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【時間術】時間がない社会人が勉強を継続させるコツ【国際税理士が紹介】

 

資格や勉強にチャレンジしようとしている社会人

『資格の勉強にチャレンジしてみようと思ってるんだけど、仕事で毎日帰りも遅いし、週末は疲れて何にもやる気にならない。勉強を始めても、どうしても途中で挫折しちゃう、、、働きながら資格を取ったりTOEICの勉強をしている人は、どうやって勉強してるんだろ?忙しい社会人が時間を作るコツとか知りたいな。』

こんな疑問にお答えします。

 

✓この記事の想定読者

・資格を取ってキャリアアップしたい人

・結果を残してる社会人の勉強のコツが知りたい人

・毎日仕事をがんばってるから勉強時間が作れない人

 

こんにちは、税理士のまぐすです。

この記事では、毎日仕事を頑張って、帰るころにはヘトヘトという社会人に向けて「時間がない人が、時間を作りつつ勉強を継続させるコツ」を紹介します。

 

✓この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、4大税理士法人でM&Aや国際税務を強みに働いていました。

昼間は日系顧客、深夜は海外顧客の対応で、朝から朝まで(??)働くような生活、、、

そんな生活をしながらも、税理士試験合格、TOEICを独学で400点台→900点台まで達成、社会人大学院に通学して副主席で卒業したりと、常に「時間」と戦ってきました。

 

「キャリアアップのために英語を勉強したい」「資格を取ってもっと年収の高い会社に転職したい」。だけど時間が取れない、、、

そんな悩み、一度くらい思ったことのある人は多いんじゃないかと思います。

 

ストレス社会、情報化社会、グローバル時代。そんな時代でも、この記事を読めば、そんな忙しい中でも「結果が残せる勉強法」を発見することができると思いますよ。

 

それでは、紹介していきます。

 

時間がない社会人が勉強を継続させるコツ

 

まず、毎日がっつり仕事を頑張っている社会人が、勉強を継続させるコツは、たった1つです。

時間を作るために、“情報に受動的になる”のはやめよう

 

「ん?どういうこと?」と思った人もいるかもしれません。

以下で詳しく解説していきますね。

 

『時間がない人』は情報過多なだけ

 

時間がない。そんな悩みを持ったことのある人は多いんじゃないかと思います。

「時間がない」。実はそれ、勘違いかもしれません。

 

世の中には情報があふれている

 

スマホ、タブレット、次世代の5G、、、

現代では、カバンやポケットの中には今すぐ世界中の情報に触れるツールを、ほとんどすべての人が身に着けています。

さらに、その情報は「ほしい!」と思ったその瞬間、高速で見つけることができる時代。

 

日々、目にする情報によって人々の行動自体にも影響がでています。

 

記憶に新しいのが、世界中の人々の生活・経済環境に影響を及ぼしたコロナウイルス。

その中でも、いろんな情報を目にしたと思います。

 

・トイレットペーパーが売り切れる!今すぐ買った方がいい!

・マスクが足りない!今のうちに買い溜めしよう!

・コロナにかかったのは誰だ!そいつのせいだ!

 

実際、こうした情報を目にしてすぐにスーパーへ駆け込んだ人も、いるんじゃないでしょうか。

事実、”情報”によって「コロナいじめ」ともいわれるような事態まで生じました。

 

鴨川市教委は、2月4日に市内の全小中学生に「いじめアンケート」を実施。約1863人中5人の子どもが「コロナウイルスにかかっているとからかわれた」などと回答していました。こうした動きと連動して千葉県教委は、1月30日に県内の小中学校などに通知。2011年の福島第1原子力発電所事故により避難した子どもがいじめにあったことを教訓とし、「同様の事態が発生すること のないよう未然防止に細心の注意を」と求めていました。

出展:ヤフーニュース 2020年5月29日「非常時の不安が招く「コロナいじめ」 原発避難の教訓から考える4つの対策【#コロナとどう暮らす】

 

情報が本当か、正しいのかは別として、こうした日々の情報でその日の行動が変わる。

そんなことも、実際に経験されたことがある人も多いと思います。

 

情報に流される現代

 

実際、様々な情報の世界的な拡散が人々に大きな不安をもたらすことを、「情報パンデミック」と呼ぶ人もいるようです。

 

感染拡大が続く新型コロナウイルスは「データの世紀」に入った人類が初めて経験するパンデミックだが、直接の感染被害だけではなく、デマ拡散による差別や買い占め、AIの誤作動が生む株価の乱高下など、データが2次被害を増幅する。世界は「情報パンデミック」に翻弄される。

2月末のトイレットペーパーの買い占めは「親切心からSNSで状況を知らせたい人が相次ぎ、噂や否定も含めて情報の氾濫が人々を不安にさせた」ためだ。

「毒された情報が広がる『インフォデミック』は大きな障害になる」とWHOのシルビー・ブリアン医師は、情報と大流行を掛け合わせた造語を使って警鐘を鳴らした。

出展:FISCO 2020年4月6日「情報パンデミック【日経新聞1面】情報パンデミックが人類を翻弄することも

 

一つの情報に、これだけ多くの人の生活が左右される時代。

流れてくる情報ひとつひとつに触れて、それに行動が左右される。

 

これでは時間がなくて当然ですよね。

 

情報はコントロールされている

 

恐ろしい話・嘘だと思いたい話ですが、僕らの情報は、コントロールしているようで、実はコントロールされています。

主な理由は、GAFAMといった企業の多くが「広告収入がメインだから」とも言われています。

 

実際に、僕らの身近にあるGoogleやYouTube。

これらは「1日に1回も見ません!」なんて社会人は、もはやいないかもしれません。

 

このGoogleやYouTubeで、実際に働いていた2人が書いた2019年の話題作が、こちらの本です。


 

ハーバード大学を卒業し、YouTube、グーグルなどのテクノロジー企業で、デザイナーとして「時間」を再設計する仕事をしてきたジョン・ゼラツキー(John Zeratsky)さんと、グーグルであらゆる仕事を最速化する仕事術「スプリント(デザインスプリント)」を生み出し、プロダクト構築を手助けしてきたジェイク・ナップ(Jake Knapp)さんが書かれた本。

こちらの本で、「GoogleやYouTubeは、『人の時間を奪うこと』を仕事にしている」と仰っているのです。

 

2019年に話題となった本なので「名前くらいは見たことある」という人も少なくないかもしれません。

もしまだ見たことがない・内容は全然知らないという人がいたら、こちらのチャンネルで本を要約されているので、一度チェックしてみてもいいかもしれません。

 

受動的だと時間を搾取される

 

つまり、自分の目に映る情報、耳に入ってくる情報をそのまま受け取っていると、とてもじゃないけど時間なんてなくなってしまう。

気になってページを開いたら、平気で30分も1時間も時間を奪われてしまう。

 

だからこそ、時間は「受動的」ではなく「能動的」に得よう

 

これは何も、「世の中にあるすべての情報を遮断しましょう」といっているわけではありません。

「情報とうまく付き合いましょう」ということ。

 

無意識に情報すべてに触れるのではなく、自分が必要な情報・気になる情報・知っておきたい情報など、情報をうまく取捨選択して、頭の中の本棚にモリモリ詰め込んでいってOKです。

 

ただし、「無駄だと思う情報」や「時間を取られて損をした気分になる情報」は、できるだけ避けるのが大切。

 

そうすることで空いた時間、空いた心のゆとりを、勉強や学びの時間に充てることができますよ。

 

時間を作る具体的方法

 

それでは、具体的にどのように情報とうまく付き合い、時間を作るかの方法を紹介します。

 

一言でいえば、以下のとおりです。

なんでも自分から動くこと

 

もちろん、小手先のテクニックはたくさんあると思います。

例えば、「寝る前はスマホを触らない」とか「メールは決まった時間にしか返さない」とかです。

 

でも、多くの著書の中で共通しているのが、上記で説明した「受動的になるな」の反対、つまり「能動的に情報を取りに行こう」ということ。

 

情報は自分で選ぼう

 

海外旅行や温泉などに行ったとき、「あぁ~時間がゆっくりだなぁ~」「何にも縛られなくて落ち着くなぁ~」と、1度くらい思ったことないでしょうか。

これは、入ってくる情報が制限されているから

 

海外旅行に行ったら、テレビや音楽をかけても現地の言葉。意味がわからず頭に入りません。

それどころか、すぐにスイッチを消してしまうかも。

 

仕事でも同じです。

『メール返さなきゃ』『あ〜今朝お願いされた仕事のことも調べなきゃ』『あぁ〜あれもこれも』

 

こんな状態、よくありますよね。まさにマルチタスク状態です。

でもこれも、実は情報を自分でコントロールできれば時間は作れます。

 

『メールを返すのはこの時間だけ』

『この時間にリサーチしよう』

そう決めたら、その時間はそれ以外の情報は一切受け付けない。

 

SNSも同じです。

なんとなく見たInstagram、きれいなビーチでの写真に気をとられて、似たような投稿いくつを見てしまう。

特に目的もないのについついチェックしちゃうTwitterやFacebook。

目的があって開いたはずなのに、いつの間にか芸能人の不倫ニュースに没頭してしまう、なんてことないでしょうか。

 

自分に必要な情報・今すぐ知りたい情報だけに絞って、それだけが目に入ってくる環境を作ろう

 

例えば、今ならいろんな方法があると思います。

・ニュースは日経新聞だけにする

・YouTubeはチャンネル登録した人だけにする

・GoogleはGoogle Chromeから検索する

 

そういったちょっとした環境作りで、入ってくる情報はコントロールできますよね。

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自分が選んだ情報にだけ触れよう

 

情報収集の方法が決まったら、とにかくそれを毎日繰り返そう。

 

習慣化できるまで、毎日その情報に触れよう。

 

情報収集の方法が決まったら、あとは習慣化するだけ。

・朝起きたら、ネットで芸能情報をチェックではなく英単語帳を10ページだけ読む。

・歯磨き中は、音楽を聴くのではなくをしてみる。

・ネタ系ではなくビジネス系YouTuberをチャンネル登録してみる

 

そうしたちょっとした環境変化。

毎日触れる情報だからこそ、自ら“デフォルト”を変えてしまえば、実は学べる時間はかなり作れますよ。

 

あとは優先順位だけ。とにかくやってみよう

 

自分が必要な情報、欲しい情報が決まったら、後はやるべきことをリストアップしましょう。

やるべきことが明確になったら、あとは優先順位をつけて、とにかくやるだけ。

 

ただし、やるときにも注意が必要です。

 

とにかくやってみよう

 

やりたいこと、学びたいこと、チャレンジしたいことがあれば、とにかくやってみよう。

「でも、時間ないし忙しいから…」と言って、自分の人生に制限を持たせる必要はありませんよ。

 

岡本太郎さんは、「三日坊主でも構わない、その瞬間にすべてを賭けろ」「自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。」といいます。

・ぼくは、昔から三日坊主でかまわない、その瞬間にすべてを賭けろ、という主義なんだ。だから、三日坊主になるという“計画”を持ったっていいと思う。

・もう一つ。「いまはまだ駄目だけれど、いずれ」と絶対に言わないこと。“いずれ”なんていうヤツに限って、現在の自分に責任を持っていないからだ。生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。

・自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ。また、それしかないんだ。


 

こちらの本は、YouTuberとしても活躍している起業家の「マコなり社長」さんも、「私の人生を最も変えた一冊」として紹介されています。

「何百冊と本を読んできたが、人生への影響度合いではダントツナンバーワン」と仰っています。

 

さらに、「とにかくやってみる」精神については、ミュージシャンで実業家のGacktさんも、同様のことをおっしゃっています。

「そのとき感じたことや思ったことを、すぐに行動する」という精神・心構えの重要性を説明してくれています。

 

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『しなければならない』という思考は捨てよう

 

優先順位をつけると、「あれもやらなきゃ」あーあれをやるの忘れた」と思うこともあるかもしれません。

 

ですが、それでオッケーです。

『〇〇しなければならない』と言う思考は、行動を制限してしまいます。

 

こちらの本でも言っていますが、「しなければならない」とか「完璧にやり切らなきゃ」と言う思考は、ただ時間を浪費するだけ。


 

「完璧」をやめたら、実は成果が出やすい

 

「80:20の法則」とか「パレートの法則」って、一度くらい聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

イタリアの経済学者ヴィルフレッド・パレート氏が提唱した法則。

勉強に関して言えば「成果の8割は、費やした時間のうちの2割で生み出される」というもの。

 

つまり20%の力で80点は取れるけど、残り20点を取るために80%の力を力が必要と言うこと。

 

もちろん、100%出し切らなきゃいけない仕事もあると思います。

でも、やりたいこと、学びたいこと全てに置いて100点を目指す必要はありません。

 

まずは20%の力で80点を狙えば、大抵の事は問題にならないと思います。

TOEICだって、80%とれば800点。

税理士試験だって、大体60%取れば合格。

この他の資格試験や昇給昇進試験だって、80%とれば大体合格だと思います。

 

完璧は要らない。

「とにかく行動」することで、大きな成果が得られると思いますよ。

 

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今回は以上です。

忙しいからといって、自分の人生に制限を設ける必要はありません。小さい一歩でも、思ったり考えたら「とにかく動こう」が重要ですよね。お互い頑張りましょう。

ありがとうございました。

 

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