税理士試験にチャレンジする人
『長丁場の税理士試験、できるだけ早く借りたいんだけど、何をすればいいのかな…すぐ怒る人と、なかなか合格できない人で、どんな違いがあるのかな。短期合格のために必要なことがあれば知りたいな。』
こんな疑問にお答えします。
✔この記事の想定読者
・税理士試験にチャレンジする人
・税理士試験に短期間で合格したい人
・なかなか合格できずに苦しんでいる人
こんにちは、税理士のまぐすです。
この記事では、税理士試験にチャレンジしている人や、なかなか合格できずに苦しんでいる人に向けて、「税理士試験に短期間で合格するために必要なこと」を紹介します。
✔この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、日商簿記の経験なく簿記論財務諸表論に4ヶ月、他の科目にも一発合格しています。(身バレするので、科目は伏せますね…)
また、勉強を始めた当初は、試験初心者だったので、短期合格する人と、なかなか合格できない人も、研究し尽くしました。笑
合格まで平均10年超とも言われる税理士試験。
しかもこれには「結局合格できず諦めた人」は含まれていないとも、、、
そんな税理士試験だからこそ、正しい戦略と勉強法を知っているかがポイント。
この記事を読めば、税理士試験に短期合格するための「正しい戦略」「効率的な勉強法」「合格のための習慣」が分かり、きっと少しでも合格に近づくことができると思いますよ。
ぜひ最後まで、ご覧くださいね。
📓もくじ
税理士試験の短期合格に必要なこと
まず結論ですが、以下の7つです。
✔税理士試験の短期合格に必要なこと
必要なこと①:環境を整える
必要なこと②:習慣化する
必要なこと③:科目選びは自分で
必要なこと④:間違いノートを作ろう
必要なこと⑤:期限を決める
必要なこと⑥:テストの点数は公表する
必要なこと⑦:スケジュールにはバッファーを設ける
それでは、1つずつ詳しく紹介していきます。
必要なこと①:環境を整える
まず必ず必要なのは、以下の通り。
勉強できる環境を整えること。
税理士試験といっても、環境や状況によって勉強の仕方は様々。
・試験勉強に専念する
・働きながら勉強する
・家事をこなしつつ、スキマ時間に勉強する
税理士試験は、年単位で勉強が必要となる長丁場。
どんな人でも、短期合格するためには勉強に集中するためには、まずは環境作りが大事。
勉強しやすい職場に転職したり、自分の状況に合った学習ツールを選ぶなど、環境作りの方法は様々。
環境作りこそが、勉強の継続につながります。
こちらの記事でも、「税理士業界でのキャリア構築のためには環境が大事」をテーマに紹介していますが、現在の環境を見直すことから始めるのがおすすめですよ。
また、自宅の環境についても見直すのがおすすめ。
最近はテレワークする人も増えていますが、自宅の学習環境についても、集中できる環境を作るのがおすすめ。
僕がおすすめするデスク環境やガジェットなどについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
必要なこと②:習慣化する
長丁場である税理士試験。
「時間が空いたら」とか「土日にまとめて」などでは、効率的な勉強は難しいです。
人の脳は記憶できない
人の記憶って、想像以上に記憶するのが苦手です。
ドイツの心理学者:ヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」。
一度くらい聞いたことあるって人、少なくないかもしれません。
以下は、『無意味な音を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるか』をグラフ化したものです。
出展:留こみ「エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング」
結果、以下ような残酷な事実が分かります。
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・6日後には75%忘れる
思っている以上に、人は記憶できない動物。
習慣化して、「覚える⇒忘れる⇒覚える」を繰り返すことでしか、記憶できないってことですね。
習慣化のためルールを決めよう
習慣化におすすめなのが、「ルール作り」です。
「〇〇の時はこれをやる」「毎日〇〇だけは絶対に見る」などです。
例えば、僕は以下のようなルールを定めていました。
・通学・通勤時は理論暗記
・ランチ後の眠くなるタイミングで総合問題(時間を計って)
・やる気がなくなる夕方頃、まとめて先生に質問
・お風呂の中で、今日間違った問題を復習
『自分の生活や行動』と『勉強』を結びつけると、思ったより習慣化はイージーです。
こうすれば、土日祝日も関係なく、勉強することになりますからね。
まずは自分の生活習慣を見直して、勉強を結びつけてみてくださいね。
必要なこと③:科目選びは自分で
税理士試験の勉強で、最初に悩むこと。
多くの場合、受験科目選びだと思います。
科目は、必ず「自分がなりたい将来像」をもとに、自分で選ぼう。
科目を選ぶとき、いろんな人が、いろんな意見をアドバイスしてくれると思います。
「〇〇は受かりやすいから」「〇〇なら短期間で合格できるよ」などです。
でも、他人に決められた科目だと、集中した勉強が長続きしません。
人に選んでもらった科目や、勉強時間だけで選んだ科目。
そういった科目を、何ヶ月も勉強し続けるのは、かなりハードです。
モチベーション維持のためには、常に「今の勉強が将来にも生かせるんだ」と言う実感が大事です。
まずは、自分が将来なりたい税理士蔵をイメージし、そこから逆算して科目を選ぶのがおすすめ。
NASAや米国国防省、フォーチュン500社のうち62%が導入する自己啓発プログラムを作ったルー・タイス氏。
彼のこちらの本でも、「求めるものを思い描くこと」と「モチベーション」について、以下のように紹介されています。
・「しなければ」という態度でいると、抵抗したくなります。
・建設的なモチベーションは、人生に「求めるもの」を思い描くことを意味します。
・建設的なモチベーションで行動するときには、最終的な結果のイメージを満足感、達成感、喜びの感情と結びつけ、目標達成を楽しみにしています。
科目選びの段階で、短期合格できるかどうかが決まってきます。
合格率や勉強時間だけに惑わされず、慎重に選ぶのがおすすめですよ。
必要なこと④:間違いノートを作ろう
そして、絶対に必要なのが「間違いノート」。
繰り返しですが、税理士試験は『一度解いたこともある問題に、必ず正解すること』で、合格できます。
間違いノートを作るメリットは、以下の通りです。
・一度解いた問題は、すべてできるようになる。
・やりがちなイージーミスに気がつく
・本試験直前、やることが定まるので心に余裕ができる
・本試験で、解くべき問題と無視していい問題がわかる
最終的に、間違いノートは最強の武器になります。
世界に1つだけ、自分だけの最強のテキスト。これをやれば、明らかに点数アップする問題集ですからね。
本番直前は、これをマスターすればいいだけ。
過去の問題集全てをひっくり返す必要もありませんからね。
間違いノートの詳しい作り方については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
必要なこと⑤:期限は「次の行動を決める」こと
どんなことでも言われていることですが、明確に期限を決めるのは大事。
「期限は何となく決めてるけど、、、」という人も、多いと思います。
ですが、期限の決め方にはポイントがあります。
期限は、漠然と時期を決めるのではなく『次の行動を決めること』
期限は、その時が来たら『次に何をするか』を設定するのが一番です。
例えば、以下の通りです。
・次の試験が終わったら転職する
・この科目に合格したら結婚する
・3科目合格したら東京に進出する
実際の行動と期限を結びつけることで、より強く期限を意識することができます。
目標達成に、明確な期限は重要です。
例えば、目標実現系のベストセラーであるこちらの本では、明確な期限を設定することについて、以下のように紹介されています。
期限を決めると、人は前進しないわけにはいかない。
期限までに目標を達成できるように、一生懸命に働くようになる。
期限が近付くと、結果を出すために集中して取り組むようになる。
期限があれば、人はゴールに達成するまでコツコツと前進しつづける。
まずは、「次の行動」を明確に設定してみるのがポイントですよ。
必要なこと⑥:テストの点数は公表する
定期的に行われる予備校での試験。
テストの点数や順位は、必ず誰かに公表するようにしよう。
公表することで、毎回のテストの真剣度がUPします。
毎回のテストの点数や順位を公表することで、テストに対する緊張感がUPし、真剣に取り組めるようになります。
公表する相手は誰でもOK。
家族でも、試験仲間でも、同僚でも大丈夫です。
毎回のテストに真剣に取り組むことで、多くの学びがあります。
例えば、以下の通りです。
・試験慣れする
・よくやるイージーミスに気が付く
・時間配分が分かる
・やるべき問題・時間をかけるべきじゃない問題が見えてくる
テストの返却を受けて、『あ~これ時間あれば解けたのに』『ここミスっちゃったけど、いつもなら大丈夫っしょ』といって軽く見過ごしている人、少なくないと思います。
税理士試験の合否を分けるのは、そういった単純なミスをいかに無くすかです。
毎回のテストを軽視せず、すべてが本番のつもりで挑むことで、合格に近づいていきますよ。
必要なこと⑦:スケジュールにはバッファを設ける
毎日の勉強スケジュールをきちんとこなすコツ。
それは、毎日のスケジュールに必ずバッファを設けることです。
バッファとは、「予備の時間」です。
毎日の勉強を続けるコツの1つが、「予定通り勉強すること」です
とは言え、毎日予定通りに勉強する毎日の勉強を続けるコツの1つが、「予定通り勉強すること」です。
毎日予定通りに勉強することで、多くのメリットがあります。
・小さな達成感が得られる
・勉強の習慣が身に付く
・日々成長を感じられる
ですが、スケジュール通りに勉強を続けるのは、かなりハード。
『急に歓送迎会が入った』『どうしても残業しなきゃいけなくなった』『子供が熱を出した』
いろんな障害があると思います。
だからこそ、1日のスケジュールにはバッファを設けるのは大事。
これは、仕事や勉強の効率を上げるための具体的な方法が掲載されているこちらの本でも、紹介されています。
人は、条件に恵まれたケースを前提として予定を立てようとする。希望的観測に従って生きているのだ。
「5分もあれば着くだろう」「この作業なら金曜までに行けるんじゃないかな」「本気を出せば半年で完成するさ」
ものごとはけっして思うように進まない。万が一に備えてバッファを取り、予定外のことがあってもペースを取り戻せるようにしておくのだ。
資格の勉強も「Web通信講座」が増えてる
「通学を選んだけど挫折しちゃった…」「学校と平行できるかな…」「授業料が安いと嬉しいな…」
そんな人は、まずは予備校のパンフレットなどで『自分にあった学習方法』を調べてみるのがおすすめ。リモートワークの普及やネット環境の向上で、いまでは通信講座で勉強するのも一般的。
場所や時間を選ばず、自分のペースで勉強ができますよ。
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まとめ
さいごに、この記事のまとめです。
税理士試験の短期合格に必要なことは、以下の7つです。
✔税理士試験の短期合格に必要なこと
必要なこと①:環境を整える
必要なこと②:習慣化する
必要なこと③:科目選びは自分で
必要なこと④:間違いノートを作ろう
必要なこと⑤:期限を決める
必要なこと⑥:テストの点数は公表する
必要なこと⑦:スケジュールにはバッファーを設ける
一つでも「これ試してみよっかな」と思うものがあれば、ぜひ1ヶ月でもいいのでトライしてみてもらいたいと思います。
きっと、1歩でも合格に近づくと思いますよ。
今回は以上です。またぜひ、次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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