年収を上げたい経理経験者
「経理で働いてるけど、もっと年収を上げたいな。どうやったら年収を上げられるだろう、、、経理の人が年収を上げる方法を、具体的に教えてほしいな。」
こんな疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・経理で働いていて年収に不満がある人
・どうやったら年収が上がるか知りたい人
・経理の経験を生かしてキャリアアップしたい人
こんにちは、税理士のまぐすです。
この記事では、経理の人がどのように年収をアップするかについて、具体的に紹介します。
✓本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、「4大税理士法人」「5大総合商社」「大手金融グループ」「コンサルティングファーム」で採用担当の経験があります。
また、自分自身も税理士法人や経理の経験を生かして、転職でステップアップしてきました。
それでは、解説していきますね。
📓もくじ
経理が年収を上げる方法
経理の人が年収を上げる方法は3つあります。
方法①:社内で昇進
方法②:社内で部署異動
方法③:転職
まずは、これらの方法について解説していきます。
方法①:社内で昇進する
きっと、真っ先に思いつくと思いますが、社内で昇進する方法です
経理の場合、営業と違って業績賞与はなく、ボーナスは会社の成績
一般的には、どこの会社もポジションが上がれば年収も上がるはず
社内で昇進なら、今と環境を変えずに年収を上げることができるの
でも昇進も楽じゃない
とはいえ、昇進って楽じゃないですよね。
同期のライバルに買って、後輩の突き上げに耐えて、ようやく『昇
社内政治だって複雑ですよね。
事実、僕自身も社内政治や派閥に巻き込まれ、苦しんだことがあ
出世するには環境が大切
『いつかは出世・昇進できる』と思ってる人もいますが、会社はそ
なんの保証もありませんよね。
さらに、『実力=出世』ではありません。
実際、「あの上司は仕事できないのになんで出世したんだろ、、
つまり、『出世するには環境が大切』ということ。
例えば、以下のようなことが関係してきます。
・直属の上司と気が合うか
・上司は社内で発言力があるか
・強みを生かせる仕事を任されているか
・社内に敵はいないか など
そのため、昇進するには『評価される環境に身を置く』ことが大切
方法②:社内で部署異動
社内で給料を上げる方法の1つに、昇進以外で「ボーナスを上げる」方法も一般的。
つまり、「個人の売上によってボーナスの額が変わる、個人業績賞与」をもらうことです。
これによって、自分が頑張ればその分ボーナスも上乗せしてもらえるということ。
経理の方のボーナスは、個人業績賞与ではなく会社全体の業績に応じて計算されることが一般的。
そこで、個人業績賞与がもらえる部署に異動すれば、自分の頑張り次第で年収アップが狙えます。
部署異動は新たな挑戦
「個人業績賞与がもらえる部署」と言えば、一般的には営業部門が該当します。
ですが、経理から営業に移った場合、ゼロからのスタートになります。
もちろん、元々コミュニケーション力が高く、営業に興味があった人はすぐに成果が出せるかもしれません。
でも、そうでない人も多いですよね。
営業スキルをゼロから磨く必要もあるので、同期やその部署の後輩よりは、後ろからのスタートになるかもです。
個人業績賞与を上げるのは簡単じゃない
一言で「個人業績賞与を上げよう」といっても、そう簡単なことではありません。
なぜなら、ノルマを大幅にクリアして初めて個人業績賞与を上げることができるからです。
✓ノルマを超えるのは難しい
ノルマを超えるのは、難しいことです。
なぜなら、ノルマとはその会社の賢い人が、「このポジションなら頑張ってこのくらいだろうな」という目線で設定するからです。
「ノルマ=最低限の売上」と考えている人も多いですが、本当は「ノルマ=少し頑張れば達成できる目標」と理解した方がいいです。
事実、私も社内でノルマを設定する側の立場にいました。
✓新たなストレスも増える
経理から営業に移った場合、きっとこれまでとは違ったストレスを抱えると思います。
というのも、上記の通り「ノルマ」があるからです。
「身近な友人でも、毎月のノルマに苦しんでいる人がきっといると思います」
経理では、決算期などでタイトなスケジュールでのストレスはあったと思いますが、今後は毎月のノルマがのしかかってくることになります。
方法③:転職
方法の3つ目は、転職です。
自分のスキルを活かして、より高く評価してくれる会社や、必要としてくれる会社へ移ることです。
転職って面倒なイメージ
とはいえ、転職というと「履歴書を書くのが面倒」「面接とかって苦手」など、ネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれません。
事実、履歴書は自分で書かなきゃいけません。
面接ではどんなことが聞かれるか分かりません。
悩むことはたくさんあると思います。
✓でも、エージェントを使えばかなり楽
面倒なイメージはあるけど、自分にあった転職エージェントを使えば、かなり楽になります。
履歴書だって、転職エージェントの方でサンプルが容易されています。
添削してくれるところだってあります。
面接だって、転職エージェントによっては「過去の質問リスト」を持っているところもあります。
面接の練習だってしてくれます。
転職エージェントをうまく使えば、それほど大変なことではないですよ。
転職サイト・転職エージェントに登録すべき理由については、こちらの記事にまとめていますので併せて確認してみてくださいね。
「これまでのキャリアがもったいない」という人も多い
「せっかくこの会社でキャリアを積んできたのに、、、それを捨てるのはもったいない!」
こう思う人もいると思います。
実際、その会社で築き上げてきたキャリアがなくなってしまいます。
✓でも実際はそんなもったいなくない
「もったいない」と思う人もいますが、実際ゆっくり考えるべきです。
・何がなくなるの?
・それってホントに大事?
・それって別のところでは得られない?
こう考えると、実は大抵のことはそれほど大切じゃなかったりします。
事実、僕がそうでした。
始めは「これまでせっかく頑張ってきたのに」と思ってました。
でも、よく考えてみたらほとんどが大して大事じゃなかった。
例えば、「せっかく社内で人脈広げたのに」という人がいるかもしれません。
ですが、尊敬する上司や頼れる先輩、友人のような同僚でも、本当にいい関係を築けていれば、転職後もその関係は続きます。失うわけではありません。
実際、僕がそうでした。
年収を上げるおすすめの方法は「転職」
上記のとおり、主に3つの方法がありますが、僕がおすすめするのは方法③:転職です。
「でも、経理で転職するのって難しいんじゃないの?」という人もいますが、そんなことはありません。
なぜなら、経理の知識・経験はそれほど社会では大切だからです。
どのように大切かについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ先にご覧ください。
実際、経理から転職するキャリアプランはいくつかあります。
・別の事業会社
・税理士法人や会計事務所
・ベンチャー企業など
いずれを選択するとしても、年収を上げるために僕がおすすめするのは以下のようなキャリアです。
業績のいい会社への転職
これは主に、別の会社の経理へ転職するケースです。
繰り返しですが、だいたいの会社の経理の人の給料やボーナスは、会社全体の業績次第です。
そのため、より業績のいい会社に転職した方が、給料やボーナスが上がるため、年収が上がります。
それに、一般的に転職者の方が、新卒でその会社に就職した人よりも年収が高い傾向にあります。
転職者の年収は、その会社ではなく前職の年収をベースに交渉されますからね。
なので、少しでも業績のいい業界・会社へ転職すればすぐに年収アップが狙えます。
もしこのように思っている人がいたら、もちろん別の業界への挑戦もありですが、実はいまの会社が経理を評価しない体制になっているだけかも。
社内で経理が高く評価されている会社だってたくさんありますよ。
経理を経験することで、そのあとのキャリアだって幅広くなります。
経理のメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧くださいね。
立場を変える【強みを生かす】
税理士法人や会計事務所への転職や、他の分野への転職がこれにあたります。
立場を変える
これまでは、会計士や税理士に「お願いする立場」でしたが、「お願いされる立場」になるのもいいです。
今の時代、事業会社での経験がある人でも年収アップで 税理士法人や会計事務所への転職することが可能です。
未経験者でも税理士業界に転職できる理由については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
また、具体的にどんなスキルが大切かについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
✓強みを生かす
税理士業界に限らず、強みを生かして別の業界に挑戦するのもおすすめです。
そういう人もいるかもしれません。
ですが、事業会社などで採用担当をしていた僕からすれば、経理出身者が生かせる強みはたくさんあります。
こちらの記事を読んで、「自分の強みが何か」を、一度客観的にしっかり考えてみてください。たくさんの強みに気づけるはずですよ。
それに、経理出身だからこそ生かせる能力もたくさんあります。
こちらの記事で紹介しているので、併せて確認してみてくださいね。
✓評価される環境に身を置く
そして、どんな分野にも共通して言えることが、「自分が評価される環境に身を置くべき」ということ。
評価される環境に身を置く重要性については、こちらの記事に詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
これは、いま転職してキャリアアップに成功されたmotoさんも
こちらの本は「DIAMOND online」で紹介され、発売一週間で即重版、3万部突破したベストセラーです。
おすすめの転職エージェント
転職するときは、必ず自分の目的にあった転職エージェントを利用しましょう。
例えば、上記で紹介した転職先ごとに、それぞれ以下がおすすめで
業績のいい会社への転職 /強みを生かした転職
「業績のいい会社」に転職しようとした場合には、幅広い業界の求人を取り扱っている転職エージェントを利用するのがおすすめ。
他分野への転職でも利用できます。
僕がおすすめする転職エージェントは、以下のとおりです。
・リクルートエージェント: 支援実績と求人数が圧倒的に多い。上の2つと提携していない企業の求人を取りこぼさないように、念のため登録した方がいい。
・転職なら【DODA】
・パソナキャリア: 『2019年オリコン顧客満足度 転職エージェント』第1位にも輝いている大手エージェント
※リンクをクリックすると公式ホームページへアクセスします。
税理士法人や会計事務所への転職
税理士法人や会計事務所への転職の場合、より多くの税理士法人や会計事務所を取り扱っている転職エージェントがおすすめです。
僕がおすすめする転職エージェントは、以下のとおりです。
マイナビ税理士
MS-Japan
転職なら【doda】
|経理や財務に特化した転職エージェントで、取引会社は3,000社を超えるなど、確かな実績を持っています。
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転職エージェントをうまく利用することが、年収アップにつながる転職を成功させるコツです。
なぜ転職エージェントをうまく利用することが大切なのかは、こちらの記事で紹介しています。
上記で紹介した転職エージェントは、どれもおすすめです。
ですが、もし「どれを選べばいいか分からない」という人がいたら、こちらの記事を参考に考えてみてくださいね。
今回は以上です。
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