『転職しようかすごい悩む。思ったような仕事が見つかるか分からないし、無駄になるかも。転職できたとしても、次の会社が良いとは限らない。今の環境には不満があるけど、今のままでいいかなぁ』
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いている僕は、これまでにBig 4税理士法人や大手総合商社、大手金融機関などで働いた経験があるほか、以下のような企業から内定を頂きました。
・ 外資系コンサルティングファーム
・ 外資系金融機関
・ M&Aブティック
・ 総合系コンサルティングファーム
・ 大手税理士法人
・ 5大総合商社
・ 日系大手金融機関
・ 登録した某転職サイト社長から直接ヘッドハンティング(←こんなこともあるんですね。笑)
など
そのため
・ 転職活動を始めるとき
・ どこの会社にするか悩んでいる時
・ 実際に転職するとき
こういった時に、かなりの不安に押しつぶされそうになる気持ちは、痛いほどわかります。
だからこそ、転職活動で悩んだ時にとるべき行動について解説します。
現状に不満や不安があって、転職しようか悩んでる人。その人は、その時点で一歩踏み出しています。僕は応援したいと思っています。
この記事を読んで、ぜひ前向きに挑戦してみてくださいね。
📓もくじ
そもそも転職ってすべきなの?
何度も転職を経験してきた僕の結論は、こちらです。
今の環境に不満や不安があるからといって、盲目的に転職することは、僕はおすすめしません。
ですが、選択肢として転職は検討すべき。
十分に思考を尽くした結果であれば、積極的に転職は採用すべき選択肢です。
先日にこんなツイートをしました。
『年収をあげたいのであれば、「自分がやりたいこと」よりも「自分が評価される環境で働くこと」が大切』
By motoさん(@moto_recruit )日本人は未だ1つの会社で働き抜くことへの美徳が強い。
不満がなければいいが、目標実現には時代の変化に伴って変わらなければ。https://t.co/Mlty0DyLBR
— まぐす|税理士×海外生活×M&Aコンサルタント (@Mags_career) October 27, 2019
例えば、転職を考えるきっかけが年収であれば『「自分がやりたいこと」よりも「自分が評価される環境で働くべき」』というのが、一つの選択肢だと考えています。
『1つの会社に勤めてきることが美徳』と考えられていた高度経済成長期。今は時代も環境も全く違います。
新卒で入った会社。20代そこそこでの決断にしがみついても、誰も得しません。
大学生の頃の決断なんて、間違っていたってなんでおかしくありませんよね。
もし間違っていなかったとしても、時代や環境が全く変わってしまっているかもしれない。
それであれば、改めて環境を整える、つまり「転職」も大切ですよね。
以下では、具体的な「とるべき行動」「対処法」を紹介していきますね。
対処法①:不安を認める【最初はみんな不安】
まず初めにやる事は、『不安を認めること』です。
現状に不満や不安がある人は、転職した方が良いということは頭ではわかっているはず。
でも、「環境を自分から変えること」に対して不安があると思います。
でも、不安になるのは当たり前なんです。
実は、転職で成功した人も含めて、どんな人も最初は同じ気持ちだったのです。
だから、まずは不安を受け入れてあげましょう。
人は分からないことに不安になる【研究結果】
転職はみんな不安です。あなただけが臆病というわけではありません。
なぜなら、人間の生態が大きくかかわってきます。つまり
『コンフォートゾーンに戻ろうとするホメオスタシスが働くから』
なんか少し胡散臭い話に聞こえるかもしれませんが、自己啓発本や働き方に関して勉強している人はなじみのある言葉ではないでしょうか。
不安に関しては様々な研究が行われていますが、総じて『人間は分からないことに不安になる生き物』ということです。
人は無意識のうちに、「自分らしい」「居心地がいい」と認識している状態、つまりコンフォート・ゾーンに戻ろうとする力『ホメオスタシス』が働くということです。
しかもそれは、誰かに環境を変えられるのではなく、自ら変えようとするときにより強く働きます。
だから、転職しようと思った時に不安になるのは何らおかしくありません。
あなたが弱いわけでも、臆病なわけでもありません。、
みんな同じ思いをしていますよ。
なお、この点は多くの著名人や学者がたくさn研究をされているので、論文を発表していますので、興味がある人が調べてみてくださいね。
仕事の仕方や働き方に関して言えば、こちらの本がおすすめ。大ベストセラーなのでしっている人も多いはず。
こちらの本を読めば、コンフォートゾーン・ホメオスタシスについてより具体的に理解してもらえると思いますよ。
今を生きるしかない【著名人の言葉】
ここは余談ですが、大切な考え。
先のことなんて誰もわからない。だからこそ、精一杯考えて、今を必死に生きようとするしかないと思っています。
有名なところでは、以下のお二人のお話があります。
まずは堀江貴文さんの有名なスピーチ。
これから生きて行くうえで大事なことは、僕は目先のことに集中することだと思う。
長期計画なんか関係ないですよ。まずそれをやってください。それをやらない限り、始まらない。何も始まらない。
未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ
出展:堀江貴文さん|近畿大学卒業式スピーチ
孫正義(ソフトバンク社長)さんが番組で語った有名な言葉。
どんな夢であれ、夢を描くのが自分の人生に対するビジョン。自分の夢も明確に持たずに、自分の人生に対するビジョンも持たずに、ただ生きていくために、給料をもらいに行く。
「でも現状それしか仕方ない」と言ってる間に人生はあっという間に終わる。あっという間に50代、60代になる。
「現実はこうだから」「目先の現実を踏まえて」とか言ってる人ほど、その現実の世界から逃れられないまま人生が終わる場合が多い。
出展:孫正義|カンブリア宮殿
これらを考えると、やはり挑戦することに臆病になってはいけませんよね。
対処法②:不安や「転職すべきじゃない」と思う理由を書き出す
次にすべきことは、『実際に不安を書き出すこと』です。
これは思った以上に効果があります。
これは、思ったことや感情を紙に書き出す「エクスプレッシブ・ライティング」という方法で、シカゴ大学でも研究された「負担に対する対処法」です。
「不安を弱めるには、自分の不安や心配事を3分間紙に書き出してください。」
出展:シカゴ大学のシアン・バイロック教授|英文まま
効果①:書き出すことで不安が解消
この方法の効果については、メンタリストDaiGoさんもこちらの記事で以下のように説明しています。
効果①:
『冷静になって見返すと「自分はこんな感情だったんだ」と一歩引いた客観的な目で見ることができ、受けとめることができます。』
効果②:
『自分の感情や不安な気持ちをしっかり認められる人は、緊張したり不安に苛まれたときにネガティブな感情を感じづらくなります。』
出展:東洋経済ONLINE|「感情を紙に書く」習慣でストレスは減らせる
ちなみに、DaiGoさんはこちらの記事でも紹介していました。
効果②:実は大した不安ではないことに気付く
2つ目の効果は、「悩みや不安は、実は大したことじゃなかったことに気付く」ということです。
上記でも説明した通り、人は変化を嫌います。
無意識のうちに「やらない理由」を探しているだけということもあるのです。
だからこそ、一度紙に書き出してみることをおすすめです。
それに、こんな研究結果もあります。
✔ 不安の80%は実現しない
上記で、『不安になる事は仕方がない』と言う話をしましたが、実は「不安はあっても大丈夫」とも思っています。
なぜなら、その大半は『そもそも起こらないから』です。
ミシガン大学の研究によれば、80%は起こらないと言われています。
米国ミシガン大学の研究チームの心配事の実地調査によって、「心配事の80%は起こらない」ということが明らかになりました。
もし不安があっても、それが実際に起こることが少ないので、割り切ってしまっていいと思っています。
対処法③:転職エージェントに相談
そして、僕が一番おすすめする方法が『人に話すこと』。
メンタリストDaiGoさんもこちらの記事で以下のように説明しています。
『不安や心配事は、紙に書くより誰かに話したいという人も多いと思います。しかし人に話す場合、相手によく見られたいと思って本当のことを言わなかったり、嘘をついてしまいがちなのです。』
出展:東洋経済ONLINE|「感情を紙に書く」習慣でストレスは減らせる
とは言え、誰に話してもいいわけではありません。
家族に話せば、家族だって上記で説明したように、変化を怖がって『やめときなよ』と言うかもしれません。
同僚に話せば、『自分より出世しちゃうかも』と思って『もう少し頑張ろうよ』と止めにかかるかもしれません。
知り合いや友人に話せば、その人の知っている範囲でしかアドバイスはもらえません。
だからこそ、プロである転職エージェントに相談すべきだと思っています。
何も、目的なしに転職エージェントの言うことを信じると言うわけではありません。
ただ、あなたの知らなかった企業情報や、キャリアのあり方などを見つけることができると思います。
ほとんどの転職サイト/エージェントへの登録は無料なので、それぞれの特徴に合わせて一旦は登録してみるのがおすすめです。
少し利用してみて、違うと思ったら解約してOKですよ。
そうすれば、もう少し前向きに転職を検討できると思います。
さいごに
現在は、多くの業界で売り手市場。
先日に以下のツイートをしましたが、現在は有名な大手企業でも中途採用が増加していて、たくさんの報道がされています。
大企業での中途採用の増加は、報道されてるだけでなく身近に実感できるほどになってきましたね。
銀行や商社など自社育成に拘っていた日系でも中途採用者がかなり増加。
国際競争力の向上のため高待遇で専門スキル保有者を確保する一方で、スキルがなければ淘汰されてく世界になっていくかもですね。 https://t.co/76IqYI1xEI
— まぐす|税理士×海外生活×M&Aコンサルタント (@Mags_career) November 5, 2019
少しでも転職のことを意識ようになったら、不安を抱かないように、上記の3つを試してみて下さい。
もし、転職サイト/転職エージェントへの登録がまだの人は、こちらの記事におすすめのサイト/エージェントをまとめていますので、こちらから登録してしまってくださいね。
登録は無料なので、動き出すのを先送りせず、思い立った『今』登録を終わらせてしまいましょう。
なお、会計士や税理士、経理向けのオススメな転職サイトは、こちらにまとめています。
ぜひ、変化を恐れず前向きに検討してみてくださいね。
THE END