『税理士試験に合格するには10年くらい必要って記事をみたけど…それは無理、辛いなぁ。勉強を始めるにあたって注意すべきこととか、知っておくべきことってあるかな。あと、早く合格するための勉強法を知りたい』
こんな悩みにお答えします。
✓この記事の想定読者
・税理士試験の受験生
・これから税理士試験に挑戦する人
・試験になかなか合格できずに困っている人
こんにちは、税理士のまぐすです。
この記事では、「税理士試験合格のために知っておくべきことと、効率的な勉強方法」というテーマで紹介していきます。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、新卒で入社した4大税理士法人で働きながら、勉強期間約2年半で税理士試験を終えました。
業界の中でもBig 4税理士法人はかなり忙しい環境。そんな中でも合格できた勉強法を紹介します。
今回紹介する勉強法は、同じく4大税理士法人で忙しく働きながらも合格した、多くの仲間たちもやっていた勉強法なので、効果は保証できます。
この記事を読めば、以下のようなことがわかります。
✓この記事から分かること
・ 税理士試験を勉強する上での基本方針
・ 最短合格のための必須勉強法
・ どうすればモチベーションを維持できるか
それでは、解説していきますね。
📓もくじ
税理士試験の勉強をする上で大切な事は1つだけ
税理士試験の勉強をする上で、大切な事は1つだけです。
それは、とにかく早く合格できる方法を選ぶということ。
迷う必要は一切ありません。とにかく、早く合格することだけに集中してください。
この考えがなぜ大切なのかを、解説していきます。
理由①:モチベーションが続かない
近年では、税理士試験を勉強してから合格するまでの期間が、平均して10年超とも言われています。
さらにこの数字、結局合格できずに諦めている人が含まれていない数字です。
10年間の資格の勉強期間、皆さんはどう感じますか?
僕にはとても耐えられません。モチベーションが続かない、、、
どんなに辛抱強い人でも、10年間毎年、全力で試験に挑める人はほとんどいないのではないでしょうか。
その間にも、勉強仲間たちは合格し、試験に合格した後輩たちは出世し、自分は毎年予備校に高いお金を払っている。
早く合格するに越した事は無いですよね。
※モチベーションの維持が難しい人は、こちらの記事も確認してみてくださいね。きっとこの先どんな世界が待っているかがわかり、モチベーションが上がりますよ!
理由②:試験内容が難しくなってきてる
近年、毎年のように大きな税制改正が行われています。どんどん日本の税法は複雑化しているのです。
例えば法人税は、ビジネスのグローバル化が進むにつれて、特に国際税務の分野でより複雑な制度が設けられています。
相続税においても、富裕層が海外に資産を移すことに対しての手当てがなされるなどが近年では大きな改正といえます。
さらに所得税でも、副業を行う人が増えたり、フリーランスが増えたりと、稼ぎ方の多様化が進んでいるため、それに対応した制度が新たに設けられています。
このように、毎年のように人生が複雑化されているため、今後もますます試験の内容が複雑化することが見込まれます。
理由③:実務の方が大切
悲報ですが、試験勉強で得られる知識は実務からすればごくごく一部です。
実務では、わかりやすいビジネスの説明や、しっかりと計算された基礎数値が、事前に与えられることはありません。
試験で求められる知識は、あくまで基礎の基礎。早めに合格して、実践で生きる知識に変えてあげましょう。
例えば、Big 4税理士法人の業務内容については、以下の記事にまとめています。こちらも読めば、実務のイメージをもってもらえると思います。
最短合格のための必須勉強法
最短合格のために必要な、超効率的な勉強方法を解説します。
税理士試験は、最難関の国家資格の1つに数えられているので、様々な勉強方法、様々な意見があると思います。
ですが、ここで説明する方法は、僕が知る限り最短で合格するためのもっとも効率的な勉強方法です。
予備校は必須
断言します。最速で合格するためには予備校は必須です。
時折、経済的な問題や、予備校に通うのがめんどくさくて、市販の教材や大学の授業だけで済ませようとする人がいます。
よほど何回も受験したほどことがある人を除けば、最速で合格するためには予備校には必ず通いましょう。
予備校に通うことは、以下のようなメリットがあるからです。
・ ライバルが多いからモチベーション維持
・ 試験内容に関する最新情報が集まっている
・ いつでも質問できる環境がある
したがって、予備校での勉強を基礎すべきです。
最近は『通信講座』もかなりパワーアップしてる
そんな不安がある人は、まずは予備校のパンフレット等で『自分にあった学習方法』を調べてみるのがおすすめ。
リモートワークの普及やネット環境の向上で、いまでは税理士試験も通信講座で勉強するのも一般的。
特に、以下のような人におすすめ。
✓特に通信講座がおすすめな人
・通学を選んだけど挫折しちゃった…
・忙しくて続かなかった…
・授業料が安いと嬉しいな…、
「予備校=通学しなきゃ」と思わず、自分にあった勉強法でOKですよ。
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勉強アプリで補足的に勉強するのもOK
ただし、市販の教材や勉強アプリを補足的に利用するのはありです。
通勤時やちょっとした隙間時間などを有効に利用するために、やる気がある人は積極的に利用してもいいと思います。
なお、僕の周りの若手で使っているのをたまに見かけるのがこちらになります。
ビデオ講座に加え、基本問題、トレーニング、テーマ別演習、実力テスト、理論暗記ツールなどの段階的にレベルアップができるアウトプット学習が充実しており、最適な順番で学べるように学習システムが組まれてますよ。
一般の市販模擬テストにも挑戦しよう
悲報ですが、どの大手資格予備校でも、本試験の問題を見事に当てるのは無理。
たまたま出題予想が当たる年や、あたった科目はあるかもしれませんが、基本的にはハズレます。
そのため、より多くの問題を解いておくことが大事!
いつも解いている問題とは少し違った問題に触れることで、本番で「あれ、こんな問題、予備校で見たことない、、、」となっても、落ち着いて取り組めます。
僕が購入していたのが、『TAC税理士講座
とはいえ、現代では多くの勉強方法があります。通学・Web学習・書籍など、環境や状況によって色んな勉強法が選べます。
自分にあった勉強法を選ぶのは、短期合格の必須条件ですよね。
【様々な受講形態OK】
【短期合格にフォーカスしたWeb学習】クレアール
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会計事務所か税理士法人で働くべき
就職せず専念できる人は別かもしれませんが、早く合格したければ、その科目の知識を必要とする会計事務所税理士法人に転職しちゃってください。
理由は3つあります。
理由①:試験勉強に対する環境が整えられる
会計事務所や税理士法人であれば、税理士試験の勉強に対して理解があるため、勉強時間を確保できます。
事務所によって差はあるものの、例えば試験前の一定期間を試験休暇として休めたり、予備校の日は早めに返してくれたりです。
理由②:増加する理解力が問われる問題に対応できるようになる
近年は、より実務的な知識や理解度を求めるため、実践的なケーススタディ形式の問題が増えています。
試験専念の受験生よりも、明らかに時間がないはずの社会人が合格しやすいのは、このメリットがあるからです。
働いてしまった方が、より実践的な知識が得られます。
理由③:仕事で使った方が覚えられる
1日のうちの多くの時間を費やす仕事。その仕事が勉強に少しでも関連している方が、仕事をしている間でも、試験勉強できていることになります。
例えば、Big 4税理士法人の業務内容については、以下の記事まとめていますので、会計事務所や税理士法人の業務内容のイメージをもつためにも、業界未経験の人は合わせてみてくださいね。
僕がおすすめする税理士業界に強い転職サイトはこちらです。
一旦登録してみて、自分の環境にあった求人があるかどうかリサーチしてみてくださいね。
【リクルートエージェント】|一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人がある最大級の転職エージェント。応募が殺到するため一般公開できない重要求人なども取り扱ってます。職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供なども無料で行ってくれます。
転職なら【doda】
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また、4大税理士法人で働くことに興味がある人は、ぜひ「4代税理士法人それぞれの違いや特徴」について紹介した、こちらのnoteもチェックしてみてくださいね。
▼4大税理士法人に関するnote
4大税理士法人と呼ばれる4つの税理士法人の違いや特徴を、本音や裏話を踏まえて正直にまとめてみました。
4大税理士法人への就職を検討している人は、ぜひご覧くださいね。
なお、大手税理士法人に転職しようとする人の多くが、ホームページから直接応募する人が多い気がします。
転職エージェント経由の方が好条件で転職できるので、ぜひ利用してみてくださいね。
大学院に行け(ただし、ある程度働いてからがおススメ)
経済的に余裕があれば、大学院に行って免除をもらうことがおススメです。
なぜなら、努力すれば2年間で一定の税法を免除してもらえると言う確約があるからです。
期間が決まっているので、モチベーションが維持しやすいです。
実務経験がある人こそいくべき
さらに、僕が大学院をおススメする人は、ある程度実務経験を積んだ人です。
税理士試験では、実務の現場ではネットで調べれば1秒でわかるようなことを、丸暗記して競わせたりします。
ですが、大学院では、そもそもの税法の仕組みや考え方など、学術的なことを学ぶことができます。これは、今後の税理士としてのスキルに直結します。
そのため、実務経験のある人は、積極的に大学院に通うことを検討してほしいと思ってます。
「試験合格者の方が偉い!」は勘違い
そんなことをいう人をたまに見かけます。確かに、試験合格した人であればそういうかもしれません。
ですが、採用担当者として断言します。
試験合格でも、大学院免除であっても、別に差はありません。
なぜなら、上記でも紹介した通り、試験勉強は実務に比べれば基礎中の基礎だからです。
それよりも、実務で頑張ってくれる人柄かどうかの方が数百倍も大切なんです。
ただし、「大学院に行けば楽勝でしょう」と思っている人には、おススメしません。それではでも学べず、単に高いお金を払って資格を買っていることと同じだからです。
試験勉強中はモチベーションの維持がカギ
上記でも説明しましたが、税理士試験に最短で合格するためには、モチベーションの維持が最も大切です。
ここでは、僕がモチベーションを維持するためにおススメする方法を解説します。
結論、『転職サイトに登録すること』です。
登録は無料ですが、それ以外にどんなメリットがあるかについて説明します。
理由①:前向きになれる
転職サイトに登録すれば、以下のようなことがすぐにわかります。
・ どんな科目に合格してて
・ どんな実務経験があれば
・ どのくらいの年収で
・ どういった企業に入れるか
自分の未来にどんな企業が待っているかがわかれば、早く合格したくなりますよね。
早く合格して、憧れの税理士法人や企業で働く自分の姿をイメージして、モチベーションを維持しましょう。
理由②:常に市場価値を把握する
転職サイトに登録すれば、今自分がどんな企業に入れるかが分かります。
さらに、試験に合格すれば、どんな企業に入れるかもわかります。
つまり、自分の市場価値と言うのを図ることができるのです。
今の科目に合格することで、さらには税理士試験に合格することで、これまでの何倍も自分の市場価値が上がることを実感できると思います。
なお、僕がおススメする転職サイトは、以下の記事にまとめています。
すべて無料で利用できる転職エージェントなので、まずは登録して自分の市場価値をチェックしてみてくださいね。
【余談】法人税を勉強した方が市場価値は高い
『市場価値=年収』だとすれば、基本的には大企業や大手税理士法人の方が年収が高い傾向にあります。
つまり、市場価値を最大化するには、そういった大手企業や大手税理士法人が求める人材になる必要があります。
それは、率直に言えば、所得税の知識はほぼ求められてません。あくまで法人税です。
合格した後に、憧れの一般企業へも転職えるようになるかもしれないので、年収を上げたいのであれば法人税を選択することをおススメします。
【リクルートエージェント】|一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人がある最大級の転職エージェント。応募が殺到するため一般公開できない重要求人なども取り扱ってます。職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供なども無料で行ってくれます。
転職なら【doda】
マイナビ税理士
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さいごに
それでは最後に、本記事の大切なことを改めてまとめます。
・ 大切な事は1つ。『とにかく早く合格できる方法を選ぶ』ということ
・ 最短で合格したいなら予備校は必須
・ 受験科目に合った会計事務所に転職すれば合格がぐっと近づく
・ モチベーション維持の方法の1つは転職サイトに登録すること
税理士試験は、本当にタフな試験で、長丁場になる事を覚悟する必要があります。
気持ちはわかります。僕もそうでしたので。
でも、途中であきらめてしまってはそれまでの努力が無駄になってしまいます。
以下の記事に、僕がおススメする転職サイトをまとめています。
こちらに登録して、最後までモチベーションの維持に努めてください。合格すれば、本当に世界が変わりますよ。
なお、転職サイトに登録するときや、実際に就職・転職してみようと思ったときの履歴書や職務経歴書の書き方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まずは気軽に自分にあった求人を探すことから始めてみてくださいね。
今回は以上です。ありがとうございました。
✓税理士試験、自分にあった勉強法を選ぼう
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