TOEICの勉強を本気で始めようと思っている人
『これからTOEICの勉強を本気で始めようと思っているんだけど、独学で高得点を取るのは難しそうだな、、、どうやったら独学で高得点が取れるかな? TOEICを独学で勉強するための勉強法とか、重要ななポイントとかを知りたいな。』
こういった疑問にお答えします。
✓本記事の想定読者
・これからTOEICの勉強を本格的に始める人
・TOEICの勉強をしているけれど、なかなか点数が伸びない人
・もっと高得点を取りたい人
こんにちは、国際税理士のまぐすです。僕は現在、主に海外で働いています。
この記事では、僕の経験をもとに「TOEICを独学で900点以上取るために行ったおすすめ勉強法」について紹介します。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、社会人の初めに受けたTOEICは400点代。そこから本格的に勉強を始め、この記事で紹介する方法を実践してから半年くらいで750点を超えました。
そこから独学でTOEICの勉強を進め、約1年~2年後には900点を超えていました。
その後、5大総合商社や、大手金融機関のGlobal Tax Managerを経て、現在では主に海外で仕事をするようになりました。
そんな僕が、TOEICを独学で勉強する上で大切な勉強法・ポイントについて解説します。
解説する主なポイントは、以下の3つです。これらが本当に大切です。
ポイント①:勉強する順番・プロセス
ポイント②:最低限の適切な教材選び
ポイント③:同じ教材をとにかく反復
この記事を読み終えると、これからどのような手順でTOEICを勉強していけば良いか、または今の勉強方法のどの部分を変えれば良いのかが分かります。
TOEICで高得点を取るためには、小手先のテクニックだけでは難しいですよ。でも、ポイントを抑えれば思っているより難しくないです。
それでは、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。
📓もくじ
ポイント①:勉強する順番・プロセス
TOEICの勉強と聞くと、小手先のテクニックばかりに注目する人がいます。
ですが、なによりもまず、どのような手順・プロセスで勉強するかを考えることが大切です。
以下では、僕が考える「最速かつ独学で高得点を取るために必要な手順、プロセス」を解説します。
まずは基礎固め
TOEICはテクニックばかりが注目されますが、必要最低限の英語の基礎知識がなければ、そのテクニックすらも全く威力を発揮されません。
TOEICの勉強方法については様々な意見があると思いますが、TOEICの勉強法に関して言えば、僕は以下の方法が1番点数を伸ばしやすい手順だと考えています。
手順①:基礎的な文法を固める
手順②:TOEICにフォーカスした単語帳をマスター
手順③:TOEIC独特の表現を覚える
この順番が最適であると考えるのには、理由があります。
まずは英文法の基礎を固めるべき
英語の勉強で必ず議論されるポイント、「英単語 vs 英文法」。
これは絶対に文法だと確信しています。なぜなら、単語に比べて文法は圧倒的に覚える量が少なく、かつ、「単語を並べるためのフォーマット」だからです。
TOEICで満点を狙わないのであれば、必要となる文法の知識はそれほど難易度が高くないです。
文法は『文章の型』なので、最初に型を覚えてしまって、後はひたすらその型に単語を当てはめていくだけです。
スピードを上げるためにも文法は大切
また、ある程度TOEICができてくるようになると、必ずぶつかるのが「時間との戦い」です。
最初に文法でつまずいてしまうと、どうしてもスピードが出にくくなってしまうので、1番最初に文法をマスターしておくことが望ましいです。
イメージとしては、以下のような順番です。
文法をマスター
↓
徐々に単語を覚える
↓
TOEICの問題集をこなす
↓
TOEIC独特の表現方法、すなわちビジネス英語ならではの表現を、見かけた都度覚える
おすすめの英文法の教材
僕が、TOEICの勉強でまずおすすめする英語教材は、こちらです。
僕がおススメする英文法の教材は、こちらのキク英文法 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)です。
この本の特徴は、以下の通りです。
・すべての文法が網羅的に掲載されている
・各項目が端的にまとまっている
・例文が掲載されているので、使い方も分かりやすい
・持ち運び便利はサイズなので、いつでも勉強しやすい
広い範囲がコンパクトにまとまっているので、英文法を勉強するための最初の教材にはベストですよ。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ併せてご覧くださいね。
パート別の勉強
TOEICは、各パートで求められている知識が全く異なります。
上記で文法や単語の基礎を覚えたら、後は各パートで求められている知識を理解し、傾向やポイントを理解するためにも、各パートごとに勉強を進めることがおすすめです。
自分の得意なパート、苦手なパートを理解することで、テスト中でも自信が持てたり、日ごろの勉強で何を勉強すればいいかが分かるため、モチベーションの維持にもつながります。
僕の場合は、Readingでの時間短縮のために、Part 3とPart 4の勉強に力をいれました。
例えば、こちらの書籍は、スキマ時間を利用して勉強しただけで、かなり効果があったと思います。著者の中村澄子先生は、かなりのご実績があるので信頼できますよ。
公式問題集で模擬試験を繰り返す
ここまでくれば、後は時間配分や問題を解く順番、本番と同様の緊張感などに慣れてくるためにも、問題集を解きまくりましょう。
このとき使うのは、必ず公式問題集にしましょう!
公式問題集以外の問題を解くことがダメだとは思いません。
でも、公式問題集は本番と同じ団体が同じレベルで作っているため、これ以上に最適な問題集はないと思っています。僕自身も、当然にこれらの問題しかやっていません。
結論、時間があるなら全部やりましょう!
後述しますが、とにかくやり込むことが大切。「1冊終わったら次!」というように、出来るだけ多くの問題に触れるようにしましょう。
「あ、これまだ買ってないや、、、」「もう次のやつ出たんだ!」という人は、ぜひ次の問題集にトライしてみてくださいね。
独自の単語帳を作る
最後に必要なのが、自分独自の単語帳作ることです。
TOEICは、ビジネス英語にフォーカスした試験です。
そのため、ビジネスシーンを想定しているので時期や時代によって即座に流行が取り入れられることになります。
例えばチャット形式の問題は、比較的最近現れた出題形式です。
そのため、それに伴って使われてくる単語にも変化が生じます。
出版される英単語帳は、作成から出版までに相当に時間を要するため、もしかしたら最新情報が反映されていない可能性があります。
日頃、自分で勉強していてわからなかった単語はメモを取る習慣をつけ、自分だけの英単語帳を作成するようにしてください。
僕自身は、最後のほうは『TOEIC勉強=知らない単語を探し』のようになっていました。
そんな人におすすめなのが、こちらの1冊。
実はこの本、めちゃめちゃやり込みました!以下のツイートを見てください。
本棚を整理してたら昔のパートナー発見。綺麗に撮ってあげたけど、本当は中も外もボロボロ。
初めはTOEICを馬鹿にしたけど、900点を超えて周りの見る目も市場価値も大きく変わった。今では主に海外で働く日々。
市場価値を上げたいなら、環境を変えたいならTOEICはおススメです。 https://t.co/64DHtVu8Yp pic.twitter.com/ksYvNdzhjY— まぐす|税理士&元コンサル×商社×金融 (@Mags_career) November 12, 2019
正直、英単語帳を買うならこの1冊で十分です。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、買おうか悩んでいる人は必ず見てみてくださいね。900円ちょっとで、TOEICの単語力が劇的に変わると思いますよ。
ポイント②:最低限の適切な教材選び
続いて、どういった教材を選べばいいかについてです。これについても、ポイントを2つ説明します。
実績がある人または本を選ぶ
現在では、TOEICに関する本は世の中に山のように存在します。
それぞれの本が、売れるようにそれぞれオリジナリティーを出していますが、購入者である僕たちは、本物を見分ける力が必要です。
そんな時僕は、『実績のある人が書いた本』か『実績のある本』を選ぶようにしています。
実績のある人とは、昔からずっと継続して受験をしている人です。
上記の通り、TOEICはその時代のビジネスシーンを出来る限り反映するような作りになっていることから、TOEICの中での流行や傾向はとても変わりやすいです。
そのため、しっかりとその流行や傾向を常に把握している人が書いた本を選ぶべきです。
単純に有名かどうかや、分厚いかどうかなどではなくて、毎回しっかりとテストを受験している方が書いた本を選ぶようにしています。
「何度も改訂されている」もポイント
また、実績のある本、つまり、「何度も改定版が出版されている」ものを選ぶようにしています。
TOEICの中での流行や傾向が変化するのですから、それに伴って改定されていない本と言うのは、すでに時代遅れになっている可能性があります。
また何度も改定されていると言う事は、それだけ継続して人気、実績があると言うことです。
コンパクトにまとまっている本
こちらの記事でも詳しく紹介していますが、日ごろから反復することがとても重要です。
ですが、毎日継続する事は想像するよりもとても大変なこと。毎日の継続には、ちょっとしたすきま時間などを利用し、細切れに時間を使うことが大切です。
長時間デスクに座って勉強をする時間を確保することを難しい人も多いでしょうから、どんな時でも、どんな場所でも、少しの時間の積み重ねが大切だと思います。
その意味で、いつでもどこでも持ち運べる手のひらサイズのものをできるだけ選ぶべきだと考えています。
さらに、1つの言語を完璧にする事はかなり難しいことだと思っています。
そのため、英語と言う言語の勉強であるTOEICについても、完璧にする事は初めからあきらめるべきだと思っています。
例えば、あなたが日本人でずっと日本で暮らしていたとして、すべての漢字を読めるわけじゃないですよね。
意味のわからない言葉もありますよね。
母国語でも、完璧だと言える人はほとんどいないのではないでしょうか。
それに、標準語や関西弁、地方の独特な表現いやなまりなど、言語にはいろんな特徴があります。それは英語も同じで、例えばアメリカ英語でもニューヨークとカルフォルニアでは表現が異なることが多々あります。
したがって、TOEICを勉強する上で必要な教材は、学問のように英語を勉強するのではなく、広く浅い知識が1つにまとまった教材を選ぶべきです。
そしてもし、安定して高得点を取れるようになったら、その時に初めて、より深い知識を追求していくのがおすすめです。
ポイント③:同じ教材をとにかく反復
最後のポイントは、とにかく同じ教材を何度も反復することです。
世の中にはTOEICに関する本が山のようにあるため、本屋に行くたびに「あれも欲しい」「これも良さそうだな」などと、目移りしてしまうことも多々あります。
断言します。多くの本を薄くやるよりも、数少ない本を深くやったほうが圧倒的に身に付きます。
そのため、必要以上にいろんな教材に手を出さないことが重要です。
出来る限り負担を少なくするために少しの教材に絞り、とにかくそれを反復することが大切です。
もしある程度できるようになったとしても、ポイント①の基礎固めで使っていた教材を、一定期間開いた後でもう一度やってみるなど、反復こそが、TOEICでも高得点につながります。
【おまけ】英語を仕事で使えるようになりたい人のための勉強の手順
さいごにおまけですが、仕事で英語を使うようになるためには、以下のような手順で勉強することが望ましいと考えています。
まずはTOEICを勉強する
ビジネス英語の基礎とも言えるTOEICを勉強することが、最適なスタートだと考えています。
なぜTOEICがオススメかについては、こちらの記事にまとめていますので併せて確認してみてくださいね。
TOEICでの表現を覚える
こちらの記事でも説明しましたが、TOEICに出てくる英語表現は、本当にそのままビジネスシーンで使うことができます。
ビジネス英語独特の表現を数多く覚えることで、明日から仕事で使えるようになりますよ。
オンライン英会話でアウトプット
TOEICの勉強でせっかくインプットしたとしても、それをアウトプットしなければ長期的な記憶の定着にもならないし、何より使える知識になりません。
かといって、それほど時間を使うわけにもいかないし、費用も安く済ませたいもの。
そこで僕が活用したのは、オンライン英会話でした。できるだけ短時間でコストを安く、かつ毎日続けられるものとして、オンライン英会話が最適だと考えています。
僕がおすすめするオンライン英会話は、こちらです。
・Bizmates(ビズメイツ)|ビジネス特化型で、5ステップのレッスンフロー、25段階のレベル分け、レッスン後トレーナーから「フィードバックや学習した単語・フレーズ」が魅力です。また、ビジネスパーソンのために5~25時(全日)に利用可能なのもありがたい。
・レアジョブ英会話|2007年の創業開始から会員数70万人、講師数5,000人以上の国内最大級のオンライン英会話サービス。
・ネイティブキャンプ|月額6,480円でレッスンが24時間受け放題。英会話初心者からTOEICハイスコアを目指す上級者まで自由にカリキュラムを組めるので、レベルに合った授業を受けることが可能。
※リンクをクリックすると、公式ホームページへアクセスできます。
まずは3ヶ月毎日繰り返してみる
長期の勉強をまずは3カ月間繰り返してみてください。
僕は、最初の3ヶ月どうにか頑張った結果、圧倒的に成長を感じることができました。
そこまでくれば、勉強を続けるのは簡単です。むしろ、勉強するのが楽しくて仕方なかったです。
また、そこまでくれば、自分の中で得意な表現や使いやすい単語などがわかってくると思います。それは、英語が身に付いてきた証拠。
それらをどんどん使うことで、モチベーションを維持しつつ勉強を継続しましょう。
【おまけ】モチベーションが続かない人におすすめの勉強法
「英語を頑張る!」とはいえ、毎日続けるのって簡単じゃないですよね。実際、僕も何度も挫折しかけました。
そんな人におすすめなのが、「自分が好きな映画や海外ドラマを繰り返し見る」という方法です。
もちろん、ただ流し見すればいいというものではありません。
始めは内容を楽しんでいいですが、2回目以降は「ん、今の表現は英語でなんて言ってるんだ?」「今の発音、聞き取れなかったぞ?」など、“英語を学ぶ”という意識で見ることです。
おすすめはDVDよりもU-NEXT
僕がおすすめするのは、DVDをレンタルするよりも、U-NEXT
というのも、以下が理由です。
・いつでも好きなものが自宅で見れる
・気になった都度、巻き戻して何度でも聞くべき(DVDだと巻き戻しが面倒)
・31日間無料で利用できる
U-NEXT
(実際に僕は、寝る前に晩酌しながらいつも見ていました。もちろんシャドーイングしながらです。)
30日間無料なので、ぜひ一度試してみてくださいね。今までと映画や海外ドラマの見方が変わるので、かなり効果ありますよ!
(ちなみに僕がおススメなのが、「SUITS(スーツ)」というNYを舞台に敏腕弁護士が活躍する海外ドラマ。英語はかなり早いので上級者無得kですが、こうしたお気に入りを探せるのもU-NEXT
詳しくは、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
TOEICは、高得点が取れれば就職や英語力向上にとても有効です。
「これから初めてTOEIC勉強を始めるよ」という人は、まずはこちらの記事をご覧くださいね。
それだけでなく、TOEICから得られる知識はビジネスシーンで非常に役立ちます。
ビジネスで英語を使いたいのなら、上記のポイントを押さえてしっかりとTOEICを勉強することがオススメですよ。
今回おすすめした教材を、改めてまとめておきますね。
✓TOEIC英文法のおすすめ教材
✓TOEIC英単語のおすすめ教材
✓TOEIC問題集のおすすめ教材
その他のおすすめ勉強法
上記以外のおすすめ勉強法については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、併せて確認してみてくださいね。
今回は以上です。
ありがとうございました。
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