キャリアや年収UPに興味がある人
『キャリアアップや年収UPのためには、まずはどうすればいいのかな。SNSとかだと、「市場価値を知ろう」とか言っている人もいるけど、どうすればわかるのかな?その方法を教えてほしい。あと、市場価値の高め方も知りたいな。』
こんな悩みにお答えします。
✓本記事の想定読者
・年収UPと時間的余裕が欲しい人
・今の環境に不満がある人
・自分の市場価値やその高め方を知りたい人
こんにちは、税理士のまぐすです。
この記事を書いている僕は、市場価値を高めることにフォーカスしつつ、キャリアを選んできました。
その結果、以下のようなキャリアを描くことができました。
✓この記事を書いている僕の経歴
フツーの私大 → Big4税理士法人 → コンサル → 5大総合商社 → 大手金融機関(企画部門)→のんびり海外生活
そんな僕がキャリア形成で一番意識していたこと、それが「自分の市場価値」です。
市場価値を意識して行動するだけで、年収UPはもちろん、”時給”(年収UP + 勤務時間DOWN)を2倍にすることも可能だと思っています。
✓本記事の内容
・自分の市場価値を知ることがおすすめ
・自分の市場価値の調べ方
・自分の市場価値を高める方法
自分の市場価値に目を向けるだけで、環境が大きく変わるかもしれません。
わりと重要な話なので、しっかり読んでもらえたらと思います。
📓もくじ
自分の市場価値を知ることがおすすめ
あなたは「自分の市場価値」が分かりますか?
【悲報】いくら待っていても給料は上がらない
今の環境に満足していない人で、以下のように考えてしまっている人はいませんか?
・景気がよくなれば給料は上がるだろう
・このまま続けていれば給料も上がるだろう
少しでもこう思った人がいたら、少し不安に思った方がいいかもしれません。
国際経済全般について協議することを目的とした国際機関であるOECD(経済協力開発機構)によれば、時間あたりでみた日本人の賃金が過去21年間で8%強減り、先進国中で唯一マイナスとなっているとのことです。
時間あたりでみた日本人の賃金が過去二十一年間で8%強減り、先進国中で唯一マイナスとなっていることが経済協力開発機構(OECD)の統計で明らかになった。
企業が人件費を抑制しているのが主因だが、「働けど賃金低迷」の状況が消費をさらに冷え込ませる悪循環を招いている。
賃金低迷は現役世代の困窮を招くだけでなく、年金の支給額の低下にも直結する。
Source:東京新聞「<働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比 先進国で唯一減」
つまり、「そのままじっとしていても、自然と給料が上がることはない」と考えた方が自然だというのです。
自分の市場価値はどれくらい?
とはいえ、会社員をしていると、あまり市場価値とかって気にしないですよね。
しかしながら、環境を良くしたいのであれば自分の市場価値は知るべきです。
理由は以下のとおりです。
✓市場価値を知ることで得られるメリット
・自分の置かれている状況が分かる
・自分にどんな可能性があるか分かる
・環境を変えることができる
上記のとおりで、市場価値を知ることで『現状把握』→『選択肢の発見』→『環境の向上』が可能です。
✓自分の置かれている状況が分かる
つまり、「年収どのくらいが自分には適しているのか」ということですね。
他の会社に行ったら「年収〇〇万円」ということを把握することです。
さらに、自分がいま置かれている状況が良いのか悪いのか、そういったことも相対的にわかります。
✓自分にどんな可能性があるか分かる
市場価値が分かれば、あなたに対する「世の中のニーズ」もわかります。
例えば僕の場合、以下のような知識や経験が評価された(ニーズがあった)からこそ、転職することができたんだと思います。
コンサル:M&Aの知識・経験
5大総合商社:国内・海外の税務知識、M&Aの経験
大手金融機関(企画部門):国際税務の知識、自ら課題解決する力
のんびり海外生活:国際税務の知識・経験、大手企業での経験や信頼
他にも、人によっては「独立できる」「大幅に出世できる」といったニーズのある知識・経験を持っている人もいるかもしれません。
なので、自分の市場価値が分かれば、ほかにどういった働き方が可能なのか、まずは「事実確認」ができます。
✓環境を変えることができる
あなたに対する「世の中のニーズ」が分かれば、あとは動くだけ。
いまの環境に満足していないのであれば、いくらでも環境を変えることができます。
以前、こういったツイートをしました。
『年収をあげたいのであれば、「自分がやりたいこと」よりも「自分が評価される環境で働くこと」が大切』
By motoさん(@moto_recruit )日本人は未だ1つの会社で働き抜くことへの美徳が強い。
不満がなければいいが、目標実現には時代の変化に伴って変わらなければ。https://t.co/Mlty0DyLBR
— まぐす|税理士&元コンサル×商社×金融 (@Mags_career) October 27, 2019
環境が変われば、生活自体も大きく変わるはずです。僕がそうでした。
市場価値を調べるには転職エージェント
市場価値を調べる方法、実は簡単です。
転職サイトに登録して、そこの転職エージェントから来る求人提案を見ればOKです。
ただし、自分に合ってない転職サイトを使うのはおすすめしません。
例えば、ITエンジニア向けの転職サイトに税理士である僕が登録したところで、求人提案なんて来るはずがありません。
転職サイトは自分のキャリアに合わせて選ぶべきです。
こちらの「【実体験】おすすめ転職サイト・エージェントの紹介と比較まとめ【30代から50代にも】」に、特徴毎におすすめする転職サイトをまとめていますので、こちらから登録してみてください。
✓注意点:転職エージェントにも差がある
残念ですが、僕の実体験によれば、やっぱり転職エージェントにも差があります。
いいエージェントは、こちらの期待を理解して求人提案してくれます。
でも、いまいちなエージェントは、一方的に投げつけてくるだけです。
そのため、転職エージェント選びは大切です。
最適な転職エージェントの選び方については、こちらの『【転職準備】最適な転職エージェントの選び方ポイント3選【実践的な情報です】』にまとめていますので、転職サイトに登録したあとでもいいので、必ずご覧くださいね。
市場価値はすぐに高められる
もし思った求人提案がなくても、諦めないでください。
市場価値はすぐに高められます。
もう一度、僕のキャリアを見てください。
僕の場合、以下のような知識や経験が必要とされたからこそ、転職することができました。
コンサル:M&Aの知識・経験
5大総合商社:国内・海外の税務知識、M&Aの経験
大手金融機関(企画部門):国際税務の知識、自ら課題解決する力
のんびり海外生活:国際税務の知識・経験、大手企業での経験や信頼
つまり、いま必要とされる知識や経験がなくても、これから身に付ければすぐに市場価値は高めることができるんです。
しかも、市場価値が高ければ景気ってそこまで影響ないんです。
僕のここまでのキャリア、実は世界的金融危機やリーマンショックの影響を受けながらの結果です。
つまり、いつでもどこの企業にも一定の需要はあって、市場価値さえ高ければ必要としてもらえるんです。
✓学歴で勝てないなら経験でカバー
いま振り返ると自分でも驚きますが、僕のキャリアでは強力なライバルたちがいました。
彼らはみんな、僕よりもかなり良い学歴を持っていました。
学歴という武器に対抗するために僕が持っていたのが、経験という武器です。
経験は、今からでも、いくらでも得ることができます。鍛えることができます。
「あんな大手企業むりだよぉ~」と思わずに、自分の市場価値を上げることにフォーカスしてみてください。
自分の市場価値を高める方法
結論は、「ニーズの高い分野で働くこと」です。
今後ニーズがなくなる分野は避けるべき
当然ですが、ニーズがなくなる分野が分かって入れば、当然に避けるべきですね。
例えば、税理士業界でいえば「単純な計算作業」となる分野です。なぜなら、こういった分野は今後AIに仕事を奪われてしまう可能性があるからです。
どの業界にもニーズが高い分野はある
巷では色んなことが言われていますが、「本当にゼロになっちゃう業界・職業」なんてほとんどありません。
例えば、こちらの記事「AIに負けない税理士・経理人材になるには事務所選びが全て【やる事は2つ】」に詳しく記載していますが税理士業界だってニーズが増えている分野があります。
まずは「自分の置かれている状況」が分かったんだから、今後ニーズが減っていく分野にいる人は、ほかの分野に乗り換えて効率的にいけば、環境は大きくかわっていくはずです。
今回は以上です。
✓会計士や税理士、経理のおすすめ転職サイトまとめ
✓特徴ごとのおすすめ転職サイトまとめ(市場価値のチェックにどうぞ)
THE END