転職しようと思っている人
『転職しようと思って、とりあえず履歴書とか作ってみようと思うんだけど、、、志望動機ってどういう感じで書けばいいのかな?上手く書くためのコツとかあれば教えてほしいな。』
こんな疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・転職しようと思っている人
・転職サイトに登録しようか悩んでいる人
・将来やキャリアが不安な人
こんにちは、税理士のまぐすです。
この記事では、4大税理士法人・5大総合商社・大手金融・海外とキャリアを描いてきた経験をもとに、「志望動機に悩んだときの対処法」をテーマに紹介していきます。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、4大税理士法人・5大総合商社・大手金融・海外とキャリアアップしてきました。
また、これらの企業では採用担当もしてきました。
その他にも、外資コンサル・役員ポジションなどでの内定も頂きましたので、詳しくはこちら「プロフィール」をご覧くださいね。
この記事では、履歴書や面接での志望動機に悩んだときの対処法を6つ紹介します。
この記事を読めば、採用担当者が思わず興味を持ってしまうような志望動機が書け、さらに、面接でも盛り上がれる志望動機が書けるようになると思いますよ。
転職成功のために、少しでも役に立てれば嬉しいです。
それでは、紹介していきますね。
📓もくじ
はじめに
早速、対処法を紹介したいところですが、まずは転職活動についての志望動機の重要性をおさらいさせてください。
いざ転職しようかと思ったときに、初めにぶつかる壁が志望動機かもしれません。
特に、転職が初めてという人にとってはとても難しいかも。
新卒の場合、正直にいってあまり差がありません。なぜなら、みんな持っている情報は同じで、大抵の場合は、インターネットかその会社で働いている先輩に聞くかです。
従って、よほどリサーチをサボらなければあまり差が出ないのです。
転職の場合の志望動機は、就活のときとは違います。
一方、転職の場合は少し違います。
将来のポテンシャルではなく、あなたが既に持っている知識・スキル・経験をどう生かして会社に貢献してくれるか、その意思があるかが最大の関心ごとだからです。
ずば抜けた才能を持っている人へは、すぐに成果を出すことを期待します。
ただ、企業側は、一般的には以下のようなことを転職希望者に期待しています。
✓企業が転職者に期待すること
今の知識・経験を生かしつつ
→自己成長し
→長期的に会社に貢献すること
これを実現してくれるかどうかがポイント。これらを実現してくれそうだなと思った時に、企業はあなたを採用します
つまり、かなりのコストを掛けて採用するんですから、「長期的に会社に貢献してくれるかどうか」がポイントで、「長期的に」を判断する根拠となるのが「志望動機」だからです。
このポイントを踏まえた上で、転職時の志望動機に悩んだときの6つの対処法について解説していきます。
対処法①:企業側の立場に立って考えてみる
まず、必ずやってほしいことは「企業側の立場に立つ」ということ。
つまり、自分が採用担当になったつもりで考えてみることです。
企業の側の立場に立って考えてみる事は、「どんなことを伝えれば採用担当者に響くか」「どんなことを言えば興味を持ってもらえるか」を理解できます。
「志望動機を質問する意図」を考えてみよう
企業の立場に立ってみたとき、最初に考えて欲しいことが、なぜ企業があなたに『志望動機』を質問するかということです。
企業が志望動機を質問する意図は、主に次の2つです。
① 応募者の熱意を、自分の上司に伝えるため
② 最適なポジション、配属先を見つけるため
以下では、それぞれについて説明しますね。
① 面接官があなたの熱意を上司に届けるため
まず知っておいてほしいことがあります。それは以下です。
最終面接以外、面接官は人事権をもった最終決定者ではない
彼らは、「あなたを採用すべきだ」と、最終決定者である上司を説得する必要があります。
そのため、やる気や特徴・長所など、その面接官が自分に代わって上司を説得するだけの好印象、好材料を与えてあげなければなりません。
特に彼らは、志望動機から以下の3つを確認していることが多いです。
✓志望動機から確認している事項
・やる気は感じられるか
・長く働いてくれそうか、
・ネガティブチェック(テキトーなことを言ってないかなど)
したがって、あなたは志望動機から以下が伝わるように意識してみましょう。
✓志望動機を準備する際に意識すべきポイント
・あなたのやる気
・あなたのキャリアビジョン
・本当にその企業に転職したいと言う気持ち
② 最適なポジション、配属先を見つけるため
志望動機を質問する理由の2つ目は、最適なポジションや配属先を見つけるためです。
企業としては、スキルや経験を最大限に活かしつつ、長期的に働いて欲しいと考えています。
したがって、志望動機から以下のようなポイントを把握しようとしています。
✓企業が志望動機から把握しようとしているポイント
・この企業に入って何をしたいか
・何を実現したいか
・将来どうなりたいか、どうなっていたいか
企業は、これらを把握することによって、最適なポジションや配属先をイメージし、これまでの実績や知識、スキル、そして経験が当てはまるかどうかを考えます。
もし、最適なポジションや配属先がイメージできなければ、その人を採用することに確信が持てません。
そうなると、その人の上司を説得することは難しく、合格は遠ざかってしまいます。
対処法②:知識や経験、実績を紙に書き出してみる
対処法の2つ目は、今すぐにでもできることです。
これまでの経験やスキル、実績を、とにかく紙に書きまくってみること
これは、「あなたがなぜその企業に貢献できると思ったか」を明確化するための方法です。
その企業に興味を持ったと言うことは、少なからず以下のようなことを思ったからだと思います。
『この企業に応募してみよう』
『この企業なら入れるかもしれない』
『この企業でがんばってみたい』
つまり、自分の知識や経験・スキルを生かせると少しでも思ったはず。
自分自身が、どのような知識や経験、スキルを活かせるのかを明確に、具体的に説明できる事は、採用されるためには非常に重要。
なぜなら、面接官も決定権限者に対して、より具体的にあなたのことを推薦できるからです。
ですが、この点を整理する前に志望動機を書き始めようとしてしまうと、ついつい何を書いていいのかわからなくなりがちです。
まずは一度、志望動機を書き出すことをやめて、あなたの知識や経験、スキルを書き出してみましょう。
そのあとで、そのうちどれがその企業で活かせると思ったのかを考えてみると、志望動機も書きやすくなりますよ。
対処法③:なりたい自分像を書き出してみる
続いておすすめするのが、「なりたい自分像を考えること」です。
なぜなりたい自分像を書き出すことが大切か
「なりたい自分像を考えること」がなぜ効果的か。それは以下の通りです。
「なりたい自分像」が分かれば、そこから逆算し、その求人の魅力的な部分を考えればいいからです。
実は、あなたが将来どうなりたいかと言うのは、面接官にとっては非常に興味深いことなのです。
なぜなら、応募者が将来なりたい自分像と、その企業が提供できる経験やポジションが一致して初めて、その人にとって最適なポジションや配属先を考えることができるからです。
それに、それだけリサーチしてきたと言うあなたの熱意を感じることができるからです。
企業で働くと言う事は、あくまでなりたい自分を実現するための手段でしかありません。
一方で、手段だからこそ、間違うと達成できないと言うことです。達成できると思ったことも、立派な志望動機になります。
なりたい自分像思いつかないときの対処法
なりたい自分像が思いつかない人は、以下のようなことを想像してみてください。
✓まず想像してみるべきこと
① どんな人間になりたいか
② 何を手に入れたいか
③ 誰に何を与えたいか
実現できかどうかは別として、誰しもが心の底では『こうなりたい』『これが欲しい』と言う願望があるもの。
人生の多くの時間を費やす仕事と言うのは、それらの願望を実現するための1つの手段です。
したがって、これらの願望をまずは書き出してみると、それらの願望をこの企業ならどのように達成できるのか思いつくかもしれませんよ。
対処法④:転職理由を書き出してみる
対処法の4つ目は、『今の会社を辞めようと思った転職理由を、紙に書き出してみること』です。
なぜこの方法が対処法になるかと言うと、その企業の強みや特徴を見つけるためです。
ネットではその企業の特徴は分かりにくい
その企業の強みや特徴を見つけようとすると、ついインターネットで調べてしまいがちです。
ですが、残念ながらインターネットでは、なかなか見つかりません。
一般的に、企業の求人情報や、その企業のホームページには、働く人の生の声と言うのはあまり掲載されていません。
もし掲載されているとしても、決してネガティブな事は書いてありません。
つまり、「今の会社では何を達成できないと思ったから転職したいのか」を考えれば、その企業の強みや特徴に照らして、志望理由を書くことができるのです。
今の会社への不満を、そのまま書いちゃダメ
もちろん、今の会社の転職理由は、決して不満を並べてはいけません。
もしそれが本当の転職理由だったとしても、不満だけを並べててしまっては、どこの企業にも採用されないと思った方が良いでしょう。
なぜなら、どこの企業だって、あなたが思う理想的な環境を提供できるとは限らないし、あなたの理想だって常に変わらないとは限らないからです。
もし不満ばっかり持っている人を採用しても、「すぐに辞めてしまうだろうな、、、」と思って、採用しにくくなってしまいます。
したがって、書類に書いたり面接で説明するときには、例えば「やりがいを感じたいから」など、ポジティブな言葉に変えてくださいね。
あなたのポジティブな転職理由と、企業側の強みや特徴の共通点を探して、それをきっかけに志望動機を構築していきましょう。
対処法⑤:難しく考えすぎない
ここまで4つの対処法を説明してきましたが、それでも志望動機が思い付かない人は、もしかしたら「志望動機」自体を難しく考えすぎているかもしれません。
実は、志望動機は思っている以上に人それぞれで、自由に記載することができる項目なのです。
なぜなら、企業側も『そもそも、志望動機と企業の実態は、必ずしも一致していないってことは分かってる』ということです。
その企業で働く人たちは、応募者より何倍も、ネット上でその企業がどんなことを言われているか把握してます。
もちろん、リサーチ不足で当然に知っておくべき情報を知らなかったら、それは単純な応募者の準備不足になります。
しかし、一般的には実際に働いている人の生の声など、企業の内部情報はほとんど知られていないことを、採用担当者も十分に理解しています。
なので、志望動機が必ずしもその企業で働くことの実態に一致していない可能性がある事は、採用担当者も初めからわかっています。
そのため、志望動機を考える際に、「もし『実態はこんなもんじゃない』と思われたらどうしよう」なんて考える必要ないのです。
インターネットなどを駆使して、情報をリサーチし尽くしたのであれば、後は自信を持って書いてしまってOKです。
対処法⑥:転職エージェントに相談してみる
上記5つの方法でも思いつかないのであれば、最後に転職エージェントに相談してみるのが1番良いです。
たいていの転職エージェントは、大企業から零細企業まで幅広い企業を、これまで紹介してきたはずです。
そのため、同じくらいの会社に比べて、その会社がもつ特徴や強みを把握してます。
もし、上記5つの方法でも思い付かないのであれば、転職エージェントに相談し、記載内容が足りないのかどうかや、どういったことを記載すれば良いのか、具体的にアドバイスをもらうのが良いでしょう。
その上でも、転職エージェントを選ぶと言う話、非常に大事になります。
その他にも、転職エージェントを利用するメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
なお、最適な転職エージェントの選び方のポイントについては、こちらの記事に記載していますので併せて確認してみてくださいね。
まとめ
これらが、あなたが転職時に志望動機の作成で悩んだときにとるべき対処法6つです。
いずれの方法も、あなたの将来像と、企業の未来を重ね合わせて、合致していることにフォーカスして話していくイメージです。つまり、あなたと企業が共に成長していくことができるんだ!と言う主張になります。
これらのポイントを押さえて、早速志望動機を作ってみましょう。まずは、転職サイトに登録する際の志望動機を記載してみましょうね。
こちらの記事では、志望動機の書き方や面接対策を行ってくれるような、おすすめ転職サイト・エージェントを紹介しています。
ぜひ自分にあった転職サイト・エージェントを活用して、転職成功につなげてくれたら嬉しいです。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。