英語の勉強を頑張ろうと思っている人
『何とか英語の勉強をがんばりたいと思ってるんだけど、英単語や英文法、4技能のどれから手を付けたらいいのかな?早く英語力を伸ばすための勉強の順番があれば知りたいな。』
こんな疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・できるだけ早く英語力を上達させたい人
・英語の勉強、何から手をつければいいか悩んでいる人
・挫折せずに、効率的に英語力を上げたい人
こんにちは、国際税理士のまぐすです。
この記事では、英語の勉強をがんばろうと思ってる人や、がんばってるけど伸び悩んでいる人に向けて、「挫折せず、効率的に英語力を伸ばすために必要な、英語勉強の順番」を紹介します。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、社会人1年目でTOEIC 400点台。そこから独学で900点台にまで達成しました。
そんな英語力を武器に、4大税理士法人・5大総合商社・大手金融のGlobal tax managerを経て、海外で新規事業立ち上げ参画というキャリアを歩んできました。
「ダメダメな英語力でも、勉強の仕方次第ではいろんなキャリアが描けるんだな!」と思ってもらえると思いますよ。
「海外旅行でちゃんと現地の人と話してみたい!」「仕事で英語が使えるようになりたい!」
そんな人でも、しばらく勉強すると挫折しそう・くじけそうといったこと、一度は経験があるんじゃないかと思います。
この記事を読めば、正しい順番で効率的に英語力を伸ばせるようになるので、これまであこがれてた「海外旅行で外国人とスムーズに会話した!」「ビジネスでバリバリ英語を使えるようになった」となるための道筋がわかると思いますよ。
📓もくじ
最速で英語力を身につけるための勉強の順番
まずは結論。
挫折なく、効率的に英語力を伸ばすための学習の順番は、以下のとおりです。
「海外旅行でちゃんと現地の人と話してみたい!」「仕事で英語が使えるようになりたい!」という人は、上記のような順番で勉強するのがおすすめ。
以下では、ポイントに絞って上記の順番について紹介しますね。
英単語vs文法、どっちが先?
この議論、よく聞きますよね。
これに対する結論は、以下のとおりです。
結論、『中学レベルの単語が分かるか』次第です。
「昔は、英語がんばって勉強してた時もあった」「大学受験ではそれなりに勉強したよ!」
そういった人は、文法からスタートして全然OKです。
一方で、「これまでちゃんと勉強してこなかったな」「勉強してたのは○○十年も前だし、自信ないな、、、」という人は、まずは中学の英単語だけ復習しよう。
復習方法は、「中学英文法用の教材」で十分!
「え、中学の英単語から復習しなきゃいけないのか、、、」というと、心配いりません。
中学の英文法用の教材に載っている単語だけ、覚えればOKです。
特に中学校用の英単語帳を、買いなおす必要はないですよ。
『中学の英単語』が分からなきゃ挫折する
小学校や中学校で習う英単語。
これが分からなきゃ、きっと挫折しちゃいます。
なぜなら、これから英語の勉強をするための“基礎中の基礎”だからです。
小学校や中学校で学ぶ英単語が必要な理由。
それは、英語を話したり、書いたりするためではありません。
これから勉強するに当たって、知っておかなければ必ず挫折するからです。
数学で言えば掛け算、国語で言えば漢字みたいなもんです。
心配なし。『自信ないな…』くらいなら文法から始めてOK
そんな人もいるかもしれません。
でも、それなら英文法から初めてOKです。
下記で詳しく紹介しますが、文法に自信がない人は、以下の本から始めてみるべき。
この本は、小学校や中学校で学ぶような基本的な英単語を使って、基本的な中学校の英文法を紹介しています。
もし中学英語に自信がなくても、この本で英文法を復習しつつ、載っている英単語を覚えればOKです。
英単語は、そのあとのステップでやるので、安心してくださいね。
なお、英単語を最速で使えるようにするための勉強法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「自分は頭がよくなくて、、、」「どうしてすぐ忘れちゃうんだろう、、、」と悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
頭がよくないとか、記憶力が悪いとかではなく、やり方次第で覚えられますよ!
「英単語vs英文法」、結論は『英文法』です
上記でも簡単に紹介しましたが、「英単語vs英文法」ってよく議論になりますよね。
改めて結論をお伝えすると、以下のとおりです。
中学レベルの単語がわかるなら、英文法から勉強すべきです。
『単語がわかればなんとかなる!』は危険
そんな人、結構いると思います。
「なんとか海外旅行を乗り切りたい!」「街中で外国人に道を聞かれても無視したくない」という人は、それでもOKだと思います。
でも、「海外旅行を充実させたい」「ビジネスで英語を使いたい」と言う人は、必ず英文法からやるべき。
単語はパーツ。
枠組みに落とし込まないと、文章にはなりません。
文章じゃないと、意味は伝わりませんよ。
例えば、レストランで店員さんに「水」と言ったとします。
そしたらきっと、ちゃんと水を持ってきてくれますよね。
でもそれって、「英語が伝わった」というわけではありませんよね。
その場所がレストランで、言われた人が店員さんで、あなたがお客さんだからわかること。
つまり、状況や場面で、その単語はいろんな意味を持ちます。
ビジネスシーンや、ショッピング中の価格交渉などでは、単語を言っただけでは全く意味が通じません。
日本語と同じ。『誰が』『何を』『どうする』といったことに、いろんな選択肢がある場合には、単語だけじゃ通じませんよね。
文法の勉強はすぐ終わる(英単語を全て覚えるのは無理)
また、英文法は、英単語に比べて覚える量が圧倒的に少ないです。
例えばTOEIC。こちらの記事で紹介している教材を使えば、2か月くらいで終わりますよ。
「TOEICの独学では英文法を先に勉強すべき理由」についても詳しく紹介しているので、ビジネス英語の勉強を始める人は、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
とはいえ、文法にも順番がある
そう意気込む人もいますが、危険です。
前にもそうやって意気込んで勉強を始めたけど挫折しましたって人、意外と少なくないんじゃないかと思います。
社会人が効率的に英語力を伸ばすためには、勉強する順番があります。
英文法は、順番通りにしっかりと「思い出し作業」をしよう
僕がおすすめする順番は、以下のとおりです。
・よく使う基本的な英文法
・中学英文法
・高校英文法
・ビジネス英語の文法
これらにあった教材は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
厳選して紹介しているので、紹介している教材を一度手に取ってみても損はないと思いますよ。
リスニングvsスピーキング、どっちが先?
これも、どちらからやればいいか悩みますよね。
結論、リスニングです。
というのも、スピーキングを向上させるためには、リスニングを向上させるための大原則を知っておく必要があるからです。
英語には独自の「音の変化」がある
『リダクション』とか『リエゾン』って言葉、一度は聞いたことあるって人も多いと思います。
英語には、日本語とは違った独自の「音の変化」があります。
まずはこれを理解・マスターするために、リスニングを先に勉強するのがおすすめ。
音の変化に関する詳しい紹介や、リスニングの勉強法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
独学でTOEIC 400点台→900点台になった経験やノウハウを詰め込んでいるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
とはいえ、実はリスニングの方が難しい
と思うと、実は違います。
実は、スピーキングよりもリスニングの方が難しいです。
上級者になればなるほど、気づくと思います。
話すことは、すぐに上達できると思います。でも、リスニングはそのあともずっと勉強しなきゃいけないです。
リスニングは受け身、だから難しい
スピーキングは、自分が発信すること。
そのため、自分次第でなんとでもなります。
ですが、リスニングは誰かが発信したものを受け取る手段。
つまり、その発信方法は人それぞれ。変えられません。
日本人が話す日本語もそうですよね。
おじいちゃん・おばあちゃんの話が聞きにくかったり、地方のゴリゴリの訛りは意味がわからなかったり。
英語だって同じです。
そのため、しっかりとした方法で勉強しなきゃ、リスニングの上達は時間がかかってしまいますよ。
スピーキングはとにかくアウトプット
スピーキングを上達させるコツは、「とにかくアウトプットすること」です。
下手でもいい、間違ってもいい、簡単な単語だけしか使ってなくてもいい。
とにかくアウトプットしてみてください。
日本語を話すとき、「唇はこうして、舌はこうして、息はこう出す、、、」なんて考えてないですよね?
とにかく、まずは身体に「英語を話すこと」に慣れさせましょう。
ただし、どんなツールを使ってアウトプットするかは注意です。
世の中には、英会話学校やオンライン英会話など、いろんなツールがあります。
自分にあった、最適なツールを使ってみてくださいね。
僕がTOEIC 400点台から、独学で勉強して海外で新規事業を任せられるまでにやっていたおすすめツールは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
また、忙しい社会人こそ、効率的に学習したいですよね。
僕のおすすめは、インプットとアウトプットを一つのアプリでできる「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース 英会話セットプラン」。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね
早く上達したいなら「完璧」は捨てよう
「仕事で英語が使えるようになりたい」「早く外国人と話せるようになりたい」という人は、とにかく完璧になろうとするのをやめましょう。
完璧な英語なんてない
1つ考えてみてください。
完璧な日本語って、どんな言葉ですか?誰が話す言葉ですか?
例えば、日本を代表するような偉い方々が話す日本語のスピーチ。
とてもきれいな日本語で、きっと間違いがないんだと思います。
でも、その話し方を日常会話の中で使ったらどうでしょう。
きっと、一部の人にしか理解されないんじゃないかと思います。
(ニュースや新聞を見てても、「きれいな日本語だな」と思っても、よく意味がわからないなんてこと、よくありますよね。)
英語は国・地域・年齢や性別でぜんぜん違う
英語だって同じ。
誰が話すかによって、訛りや音の高さ、発音や文法だって、違います。
日本語と同じく、国や地域、性別や年齢等によって全然違います。
総合商社や大手金融で働いている時、世界中の人たちと英語でやりとりしていました。
みんなきっと、教養や知識、十分な実務経験があるんだと思います。
でも、みんなそれぞれ。英語は全然違いましたよ。
例えばTOEICのリスニングだって同じですよね。
女性の方が聞き取りやすいとか、オーストラリア訛りはよくわからないとか、いろいろあると思います。
それを全部理解しようとするのは無理なので、完璧を求めずに、ゴリゴリ進めていきましょう。
「ちょっとできるようになったかも」と思ったら次へ進もう!
「なんとなく文法わかったら」と思えばリスニングの勉強をしちゃっていいです。
「ある程度聞き取れるようになったな」と思ったら、どんどん話す練習をしましょう。
一通り勉強したら、「自分はリスニングが苦手なんだ」「話すのは結構得意だな」など、自分の得意不得意が見えてきます。
そしたら、そこだけ戻って重点的に勉強すればオッケーです。
一つのことを、じっくりがっつり勉強してもOK。
でも、それでは“間延び”してしまうこともあると思います。
ちょっとでも自信がついたら、迷わず次の勉強に進みましょう。
まとめ
さいごに、この記事のまとめです。
挫折なく、効率的に英語力を伸ばすための学習の順番は、以下のとおりです。
「海外旅行でちゃんと現地の人と話してみたい!」「仕事で英語が使えるようになりたい!」という人は、上記のような順番で勉強するのがおすすめ。
AIの進化・発展によって、英語についてもいろんなことが言われていますよね。
「英語は話せなくても大丈夫になる」「英語なんてAIがどうにかしてくれるっしょ!」など。
でも、断言します。英語で生活や環境は変わります。
僕自身、TOEIC 400点台だったにも関わらず、そこから5大総合商社や大手金融、さらには海外で新規事業を任せられるほどになりました。
今では、海外でゆったりプールの毎日です。
英語で仕事・キャリアは間違いなく変わります。
こちらの記事では、大手企業で採用担当をしていた立場から「英語の大切さ」を紹介しています。
いま頑張っている人・これから頑張るって人、ぜひ諦めずに目標を達成してくださいね!
目標とする英語力、望んでいる姿を実現できれば、年収アップだって可能です。
生活は必ず変わるので、この記事を読んであきらめずにチャレンジしてもらえたらうれしいです。
今回は以上です。
ありがとうございました。