税理士試験に興味がある人
『税理士試験にチャレンジしようか悩んでるんだけど、お金もかかるし忙しくて通学もきつい、、、市販テキストとかで独学でも合格できるかな?』
こんな疑問にお答えします。
✓この記事の想定読者
・税理士試験に興味がある人
・独学でチャレンジしようか悩んでいる人
・税理士試験の勉強代を安く済ませたい人
こんにちは、Big4・5大総合商社・大手金融・海外とキャリアを歩んできた、税理士のまぐすです。
この記事では、税理士試験に興味がある人に向けて『税理士試験は独学で合格できるか』をテーマに紹介します。
✓この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、2月後半からの約5ヶ月で、簿記論と財務諸表論を一発合格、税法も一発合格できました。
また、働いていた4大税理士法人では、自分だけでなく、忙しいながらも合格していた多くの仲間たちを見てきました。
何年もかかる税理士試験。勉強代もバカになりません。
そのため、忙しいし勉強代も安くしたいので、市販のテキストなどを使った独学を検討する人もいると思います。
ですが、僕の結論はタイトルの通り、税理士試験に“完全独学”はおすすめしません。
その理由と根拠を、詳しく紹介します。
この記事を読めば、①市販テキストでの完全独学での合格が難しい理由、②勉強代を安くする方法、③忙しい人でも効率的に勉強する方法、が分かります。
それでは、紹介していきますね。
📓もくじ
完全独学をおすすめしない理由とその根拠
それでは、おすすめしない理由を紹介していきます。
具体的には、以下の3つです。
✓完全独学をおすすめしない理由
理由①:税理士試験は『相対評価』
理由②:少数派の『完全独学』は不利
理由③:出題予想は毎年変わる
以下では、上記3つについて詳しく紹介していきますね。
理由①:税理士試験は『相対評価』
そもそも税理士試験は、『相対評価』。
つまり、例えば日商簿記のように「○○点以上で合格」ではなく、「上記○○%(または〇〇名)が合格」といったもの。
『相対評価』の場合、それに応じた勉強法があります。
そう思う人も、いるかもしれません。
国税庁によると、税理士試験は以下の通り、「60%くらいの正解で合格」とされています。
出展:国税庁ホームページ「税理士試験の概要」
でも、実際にはちがいます。
以下は、国税庁が発表した令和元年の試験結果。
どの科目も、受験者の10%くらいが合格していることがわかります。
出展:国税庁ホームページ「令和元年度(第69回)税理士試験結果」
上位10%くらいが合格する相対評価なので、できない問題があってOK。戦略的な勉強が大事です。
相対評価なので、仮にできない問題があってもOK。
とにかく人より1問でも正解数が多ければ、合格できる試験です。
みんなができない問題に、いくら時間を費やしたところで、合否に影響ないかもです。
そもそも、税理士試験は膨大な時間と勉強量が必要。
贅肉を減らして、ムダなく勉強を進めるのがおすすめですよ。
理由②:少数派の『完全独学』は不利
上記の通り、税理士試験は相対評価。
そのことから、以下のことが言えます。
配点が公表されない税理士試験。「捨て問題」=「誰も解けない問題」です。
「捨て問題」=「誰も解けない問題」
税理士試験は、配点が公表されません。
そのため、配点がくるかもわからない「誰も解けない問題」に時間を費やしても、人より点数が高いとは限りません。
そう思う人もいるかもしれません。
確かに、“その問題に必ず配点があるという保証があれば”そうかもしれません。
でも、実際には公式な模範解答や各問題への配点は公表されていません。
そのため、多くの人が解いたこともある問題をミスなく必ず解けるようになることが、合格の最大のポイント。
「誰も解けない問題」以外に、どこで差がつくかと言うと、「解いた経験のある問題を、確実に正解できるか」です。
『完全独学』は不利
上記の通り、合格のためには「他のみんなが解いたことがある問題」を、確実に正解すること。
予備校や通信講座で対策している中、他の人と違った問題ばかりをやっていると、合格が結構ハードになります。
これは、大学受験で“赤本”を解かないのと同じくらい危険。
そのため、市販のテキストとかだけだと、受験者のみんなと解いている問題が違ったり、力を入れるべき項目がわからないなど、、、
相対評価の試験で、みんなと違うことをやるとハードモードになりますよ。
理由③:出題予想は毎年変わる
本試験の出題予想・傾向、これは毎年変わります。
理由は、毎年の税制改正が本試験の1つのトピックになるから。
税制改正は、毎年行われます。
12月に税制改正大綱(改正案)が公表され、3月の3月:国会で可決されます。
そして、基本的には翌年または翌々年から施行されます。
税理士試験では、これからの税理士業界を牽引する受験生のため、改正がなされるようなトピックス性の高い分野について、本試験で出題されます。
こうした出題可能性の高い分野は、実務においても、高度な理解が求められます。
独学だけでは、他の受験者と情報量に圧倒的な差がついちゃいますよね。
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独学を始める前に知っておくべきこと
上記の通り、独学での合格はかなりハードモード。
とはいえ、「費用が高い」「時間がない」を理由に、独学を検討している人も少なくないかもです。
そこで以下では、「費用が高い」「時間がない」という人に向けて、独学を始める前に知っておくべきことを紹介します。
オンライン講座なら1/3の費用でOK
まず、「予備校だと費用が、、、」という人に向けて。
オンライン講座なら、通学の約1/3くらいの費用で勉強できます。
以下の表は、税理士試験合格までに必要な費用を、『①通学型(5科目)、 ②通学(3科目)+大学院、③オンライン講座(5科目)』それぞれの費用をシミュレーションした表です。
通学に比べて、オンラインなら大体1/3くらいで勉強可能。
授業料と通学費を、大幅に減らせますよね。
詳しくは、こちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
忙しい人が「勉強効率」をUPさせる方法3選
こちらの記事「税理士試験合格に必要な勉強時間の目安と注意点【現役税理士が具体的に紹介】」でシミュレーションしている通り、税理士試験は1科目で約1,000時間の勉強が必要。
そのため、できるだけ効率的に勉強できるように工夫するのが合格のためのポイント。
僕がおすすめする効率UP方法は、以下の3つです。
✓勉強効率UPの方法
方法①:正しい勉強法
方法②:間違いノートを利用
方法③:生活にあった学習方法を選ぶ
まず1つ目「方法①:正しい勉強法」は、当然ですよね。
上記の通り、税理士試験は「勉強量が多い」「長期間」「相対評価」といった特徴があるので、正しい勉強法がかなり大事です。
正しい勉強方法については、こちらの記事「【勉強法】資格試験に短期合格するためにまずすべきこと【TOEICや税理士試験の実体験】」で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
そして2つ目「方法②:間違いノートを利用」。
正直、間違いノートは最強の武器です。これまでの受験や資格勉強で、間違いノートを作ったことがない人は、ぜひ勉強を始めたときからコツコツ作り始めてみてくださいね。
税理士試験のときに活用した間違いノートの作り方は、こちらの記事「【資格試験に】間違いノートの作り方と注意点【TOEICや税理士試験に最適】」で具体的に紹介しています。
そして最後が「方法③:生活にあった学習方法を選ぶ」です。
税理士になるためには、「通学」「大学院」「オンライン講座」といった勉強法を、自分の生活にあわせて上手く組み合わせるのがポイント。
特に、オンライン講座については、ネット環境やIT技術が進んだ現代では、自分の生活時間にあわせて効率的に勉強できるので、“New Normal”といえる勉強法かもですよ。
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なお、「大学院も悩むなぁ、、、」という人は、ぜひこちらの記事「【税理士試験】試験合格vs大学院免除どちらを選ぶべきか【元Big4税理士が紹介】」もチェックしてみてくださいね。
まとめ
税理士・会計事務所への転職専門のエージェント『Hupro(ヒュープロ)』。
特に、経験者のキャリアアップに繋がる求人が多いため、次のステップを目指す人におすすめ!
自動マッチングツールもあるので、まずは登録して求人情報をチェック!
さいごに、この記事のまとめです。
完全独学をおすすめしない理由は、以下の3つです。
✓完全独学をおすすめしない理由
理由①:税理士試験は『相対評価』
理由②:少数派の『完全独学』は不利
理由③:出題予想は毎年変わる
また、勉強効率をUPさせる方法は、以下の通りです。
✓勉強効率UPの方法
方法①:正しい勉強法
方法②:間違いノートを利用
方法③:生活にあった学習方法を選ぶ
特に、「予備校の費用が高いなぁ、、、」「時間がないからなぁ、、、」という理由で独学を考えている人は、一度オンライン講座を検討してみるのがおすすめです。
今では“New Normal”ともいえるオンライン講座なら、月々5,000円くらいから始められるし、忙しい人でもスキマ時間を活用できます。
お金や時間を理由に、ハードゲームに飛び込むのはもったいない。
ぜひ、まずは小さくでもOKなのでチャレンジして、目標を達成してくださいね。
今回は以上です。また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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