就職・転職を考えている税理士受験生
『そろそろ会計事務所や税理士法人で働こうと思ってるんだけど、受験もあるから就職した後にちゃんと勉強できるか心配だな。どういった事務所を選べばいいのかな?会計事務所の選び方や注意点とかあれば教えてほしいな。』
こんな疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・これから就職しようと思っている税理士受験生
・初めて税理士業界に就職しようと思っている人
・働きながら税理士受験に挑戦しようと思っている人
こんにちは、元4大税理士法人の採用担当だった、税理士のまぐすです。
この記事では、税理士受験生に向けて「就職するときにどんな事務所を選ぶべきか、注意点は何か」というテーマで紹介していきます。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、元4大税理士法人で採用担当をしていました。
また、自分自身も就職するときに、大手税理士法人と中小会計事務所で悩みに悩んで、色んな先輩に話を聞きに行き、結果として4大税理士法人を選びました。
その後、5大総合商社・大手金融を経て、現在では海外でのんびり生活しています。当時の判断は間違っていなかったと思っています。
この記事を読めば、予備校の先生や勉強仲間の言葉に惑わされず、しっかりと自分にあった就職先を決められると思います。ぜひ最後までご覧くださいね。
それでは紹介していきます。
📓もくじ
税理士受験生が就活でやりがちな間違いとは
まずは結論ですが、税理士受験生が就活でやりがちな間違いとは、「資格の予備校に依存しすぎ」です。
やりがちな間違い
「資格の予備校に依存しすぎ」は、具体的には以下のような行動です。
✓受験生がやりがちな、就活での間違い例
・予備校が作成した求人誌や壁に掲載された求人の中から選ぶ
・予備校主催の就活イベントに全てをかけている
・予備校の友人に募集している事務所を紹介してもらう
この中に「1つくらい該当しちゃった、、、」というものはないでしょうか。
実際に僕もそうでしたが、受験生の多くがこういった方法で求人を探して応募していると思います。
ですが、実はこの方法では、自ら選択肢を思考停止して減らしていることになってしまうんです。
こういった就職をして、失敗したことに気が付くのはきっと、10年くらい税理士試験に挑戦しても受からないときかもしれませんので注意してくださいね、、、
敢えて選択肢を絞る必要はない
予備校に掲載されている求人や、就活イベントに来ている会計事務所は、基本的に予備校に対してお金を払っています。
さらに、一番おすすめできないのが「友人からの紹介」です。
じっくり考えもしていないのに、なぜか多くの受験生がこの方法で就職先を選ぼうとしてしまうんです。「就職・転職」という人生でも大事なイベントにも関わらずです。
受験生こそ、自分にあった事務所を選ぶべき
税理士受験生は、就職したあともしっかりと勉強していかなければいけません。
そのため、自分の環境(例えば、住んでいる場所や勉強している科目、経済的な環境など)に合わせて、まずは試験に合格できる環境を選ばなければなりません。
事実、受験生時代の就活を粗末にして、テキトーに事務所を選んだ結果「税理士試験にも合格できず、転職もできず、ずっとその事務所にこき使われている、、、」なんて友人もいます。
今日からやるべきこと
この記事を読んだ受験生が、今日からやるべきことを紹介します。
まずすべきことは、こちらです。
「どんな環境が自分にベストか」を考えよう
まずは、自分にとってどんな環境がベストかを、徹底的に考えよう。
そのとき軸にすべきは、『試験に合格すること』です。
とにかく試験に合格しよう
税理士試験、本当は専念して勉強したいけど、どうしても働かなきゃいけない人もたくさんいます。
・既に働きながら頑張っている人
・家族がいる人
・経済的に専念できない人
そう言った人はぜひ、『試験に合格すること』にフォーカスしてください。
そう思う人も多いと思います。分かります、みんな初めはそう思うからです。
でも現実は、数年したら『仕事が忙しくて』『子供が産まれたから』といって、徐々に試験勉強から遠ざかっていく人がかなりいます。
実際、何科目かは合格したのに、最終的に途中で諦めてしまう人がかなりいます。
将来、自分の環境がどうなるかは分かりません。
だからこそ、就活・転職のときは必ず『試験に合格すること』に集中して、就職先を選んでください。
詳しくは、こちらの記事に纏めていますので、ぜひ併せてご覧くださいね。
受験生におすすめな事務所の特徴
『試験に合格するために、どんな事務所を選べばいいか』については、こちらの記事に詳しくまとめました。
税理士受験生へおすすめする会計事務所の特徴を厳選して4つ紹介しています。
こちらの記事を参考に、自分にあった会計事務所をじっくり考えてみてください。
ちゃんと自分で求人をリサーチしよう
結局のところ、自分に最適な環境なんて自分しか分かりません。
予備校の限られた情報の中から就職先を選んだり、友人からの紹介を信じて他をリサーチせずに選んで、あとで後悔しても後戻りできません。
一番最悪なのは、以下のような流れです。
①妥協して就職(「ま、いつか転職すればいっか」)
②勉強時間が減っていく(「だって、仕事忙しくて勉強している暇ないんだもん」)
③税理士試験を諦める(「ま、資格取らなくたって生きていけてるし、、、」)
④後で後悔(「給料低くて困ってるのに、資格がないから転職すらできない、、、」)
就職・転職は大事な決断です。
しっかりと、そして十分に、自分自身でリサーチして検討してください。
未経験でも大手税理士法人にも入れる
「でも税理士業界で働いたことないから、初めは希望するところ入れないよね、、、」
そんな人がたまにいますが、未経験でも十分にチャンスはあります。
その理由については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
税理士法人ごとでの違いとは
税理士法人といっても、4大税理士法人・大手税理士法人・個人事務所など、さまざまあります。
まずは、自分がどの規模の事務所で働くべきか・働きたいかを考える必要がありますよね。
それぞれの税理士法人の区分ごとに、特徴や働き方についてこちらの記事に詳しくまとめてみました。まずはこちらの記事を確認して、どんなところで働きたいかイメージしてみてくださいね。
✓4大税理士法人だって挑戦できる
上記で紹介した記事でも説明していますが、未経験だとしても4大税理士法人だって就職できるチャンスはいくらでもあります。
とはいえ、4つの税理士法人それぞれに、実は特徴や違いがあります。
そういった違いについて、ぶっちゃけ話も含めてこちらのnoteに詳しくまとめてみました。
ブログやSNSなどでは言いにくいことも含めて、すべての情報を素直にまとめてみましたので、4大税理士法人で働くことに興味がある人は、ぜひ確認してみてくださいね。
▼4大税理士法人に関するnote
4大税理士法人と呼ばれる4つの税理士法人の違いや特徴を、本音や裏話を踏まえて正直にまとめてみました。
【実体験】4大税理士法人それぞれの特徴や違いを正直に紹介【元Big4税理士が紹介】
4大税理士法人への就職を検討している人は、ぜひご覧くださいね。
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今回は以上です。ありがとうございました。
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