・ 親会社の指示は絶対
海外駐在員の主な仕事は、主に以下の2つのケースが多いと思いま
①:親会社と現地の間の連絡係
②:現地での日本企業や日本人向けの窓口
しかも、決して人数がたくさんいるわけではありません。
そのため、多くの場合が『社内調整などの単純作業』『専門知識が
デメリット②:思ったより給料は上がらない
海外駐在員って給料が高いイメージありますよね?
ですが、近年はそれほど駐在員の給料が高くなくなってきています
その主な理由は以下の通りです。
・ 海外コストの削減
・ 海外拠点のローカライズ
・ 危険手当の対象となる国の激減
海外コストの削減
最近は海外コストの削減をすすめている企業が多くあります。
三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、みずほフィナンシャルグループはいずれも、アナリスト予想を下回る利益見通しを示した。長引く超低金利環境の下、コスト削減が最優先課題となることは自明だ。特に海外での削減が急務になる。
野村は1980年代初頭、日本の投資家に米国債を販売する目的で優秀なトレーダーを採用したが、以降、国内では通用しても米ウォール街やロンドン金融街のカナリーワーフではあまり機能しない方法でつまずいている。すなわち、過剰なリスク回避や、利益よりもプロセス重視の中央からの集中管理体制、そして上級幹部を数年ごとに交代させる人事慣行だ。
出展:Bloomberg『野村や日本の大手銀行、依然として海外で苦戦-本格進出から40年』
そのため、例えば以下のようなケースが増えています。
・ 既婚者が家族で海外赴任する場合には多額のコストがかかってし
・ 危険手当や渡航費用等を減らすケース
・ 海外出張があっても、日当を出さないケースや、航空券はすべて
そのため、10年前位の日系企業の海外進出ラッシュの時と比べれ
とはいえ、チャンスがあれば海外へチャレンジしてみるべき。
人生がちょっとでも豊かになれるきっかけが、きっと待ってますよ。
デメリット③:働く国を選べない
当然ですが、赴任する国を選べないこと。
海外赴任に憧れる人の多くが、ニューヨークやロンドンといった世
もちろん、商社や金融業界であればそういった国や地域に多くの駐在員を派遣しています。
ですが、みんながそこを希望するため社内での競争は熾烈です。
自分が理想とする地域に赴任できる可能性は、ほとんどないと考え
また、その他の業界、例えば製造業やメーカーの場合には、工場や
そのため、海外赴任の可能性が高いのは、そう言った発展途上国が
一言で海外駐在と言っても、思った通りに行かない方が多いことを
デメリット④:行ける保証がない
これは当然ですが、海外駐在に行ける・行きたい国へ行ける保証は
海外駐在に行くには、社内の競争に勝たなければいけません。
特に、総合商社や大手メーカーなど、大手企業においてはいまだに
ですがその分、社内の多くのライバルたちと戦って、海外駐在員に
そんな就職希望者や転職希望者も多くいます。
そんなライバルたちがたくさんいるため、『就職したけど結局海外
実は海外駐在に選ばれる方法がある
税理士・会計税務アドバイザーとして多くのクライアントの海外進
それは、以下です。
『海外進出してるけど、高学歴で転職を希望してそうな人が少ない企業を選んで転職すること』
憧れている人が多い海外駐在ですが、実はイヤイヤ行ってる人も多
それは、こういった企業です。
・ 海外進出してるけど拠点数は多くない
・ 高学歴の人が多くない
・ 比較的ベンチャー企業
こうした企業は、海外駐在を目指して英語の勉強をしている人や、最適な人材がいないため、英語の勉強をして積極的にアピールすれば、海外駐在も夢ではありませんよ。
以下のような大手転職サイトに登録すれば、海外駐在希望者を募集している企業の求人を多く見つけることができます。
・リクルートエージェント: 支援実績と求人数が圧倒的に多い。上の2つと提携していない企業の求人を取りこぼさないように、念のため登録した方がいい。
・転職なら【DODA】
・パソナキャリア: 『2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント』第1位にも輝いている大手エージェント
※リンクをクリックすると公式ホームページへアクセスします。
登録は無料なので、興味がある人は探してみるのがおすすめですよ。
デメリット⑤:いつ戻れるか分からない
はれて海外駐在することになったとしても、多くの人が「日本に戻
考えるケースがたくさんあります。
例えば、以下のようなケースです。
・ 子供が小学校に進学する
・ 日本にいる家族に何かあった
・ その国のローカルスタッフとうまくいかない
そんな時でも、海外駐在は会社の決定に従わせる折れないので、
その会社を辞めざるを得ないのです。
ただし、そういう場合でもすんなり辞められないケースが多いです
自己都合の退職は帰国費用がもらえない
自己都合で退職し、日本に戻る場合は、多くの企業が日本への帰国
そのため、航空券だけではなく、引っ越し費用や、日本での家具を
そもそも退職させてくれない
企業によっては、海外赴任するにあたって事前にサインした契約書
これは、海外駐在の中には、海外駐在してこの国が気にいってしま
また、辞めさせてもらえるとしても、後任候補探しなどで何か月もやめられないということもあります。
そのため、海外駐在する前に、社内のルールをしっかりと確認する
さいごに
海外駐在は、「人生で1度は海外で働いてみたいなー」と考えてい
ですが、一時期の日本企業の海外進出ラッシュ時に比べれば、海外
海外で働いていると、「海外駐在なんてしなきゃよかった」と言う
そのため、単に憧れだけで『海外で働く=海外駐在』と安易に考え
そのため、いまの会社でも転職先でも、その会社の海外駐在の現状はしっかりと確認しましょう。
海外で働いた後の人生をしっかりと考えた上で、海外駐在なのか、
特に、以下のような人には「現地採用」がおすすめ。
・ 海外でスキルを磨きたい人
・ 海外で自由に働きたい人
・ いつでも日本に戻ってこれる方がいい人
海外での現地採用におすすめの転職サイトは、こちらの記事『【日本語でOK】海外への転職におすすめの転職エージェント3選【未経験でも安心です】』にまとめています。
登録は無料なので、登録してどんな求人があるか探してみるのがおすすめですよ。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。転職成功に少しでも役立てていれば嬉しいです。
人気記事:【目的別】海外旅行に持っていくべきおすすめクレジットカード6選【前もって準備を】
人気記事:【日本語でOK】海外への転職におすすめの転職エージェント3選【未経験でも安心です】