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【転職】求人情報に企業の本音がない理由と最適な会社を探すコツ【現役採用担当が紹介】

 

転職に興味がある人

『転職に少しだけ興味あって求人情報とか見てるけど、書いてあることってホントなのかなぁ。求人情報が本音か知りたいな。あと、自分に合った会社の見つけ方とかあれば知りたいな。』

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の想定読者

・転職に興味がある人

・転職で失敗したくない人

・求人情報に不安がある人

 

こんにちは、複数の大手企業で採用担当の経験がある、税理士のまぐすです。

さっそく結論ですが、『求人情報に企業の本音は載っていないことがほとんど』です。

 

この記事の信頼性

この記事を書いている僕は、Big 4・5大総合商社・大手金融とキャリアを積み、現職を含め、それぞれの企業で採用担当もしていました。(詳しくは、こちらのプロフィールをご覧くださいね。)

求人情報には、企業のいろんな考え・思惑が隠されていますよ。

 

この記事では、転職で失敗したくない人に向けて「求人情報に本音が載っていない理由と、最適な企業を見つけるコツ」について紹介します。

この記事を読めば、求人情報に惑わされて転職を失敗することがなくなると思いますよ。

 

求人情報に不安がある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

それでは紹介していきます。

 

求人情報に企業の本音が書いてない理由

 

企業のホームページの求人情報や多くの転職サイトに登録すると、各企業の募集要項が見れます。

でも、募集している企業の本音は、そこには書かれていないことが多いです。

 

理由は、特に以下の2つです。

 

理由①:内部事情がばれちゃう

理由②:応募が来なくなっちゃうかも

 

理由①:内部事情がばれちゃう

 

転職サイトに登録すると、募集している企業の募集要項、つまり募集している背景や目的が見れます。

これは、応募する人だけでなく、登録すれば誰でも見れてしまいます。

 

募集理由や背景は、会社の機密情報です。

 

企業が、人材を必要とすること。

それには、いろんな背景や目的が考えられます。

 

例えば、以下の通りです。

 

・事業拡大による人材重要

・新製品開発に伴うエキスパートの募集

・買収や組織再編による人員整理

 

こういった、企業の戦略に関わるような、重要な背景や目的が隠されています。

 

これが、登録しているすべての人が見えてしまうと、会社の重要な情報が不特定多数に見られてしまうことになります。

 

特に、人気の上場企業や、勢いのあるベンチャー企業では、重要情報の一般開示は、ダメ絶対。

 

興味を持ってエージェントと話したり、実際に応募してみなきゃ、得られない情報です。

 

理由②:応募が来なくなっちゃうかも

 

上記の理由①以外にも、人材を募集する理由は、たくさんあります。

もちろんそれは、ポジティブな理由だけではありません。

 

・大事な人材が辞めちゃった

・病気で欠員が出てしまった

・産休で急に人が足りなくなった

 

こんな感じで、いろんな理由が考えられます。

 

でも、応募者がそれを見たら、ネガティブに捉えて応募しない人も出てきちゃうかも。

 

例えば、病気や退職で急に人が足りなくなったとする。

それをそれだけを見た人は、もしかしたら「この会社、実はブラックなのかも、、、」そう思う人もいるかもですよね。

 

これは、大手企業に限らず、中小企業にも言えること。

会社側に後ろめたい気持ちはなくても、どう捉えられるか分からないので、正直な本音はなかなか書けませんよね。

 

自分にあった求人を見つけるためのエージェントの使い方

 

自分に合った、良い求人を見つけるためのエージェントの正しい使い方。

それは、以下の通りです。

 

受け身にならず、積極的に自分から希望を伝えていくこと。

 

登録だけして、電話で簡単に話して、それで終わり。

これだと、なかなか良い求人は、自分には回ってきません。

 

なお、こちらの記事では『非公開求人を狙うべき理由』を詳しく紹介しています。

 

企業が、あえて「非公開求人」にする理由は、求人情報に本名が書いていない理由の参考になると思うので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。

 

【採用担当が解説】転職するなら非公開求人がおすすめな理由【探し方も紹介】 こんな疑問にお答えします。 ✓この記事の想定読者 ・転職に興味がある人 ・非公開求人に応募しようか...

 

最適な会社を探すコツ

 

「求人情報に本音がないなら、じゃあどうすればいいの?」

こんな疑問にぶち当たると思います。

 

結論、以下の通りです。

 

転職エージェントとじっくり面談すること

 

エージェントの役割は『マッチング』

 

『エージェントって、しつこく紹介してくるだけでしょ?💦』

そう考えている人、少なくないかもしれません。

 

本来の転職エージェントの仕事。それは『紹介』ではなく『マッチング』です。

 

友達から「いい子がいるんだよ」と言って女の子を紹介してもらったり、結婚相談所で、条件に合った男性を紹介してしまう紹介してもらったこと。1度ぐらいあるかもしれません。

 

仲介する人は、『善意』か『仕事』として紹介しますよね。

 

仕事の場合、実際にマッチングして初めて報酬が発生します。

 

そのため、ちゃんとしたエージェントを選びさえすれば、条件に合った企業に出会えますよ。

エージェント側の都合や裏話的なことは、こちらの記事『【転職の方法】転職エージェントは必要?絶対に利用・登録すべき理由3選【必須です】』をご覧くださいね。

 

最適な企業は、自分ではわからない

 

『失敗してもいい。一度はこの会社で働いてみたいんだ!』

そう強く決意できてる人は、挑戦してみるべきだと思います。

 

でも、大体の人は、自分に合った会社を探しているはず。

 

ですが、自分の評価・自分に合った会社は、自分では見つからないのが事実です。

 

例えば、いま流行りのマッチングアプリ。

自分の希望の条件で検索し、写真を見て、せっかくマッチングしても、必ず好きになるわけじゃない。

彼女や彼氏だって、元は「違うかな」と思っても、付き合ってみたら結構うまくいった、なんてことあると思います。

 

『いや、自分のことは自分が一番分かってるでしょ!』

そう思う人もいるかもしれません。

 

ですが、こちらの本で、『誰もが知る著名人でも、自分を正しく評価できていなかった』例を挙げてくれています。


例えば、誰もが知っているこちらの偉大な芸術家たちも、自分の才能や、作り上げた作品の評価は、自分自身ではできなかったということが示されています。

 

・ミケランジェロは、システィーナ礼拝堂の天井のフレスコ画を描くようローマ法王に依頼されたものの、その仕事にまったく興味がわかなかった。自分は画家ではなく彫刻家だと認識

・ニコラウス・コペルニクスは、が太陽を回っているという独自の発見を発表しなかったため、天文学は何十年ものあいだ停滞する結果となった。

・ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による「最高のクラシック名曲五〇選」のリストには、モーツァルトが六曲、ベートーベンが五曲、バッハが三曲あげられていた。ひと握りの傑作を生み出すために、モーツァルトは600曲、ベートーベンは650曲、バッハは1000曲以上を作曲している。

 

 

つまり、自分でもんもんと考えても、実は自分の本当の希望や理想は、違かったりします。

 

企業選びでも詳しい人にちゃんと聞いてみるのが、転職で失敗しないためのポイントの1つです。

 

良い求人はエージェント同士の争奪戦

 

人気企業の求人や、良い条件での求人。

こうした人気の求人は、エージェント同士で争奪戦です。

 

人気の求人は、他のエージェント経由でもすぐ応募がある。だからエージェントはすぐ誰かに紹介しちゃいます。

 

そのため、求人見て悩んでいるだけだと、他の人に取られちゃう可能性も高いです。

 

さらに、良い求人は「非公開求人」となっていて、自分で直接見つけるのはかなりハードです。

理由については、こちらの記事「【採用担当が解説】転職するなら非公開求人がおすすめな理由【探し方も紹介】」で詳しく紹介しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。

 

まとめ

 

最後に、この記事のまとめです。

 

求人情報に、企業の本音が載っていない理由は、以下の通りです。

 

理由①:内部事情がばれちゃう

理由②:応募が来なくなっちゃうかも

 

求人情報だけでは、企業の本音を見抜くのは、かなりハード。

企業の本音が見抜けないと、転職を失敗しちゃう不安もありますよね。

 

だからこそ、徹底的に転職エージェントを使い倒すべき

 

多くの転職エージェントは、無料で利用できます。

転職を失敗しないためには、エージェントととことん話し合って、企業との架け橋になってもらうのがおすすめ。

 

なお、僕がおすすめする無料で利用できる転職エージェントは、こちらの記事で紹介しています。

 

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ぜひ、求人情報に惑わされず、理想の転職を実現させてくださいね。

 

今回は以上です。ぜひまた次の記事でお会いしましょう。

ありがとうございました。

 

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